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「どうしてできないの?」と言ってはいけない理由と、代わりの言葉

指導法

どうもこんにちは。佐々木(@kateikyo_megumi)です。

親御さんからこんな質問がありました。

子どもが勉強をしなくなってしまいました。勉強を私が教えていたのですが、思わず「なんでできないの」と言ってしまって、喧嘩になり、「もう勉強なんかしたくない」と…。

こういう時、どうしたらよかったのでしょうか。

 

子どもに勉強を教えるのは骨折りな仕事です。イライラしてしまうこともありますよね。でも、こういう時に、「どうしてわかんないの?」「どうしてこんなこともできないの?」という言い方は絶対にダメです。この言葉はいう側が思っている100倍以上は威力のある言葉だからです。

この記事では、「なんでできないの」と言ってはいけない理由と、代わりになる言葉を解説します。

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「どうしてできないの?」はトラウマを植え付ける

「どうしてできないの」と言ってはいけないのは、相手に強烈なトラウマと自責の念を植え付けるからです。

「なんでできないの?」は百害あって一利なし

これはある生徒さんが私にしてくれた話です。体育祭の練習で、クラスの女子みんなでダンスの練習をしていたそうですが、その子はダンスが苦手でした。そこで教える役の子がこう言ったそうです。

「なんでできないの!?」

これを言われたことで嫌になって、数日学校を休んでしまったそうです。

その教える役の子もプロじゃないし、それ以前に人間だから、なかなかできない子がいたらイライラするのも無理はないです。でも、「どうしてできないの」と言うことで得られるメリットはありません。あるとすれば言った人のイライラをほんの少し解消できること程度です。

本来の目的である「皆がダンスを覚えて踊れるようになる」状態には近づかない。それどころか、大きくやる気を削いでしまいます。

「早く覚えてよ」
「どうしてできないの?」

勉強であれ運動であれ仕事であれ、これを言われて「よし、頑張ろう」と思える人はいません。相手の心に深い傷を残します。

教える立場に立ったとたん、視点が変わってしまいます。少し油断すると、教わる側だった頃の苦痛や悲しみを忘れてしまう。考えもなく「覚えてよ!」と言いたくなる。気持ちはわかりますが、言っても良いことは一つもありません。

「なんで」「どうして」という言葉は威圧的

そもそも「なぜ」とか「なんで」というWhy系の質問は「デンジャラスクエスチョン」と呼ばれるくらい危ない質問です。「なぜ」「なんで」という言葉が出る時というのは「理由を聞く時」ですが、だいたい叱る時に使われる言葉です。その言葉を持ってきて「なんでできないの」というのは、相当恐ろしいことなんですね。

参考記事: 「なぜ」「なんで」と聞いたら嫌われる理由

「なぜ」「なんで」と聞いたら嫌われる理由
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「なんでできないの?」に代わる言葉

教えてもできない人にはイライラしますが、「なんでできないの」を言わないために、言いたくなった時は代わりにこの言葉を使ってみてはどうでしょうか。

どうしたらできるようになりそう?

それは「どうしたらできるようになりそう?」です。

先ほど書いたようにWhy系の疑問文は怖いです。相手は「攻撃された」と感じて防衛を始めます。だから、WhyではなくHowに置き換えて「どうしたらいいかな」と聞くことがポイント。

「どうすれば」と聞いてあげることで相手も「どうすればいいんだろう」と前向きに考えることにつながります。

その上で「練習量が足りないからもっと練習してくる」になるかもしれないし、「ここがどうしても苦手で、もう一回だけ教えてほしい」になるかもしれない。責めるニュアンスなしで相手に考えてもらうことができます。

何が障害(ハードル)になってるの?

「何が障害(ハードル)になっているの?」という聞き方も有効です。「なんでできないの?」という言葉は理由を聞くためにいうのかもしれませんが、もう怒っているようにしか聞こえないんです。

本当に文字通り「何が理由でできないのか」を問いたい場合は「何が障害(ハードルになっている?」「何につまずいた?」などのように聞いてみることがポイント。

そうすれば相手も「責められた」とは感じずに、困っていることを打ち明けてくれる可能性が高いです。

「どうしてできないの?」と言わないための心持ち

そして、「なんでできないの?」と言ってしまわないための心持ちも紹介します。

一つの方法にこだわらない

一つの方法にこだわらず、他の方法も試してみては。自分が知っている方法がすべてではありません。指導をすると、どうしても自分の成功体験を語りたくなるものですが、同じ方法で他の人も成功できると考えるのはおこがましいこと。

「この服、私にめっちゃ似合ったからあなたにも着てほしい!」なんて言われたらどうですか?きっと困りますよね。だって顔も体型も好みも違う。これと同じことだと私は思います。

柔軟に考える

自分に似合う服が相手にも似合う・・・それはとんでもない勘違いです。
でも、教える立場に立ったとたん、人はそれを忘れてしまうもの。

では、相手には何が似合うのだろう?スカート?パンツ?濃い色?淡い色?

ちょっと立ち止まって考えることが大切だと思います。

専門知識を持つ

「多分あなたに似合うのはオレンジだよね、なんとなくそんな気がする」

それはそれでいいのかもしれません。でも、感覚的なことだけでなく、「こういう理屈であなたにはこの方法がいいと思う」ここまで言えると良いですね。

一緒に考える

奇数と偶数、どちらがどちらかを覚えるためにいい方法はないだろうか?どうしたら覚えやすいのだろう?そもそも、この子はどこで引っかかっているのだろう?そんなことを一緒に考えてみてください。

「なぜできないか」感情的に怒鳴るよりも、「なぜできないのか」を冷静に考えるほうがヒントが得られるし、「どうしたらできるのか」を考えるほうが、相手も傷つかないし、いいアイデアが出そうです。

押し付けない

いろいろな案を持っていても、それを「あなたには絶対これ!」と押し付けたら全く意味がありません。いくつか選択肢を用意して、相手に自分で決めてもらいましょう。

「自己決定の法則」といって、誰かに強制されるよりも、自分で決めたことのほうが実行に移す確率が高いという法則があります。

選択肢をいくつか提示して、決めてもらえるように促せれば完璧!と思っています。

イライラしない

イライラしないようにすること、これは一番シンプルで一番難しいかもしれません。教える時にはできるだけフラットに、感情をぶつけないようにする。

相手がなかなかできないことに対して、イライラしたり怒りをぶつけたくなっても、それを出さない、見せないように努力しましょう。

感情をぶつけたら、自分はすっきりするかもしれないけれど、相手はやる気をなくしますし、不信感にもつながります。他でイラつくことがあったとか、教える時に私情を持ち込むのは最悪です。

もし「今日はイライラして教えるのは無理だ」と思うなら、「ごめん今日は無理」と相手に行っても良いです。他の人に代わってもらうのも良いです。

教えるというのはとっても大変な仕事なので、「イライラするときは人に教えない」というのも一つの手です。

まとめ

  • 「どうしてできないの」は百害あって一利なし
  • いろいろな考え方があることを理解する
  • イライラする時は「教えることをやめてもいい」

イライラすると言いたくなる「なんでできないの?」。

これは言われた人は確実に落ち込むキラーワードです。人にされて嫌なことは、絶対にしない!これを言いたくなったら「いろんな人がいるから」と思うことが大切ですが、イライラした時、どうしようもない時は教えるのをやめても、人に代わってもらってもいいです。教わる側の心を守ることも大切ですが、教える側の人の心の健康もとっても大切。イライラしたら、この記事を思い出してくださいね。

 

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