もうイライラしない!子どもに勉強を教えるコツ

指導法

こんにちは。佐々木(@kateikyo_megumi)です。

子どもから学校の勉強でわからないことについて質問をされたり、宿題を見てあげたり、勉強を教えるようなシチュエーションは、きっとどこのご家庭にもありますよね。

しかし、親御さんと話していると、「子どもに勉強を教えたいけれど、教えられない」という話をよく聞きます。

 

私は勉強を教える仕事をしてそこそこ長いですが、最初のうちは教えるって本当に難しいな…と思ったものでした。そして今でも家族に何かを教えるのは難しいと感じています。

しかし、やっていくうちに、「教え方にはコツがある」ことがわかりました。コツを掴んでからは誰に対してでも教えることがデキるようになりました。

 

そこで今日は、子どもに勉強を教えるコツをご紹介します。

なぜ子どもに教えるのは難しいのか

子どもに勉強を教えるのが難しい理由

子どもに勉強を教えるのは難しい?

子どもに勉強を教えるのが難しいのはなぜでしょうか?

「そもそも教え方がわからない」という理由もあるでしょうし、子どもが大きくなると学習内容も高度化して「難しくて教えられない」というのもありますよね。

 

さらに、親子だとよくあるのが「子どもの勉強を見ているとイライラする」という声。距離が近すぎるぶん、親は過度に期待をしてしまうし、子どもは甘えてしまうしで、なかなかうまくいかないものです。

 

このように、多くの親御さんが「子どもに勉強を教えるのは難しい…」と感じています。

子どもに勉強を教える時の心構え

子どもに勉強を教える時の心構え

子どもに勉強を教える時の心構え

まずは勉強を教える際の心構えをご紹介します。

過度に期待しない

子どもを信じるのはとても大切なことなのですが、勉強を教えるときは、「これくらいはできるだろう」みたいな考えは脇においておきましょう。

期待値はできるだけ下げておいたほうがいいです。

「1回言えばわかるだろう」と期待していると、1回言ってうまくいかなかったときにイライラしてしまいます。

「10回言えばわかるだろう」と考えていれば、3回言ってわかってくれればとても嬉しいですね。教えるときはこれでもか!と思うくらい期待値を下げておきましょう。

決してバカにしているわけではなく、教える側がイライラしないための防衛策です。

否定しない

勉強を教えていると、子どもができるようにならなくてイライラしたり、失望するかもしれません。「あんたはバカね!」なんて言わないでくださいね!口が裂けても言わないでくださいね!

 

それから、「なんでできないの!」もほぼ否定語です。

これらの言葉を言われると子どもは傷つきますし、勉強を嫌がるようになってしまいます。

 

人と比べない

勉強中に、他の人と比べないようにしましょう。

よくあるのは「お兄ちゃんはすぐできたのに」と、きょうだいと比べてしまうこと。

優秀な親御さんだと、「自分が学生の頃はこれくらいできたのに…」と過去の自分と比べてしまうこともありそうです。

比べて、「自分とは思考の仕方が違うんだ」と気付くのはとてもいいことなのですが、「私はコレくらいできた」みたいな言い方は誰も得しないので気をつけてください。

ほめる

教える際に、褒めることはとても大切です。

ほめるときも、誰かと比べたりしないでください。

誰かと比べずに、お子さん本人と比べてあげるといいですね。「昨日よりできるようになったね」と、過去のお子さん本人と比べて「ここが良くなった」という点を伝えてあげましょう。

関連記事:子どもの勉強に効果のあるほめ方、逆効果のほめ方

一歩引いて見る

子どもに勉強を教えるときは、「できるようになってほしい」「できるようになるはず」という気持ちから、力が入りすぎてしまうものです。

 

第三者が勉強を教えられるのは、余計な力を抜いているからにほかなりません。第三者だからできることかもしれないですね。

 

自宅で勉強を教える際は、力の入れすぎに注意して、時には一歩引いて「見守る」ようにしてみてください。

座り方

勉強を教えるときには座り方に気をつけてください。

ダイニングテーブルで勉強を教えるときに、向かい合って座らないでください。隣に座るか、90°になるように座ります。

勉強を教えるときには座り方がとても大事です。「向き合って目を合わせる」というのは生物界では「これからあなたと戦います」というサイン。

勉強を教える時は対面にしない

勉強中、対面に立たれると…

こんなイメージです。怖いですね。

 

勉強を教えるときは、

 

勉強を教える時は横に座る

勉強を教える時は横に座りましょう

こんなふうに横に座って勉強しましょう。

アドレナリンが出てきますので向き合って座るのは絶対にやめましょう。

 

関連記事:教えるときにイライラする原因と対処法2つ

子どもへの勉強の教え方

手短に教える

解説はできるだけ手短にし、長くても5分程度にとどめます。

長くなると子どもが疲れてきてあくびをしたり姿勢が悪くなってきたりしますよね…。

 

そんな姿を見たらまたイライラしてしまうと思うので、教えることは最小限にとどめましょう。

一つ教えたらすぐに「やってみて」

そして、教えたらその内容を「ひとりでやらせる」時間を作ります。コレを私はノーヒントタイムと呼んでいます。

 

算数の計算方法を教えたら、「はい、例題をやってみて。」と手を動かす時間にします。

 

社会の教科書1ページを一緒に読んだら、「今の話をもう一回繰り返してみて」と復唱を促したり、問題を解かせてみたり。

いかにこの「一人で解く」時間を増やせるかが鍵です!

手を離す

勉強を教えるというと、「つきっきりで、ずっと解説していないといけない」というイメージがありますし、そうしないといけないと思いこんでいる方が多いです。

 

しかし、そんな事はありません。

勉強は手を離せば離すほど良いです。

 

必要なところを教えたら、できるだけ手を離すことを考えてください。

 

勉強は基本的に一人でするものです。「いつでも教えてもらえる」環境を作ってしまうと、何でも親に聞けばいいやと子どもが思ってしまって、自分で覚えなくなってしまいます。

 

教えてと言われても、一度教えたことは何度も教えずに「この間教えたときのノートを見てね」など、うまく手を離しましょう。

 

時間を区切る

勉強を教えるときは、始める時間と終わりの時間を決めておきます。開始時間を決めておくのも重要ですが、終了時間も決めましょう。

終了時間を決めない人が多いですが、子どもの集中力は長くは続きませんので、30分くらいで終わるのがちょうどいいと思います。

できなかったり、終わらなくても、大人の都合での延長はNGです。子どもの集中力は切れているので、姿勢が悪くなったり甘えがでたりして、お互いのためによくありません。

子どもが「もう少しやりたい」というのであればやってもいいのですが、基本的に時間厳守で。その方が集中して有意義な時間を過ごせます。

 

子どもに勉強を教えていてイライラしたら

勉強中にイライラしたら

勉強中にイライラしたら

一旦離れる

イライラして怒鳴りたくなったり、小言を言いたくなったらすぐに離席を

「なんでできないの」なんて言っても百害あって一利なしです。子どもは傷つき、親御さんは自己嫌悪に陥るでしょう…。

それなら「ちょっと休憩しようね」と言って席を離れてしまったほうが気がラクですよ。

 

 

一休み

怒りの感情は一時的で、長くは続かないと言われています。席を離れることでクールダウンできます。

離席したらそのついでにお茶でもいれて飲みましょ。休憩がてら、お子さんと一緒に飲むのもいいですね。お菓子でも食べながら一息ついて、気持ちが落ち着いたら再開です。

 

「教えない」勉強のサポート

子どもの勉強をサポートする

子どもの勉強をサポートする

子どもの勉強は学年が進むに連れてどんどん難しくなります。

教えるのに自信がない、あるいは教えるのはイライラするし疲れるという方は、「教えない」で勉強をサポートする方法もあります。

丸付け

子どもが解いたドリルの丸付けをしてあげる。

ドリル等の丸付けをしてあげると、何ができていて、何を間違えているかがわかります。

ヒントをあげる

ドリルの丸付けをして間違いを発見したら、言って伝えるのではなく、間違えた箇所にふせんを付けて戻す。「ここは計算ミスがあるよ」「もう一回見直そう」とか、「おしい!漢字が間違ってるよ」とか。

計算ミスにはピンクのふせん、誤字脱字には青のふせんやシールというように決めておくと手間も省けますし、子どもが何を間違えがちなのかがわかります。

まるで通信講座ですね。でも、直接子どもと話をしなくて済むので、イライラするリスクも減るでしょう。

一緒に確認

丸付けをしていると、「苦手なところ」がだいたい把握できますね。

これらを一緒に確認してあげれば、良い復習になります。

クイズ形式で確認してあげたり、単語カードを一緒に作ってあげたり、模造紙に一緒に書いてあげたり。間違えた問題をコピーしてノートに貼ってあげたり。

 

一緒に勉強する

一緒に勉強するのもアリです。

教えたりせず、テーブルに横に並んで、お子さんが勉強している間、親御さんは本を読んだり自分の仕事の勉強をしたりして過ごす。

 

一緒に勉強するだけでも、子どもは「勉強は大人になっても必要なこと」だと学ぶことができます。

勉強となるとどうしても構えてしまうとか、力が入りすぎてしまう方は、少し気楽に「一緒に勉強する」くらいのスタンスでもいいと思います。

 

関連記事:子どもを勉強させるとっておきの方法を教えます。本気の人だけ見てください

 

それでもダメならプロへ

コレをすべて心がけてもうまくいかない、どうしてもイライラして怒鳴ったりしてしまう場合は、学習塾や家庭教師など、プロの手を借りることを検討してみてください

勉強を教える目的は「わからないことを解消して、成績を上げる」ことですよね。そのために親子で勉強しているはず。

親はイライラ、子は涙…で無理やり勉強を続けるくらいなら、やめてしまったほうがいいです。

 

親御さんも貴重な時間を使って教えているのにイライラするのは苦しいですし、子どもは自信を失ってしまうし、勉強が嫌いになることもあります。

 

お客様から「自分で勉強を教えたけれど、自分はイライラするし、娘も泣くし…もう限界でした」と話される方もたくさんいます。

同時に、教育機関に依頼して、母娘ともに楽になった、とも。

 

家で勉強をしたほうがリラックスできるとか、家族で勉強したい方はそうした方が良いと思います。

 

親子仲良く、楽しく勉強が一番ですよね。そのために力になれることがあればぜひご相談ください。どうか、お一人で抱えずに、頼ってくださいね。

 

 

 

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指導法

都内・横浜で活動するプロの家庭教師です。
「わかりやすい説明」と、勉強がニガテな子どもの気持ちにとことん寄り添う「共感力」の指導に定評あり。趣味は歌うこと。
おかげさまで歴6年、合格率は97%超。著書5冊。取材・寄稿多数。●詳しいプロフィールはこちら

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