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大人と子どもでは教え方を変えたほうが良い

指導法

こんにちは。最近、誰に会っても「佐々木さんって変な人ですね」「変わってますね」と言われてしまう佐々木(@kateikyo_megumi)です。そんなに変ですか?変わってますか?

家庭教師なので子どもに教えるのが仕事なわけですが、最近は「大人向けの教え方」を教えてほしいといわれることも増えました。来春には教え方に関する書籍を出版する予定です。ありがとうございます。

大人と子どもに説明するとき、注意するポイントは少々違います。

そこで今日は、子どもと大人それぞれに説明するときに気を付けるとよいことについて書きます。

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二種類の記憶

大人と子どもは物の覚え方が少し違います。

記憶には意味記憶とエピソード記憶の2種類があります。

意味記憶とは、いぬ、さる、きじというように、対象同士ににつながりがない記憶です。

エピソード記憶とは、「桃太郎がいぬ、さる、きじを連れて鬼ヶ島に鬼退治に行きました」というように、つながりがあり、ストーリー性のある記憶です。

子どものうちは意味記憶が得意ですが、年を取るごとに意味記憶が衰え、かわりにエピソード記憶が得意になります。

つまり、子どもは意味を考慮せずに覚えることができ、大人はそれができません。子どもには意味が理解できませんが、大人は理解したうえで覚えることに長けています。

 

子どもに勉強を教えるコツ

子どものうちは、丸暗記が得意です。理論的な部分が理解できなくても、その事柄がもつ意味を理解できなくても、覚えることができるのです。

なので、子どもに教えるときは意味や目的を説明する前に「まずは手を動かそう」「どんどん話してみよう」が効きます。

子どもを相手に何か説明したい、何かを教えたいときのポイントはどんどん動かすこと。体を動かしたり、口を動かしたり。理論を説明する時間もある程度は必要でしょうが、それよりもどんどん実践します。その方が覚えられます。

いかに楽しく、実践できるか。

子どもに教える時は、楽しみながら動かしてあげることがポイントになります。

 

大人に教えるとき

大人に説明し、大人を動かすときは理由が必要です。

年齢をとればとるほどストーリー記憶(意味記憶)が発達します。反対に、丸暗記はできなくなります。

だから、「とりあえずやってみよう」が通用しません。

どうしてそれをするのか、それをする意味は何なのかをきちんと説明してからでないと動けないし、効率も悪くなります。

大人に教える時は、これは意味のあることだと実感させてあげることが重要です。

 

面白さを伝えられるか

いずれの場合も、大切なのは面白さを教えられるかどうかです。

子どもなら、実際にやってみて、できたら褒めるなどのプラスのフィードバックをしてあげる。

大人なら、教えることがその人にとって意味のあることだと実感させ、できたときに達成感を味わってもらえるようにする。

 

これらに注意しながら教えてみてください。

 

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