こんにちは。横浜・鎌倉のプロ家庭教師 佐々木(@kateikyo_megumi)です。
勉強していると、どうしても「暗記」からは逃げられないじゃないですか。成績の良さ=暗記する力、記憶力…とまでは言わないけれど、そういう側面もありますよね。
暗記が苦手で、そのせいで勉強が嫌いになる人もいると思います。
そこで本記事では、記憶の仕組みから実践的な記憶の方法まで、勉強に必要な暗記のアレコレについてまとめました。
勉強の暗記で困っている人、もっと記憶力を上げたい人はぜひご一読ください。
暗記が苦手な人に知ってほしいこと
暗記には、コツがあります。
暗記が苦手な人は、とにかく「丸暗記」しようとしますが、それではうまくいきません。
丸暗記は覚えにくく、忘れやすい
勉強=暗記力、みたいなところがあるじゃないですか。
覚えるのがダルいから勉強したくない、記憶力に自信がない、という人は結構いると思うんですよね。
でも、実は丸暗記って結構危ない勉強法だったりします。わけもわからず「とにかく覚える」というのは、覚えるのがすごく大変なわりに、忘れるのも早いんですよね。全く脳に残らない。
それ、効率悪くないですか?
「自分は記憶力が悪いから…」と思っている人は、無理して丸暗記しようとしているせいかもしれません。
だから、無理して丸暗記しようとするのではなく、別の方法を試してみてください(^^)
そんなわけで、とにかく頑張って覚える!みたいな力技でなんとかするのはやめましょう。もっといい方法がたくさんあります。
詳しくはこちら:丸暗記は今すぐやめよう!暗記力を高める勉強法
記憶の仕組み
記憶の仕組み
知ってました?人間の記憶力ってものすごく弱いんです。
なんと、20分経つと半分近く忘れると言われています。さらに1日経つと70%が思い出せなくなるという実験結果があるんですよ…!恐ろしい!
これを実験した人の名前を取って「エビングハウスの忘却曲線」といいます(テストには出ないので覚えなくていいですよ)。
覚えたことを定着させるには、「とりあえずの短期記憶」から「いつでも取り出せる長期記憶」にレベルアップする必要があるのですが、そのためにはリハーサルが必要です。
リハーサルとは、何度も繰り返すことです。難しい言葉をたくさん並べてしまいましたが、要するに復習ですね!!覚えたらすぐに復習を。
詳しくはこちら:記憶力を上げる方法 記憶の仕組みがわかれば覚えられる!
覚える前に準備を
暗記頑張ってるのになかなか覚えられません…と悩んでいるそこのあなた。
記憶術の前に、覚えることをきちんと理解していないと意味がないぞ!そもそも授業をちゃんと聞かないと覚えられないぞ!
覚えるためにとてもとても大切なことは、まず覚えようとしていることをきちんと理解することです!
理解ができたらそれを順番に並べたり、つなげたり、グループ分けして整理して、記憶として頭に入れる。
さらに、記憶したら反復するという段階が必要です。
強い記憶をつくる
「なにそれ面倒くさい!」と思いました?
でも、ここまですれば、ちょっとやそっとでは忘れない強い記憶ができあがります。
試験では一問一答みたいな単純な問題だけでなく、記述のような応用の問題も出ます。きちんと理解できていれば難しい問題にも対応できるようになりますね。
また、英語や数学では、試験が終わったあともその知識を使います。丸暗記のその場しのぎの知識ではその後また苦労することになりますね。
だから、遠回りに見えますが、きちんと理解して、整理してから覚えるのは長期的には良いことです。
記憶の段階についてもっと知りたい方はこちら:記憶力を上げたいなら準備が肝心!記憶の4つの段階
暗記のテクニック
The・記憶術
何事も基本が大事!というわけで、いわゆる「暗記術」をご紹介します。
単純に、一対一で知識を詰め込みたいときに使えるやつです。
覚え方16個
覚えるの面倒くさい!何とか楽できないわけ!?
思いますよね。私もそう思います。
暗記が苦手だと言っているあなたに聞きたいんですけど、好きなこととか楽しいことならいくらでも覚えられますよね!?
暗記がつまらないのは、机に向かってガリガリ、黙々と取り組まないといけないから…
だとしたら、もっと気軽に楽しくできたら、覚える効率も上がるのでは!?
というわけで、机に向かわなくてもできる、簡単で楽しくできる記憶術を取り上げました。
暗記が苦手な人におすすめしたい効率的に覚える暗記法16のコツ
単語帳の使い方
暗記といえば、やっぱり単語帳ですよね!
作るもよし、持ち歩くもよし、順番入れ替えるもよし、空き時間に眺めるもよし。セルフテストするもよし。
様々な使い方ができます。
様々な使い方ができて本当に便利なので、おすすめです。
暗記は寝る前30分で!
本当はあんまり教えたくない、暗記のコツをご紹介します。
暗記したいことは夜、しかも寝る30分前が最高の時間なんです。
脳は寝ている間に一日の記憶を整理しているので、寝る前に覚えたいことを詰め込むと、確実に寝ている間に寝ている間に脳に入るという仕組みですね。
寝る前に覚えたいことを書いたり読んだり見たりして、それを翌朝に復習するととても頭に入ります。
やり方は簡単。ベッドサイドに教科書や参考書を置いておいて、寝る直前に眺めたり、音読してください。覚えられる上にぐっすり眠れますよ!
騙されたと思ってやってみてください、ぜひ!
時間帯別の勉強法 朝は思考、夜は暗記?時間を上手に使って勉強する方法
暗記 困ったときはこれ
覚えたのに点が取れないんですけど!?
Q「勉強したのに、テストで点数が取れません」
暗記のために勉強したのに点が取れないのは、記憶が定着していないからですね。
記憶には「なんとなく知っている」「並べられればどれかわかる」「自分で思い出せる」「自由自在に使える」段階があります。
テストで求められるのは「自分で思い出せる」「自由自在に使える」段階ですね。どんなに頑張っても、「なんとなく知っている」「並べられればわかる」レベルではテストの点になりません…(´・ω・`)
テストで点を取るために、記憶のレベルを上げるには、復習の仕方が重要ですよ~。
記憶を定着させる勉強法 記憶の段階を知って効率的に覚える方法
高校生になって急に成績が下がった
Q「中学まで成績が良かったのに、高校に入った途端点が取れなくなった」
というお悩みも多いです。もともとデキる人だったら挫折感も大きいですよね。
記憶力のいい人、暗記が得意な人ほど陥りがちです。
これは、子どもと大人では得意な覚え方が違うせいです。
子どもは丸暗記が得意で、意味もわからずとりあえず覚えることができますが、大人になればなるほど丸暗記をする力は衰えていきます。一方、意味を理解して、物事をつなげて覚えるストーリー記憶をする力は伸びていきます。
中学生くらいまでは丸暗記でテストも突破できたかもしれませんが、高校生くらいから内容の難易度、ボリュームから丸暗記での対応が難しくなります。
つまり、早めにストーリー記憶に移行する必要があるのですね。
詳しくはこちら:高校生になって成績が下がったら勉強法を変えるべし
まとめ
ここまで読んでくださり、ありがとうございます。ちょっと専門的な話もあり、読むのが大変だったかもしれません><
ですが、脳がどうやって覚えるとか、脳のメカニズムがわかると、どうして覚えられないのか、どうすれば覚えられるのかがわかると思います。
原因がわかれば、対策も取りやすいですよね。
ぜひ、あなたの課題を見つけて、いい方法を探してみてください。質問があれば遠慮なくどうぞ!
以上、横浜プロ家庭教師佐々木(@kateikyo_megumi)でした!