こんにちは。横浜・鎌倉のプロ家庭教師 佐々木(@kateikyo_megumi)です。
高校生女子から相談がありました。
勉強を頑張ろうと思って単語帳を買ったんですが、どうやって使うのが一番効果的ですか?
暗記には、やっぱり単語帳!
ってことで、とりあえず単語帳を買ってみたようです。
うん、まず勉強しようと決めて文房具を買ったことが素晴らしい!
というわけで、暗記科目のテスト対策に単語帳を使っている方も多いのではないかと思います。私も中学時代、単語帳を作っていました。
単語帳は、効果的に使うと、覚えたいことをどんどん覚えることができます。
そこで今日は、上手な単語帳の活用方法についてご紹介します。
単語帳を作るメリットとは?
単語帳を作るメリットとは?
作る作業を通じて覚えることができる
これは重要ですね。単語帳を作るのには少々時間がかかります。
しかし、教科書やらプリントやらを書き写すことで、覚えることにつながります。案外、単語帳を作るだけで覚えてしまうこともあるくらいですよね。
ただし!作って満足するのは厳禁ですよ!
手軽に確認できる
単語帳は小さいし、ポケットにも入るので、電車やバス通学の人には嬉しいですよね。混雑している電車やバスでノートやプリントを広げるのは至難の業ですから…。
取り外しが簡単
これも魅力。
覚えたものは外したり、順番を入れ替えたりするのが楽なんですよね。
だからいろいろな使い方ができる。
単語帳の効果的な使い方
単語帳の効果的な使い方とは?せっかく作ったのだから毎日使いましょう。
毎日テストする
勉強の基本はアウトプットにあります。とくに自分でテストするのはとても効率のいい勉強法。単語帳をつかって一問一答形式のテストが手軽にできると、覚えも早くなりますね。
スキマ時間にテストして、どんどん覚えていきましょう。
見ているだけでは覚えません。覚えたことをテストすることによって記憶は定着しやすくなります。
単語帳を使うとテストがしやすいのでいいですね。
覚えたものは抜いていく
テストしてみて、覚えられた単語はリングから外します。別に付けたままにしておいてもいいのですが、覚えたものをはずしてしまうことで、覚えられていないものだけが残ります。覚えられていないものだけを何度もチェックできるので、ムダがありません。時間短縮になるのですね。
覚えられていないものを何度も見ることになるので、時間をかけずにすべてを覚えることができるのです。
残したものにはさらなる情報追加を
こうして覚えたものを抜いていくと、どうしても覚えられないカードがあることに気が付くと思います。
そのカードには、情報を追加しましょう。例えば、カードの余白に絵を書いてみたり、色をつけてみたり、ヒントを書いてみたり。
なんだか、親しみが沸いてきませんか?
いや、親しみのためにやるのではなくて、覚えられないものを覚えやすくするためにするのです。
覚えられないということは、イメージができていないか、音が覚えづらいのか、情報不足である可能性が高いです。情報を追加してあげることですんなり頭に入ってくるはず。
試験前に全部ごちゃまぜにして確認
覚えたカードは外してしまった方がいいのですが、絶対に捨ててはいけません!残しておいて、テスト直前に再登場させましょう。
そしてごちゃまぜにして確認し直します。
ごちゃまぜにするのは、順番で覚えちゃったりするのを防ぐため。同じ単元のものはまとめておいてもOK。
試験1週間前には覚えた単語帳も引っ張りだして、全部混ぜてチェックし直します。
そして、やっぱり覚えているものは抜いていく…こうすると覚えられないものだけが残ります。一枚も残らなくなるまで続けましょう。
その単語帳を受験まで残しておけば、受験にも使えます。何回でも使えちゃいます。
効率的に覚えられる使い方
特に効率的に暗記できる使い方があります!
スキマ時間に見る
これが一番スタンダードな使い方かもしれません。
通学中、合間の時間、テレビのCM中、いつでもどこでも、ちょっとした時間にパラパラめくれる手軽さ。どこでも勉強ができるって素晴らしい。これであなたもガリ勉の仲間入りですね。
書く
テスト前なら、見るだけでなく、手も動かしましょう。
「音は分かっていても漢字が書けなかった…」なんて勿体無いことにならないように、目で見るだけでなく、書いてみること!これ重要!書けるようになってようやく合格ですからね!
読む
人のいないところなら、声に出してみてください。
とくに、単語帳に書いたのが英単語や英語の例文なら、絶対に声に出してください。いいですか、絶対に声に出して読んでください!全然違いますから!
頭の中で書いてみる
意外といいのがこの方法。単語カードをすぐにめくってしまうのではなく、答えを見る前に答えを思い浮かべて頭の中で書いたり、心で発音してみるのです。
まっさらな状態の頭の中で書けたら、もうほぼ覚えられているも同然。しかも、この練習をすることで記憶が定着するから不思議です。
余談ですが、私は読書中にこの方法を使っています。本を読んで、「これは覚えたい」という事柄が出てきたら、一旦本を閉じて、頭の中でリピートしてみるのです。
そうすると定着して、しばらく経ってもちゃんと覚えているのです。不思議です。そのまま流したら、絶対覚えられないし、「これは覚えたい」と思ったことさえ忘れてしまう(笑)。読書の意味がありません。
これができたら、もうほぼ覚えられています。
おすすめの単語帳
スタンダードなサイズの単語帳ならこれですね。
たくさん情報を書きたいのであれば、カードサイズがおすすめ。
こんな変わり種も(笑)
20色が3枚ずつです。覚えられないものは黄色に書いたり、好きな色を集めたりと面白い使い方ができそうです。
スマホを使うものまで!!!
ノートに単語を書いて、スマホのカメラでスマホに取り込めるそうです。で、スマホを見ながら単語を覚えられると…。
いい時代ですね。
私はこんな感じで使ってました
私は英語の勉強で単語帳を使っていました。
ちょっと大きめのものを用意して、
表:教科書の重要例文(英語)
裏:日本語訳
を書いていたのです。
最初は英語→日本語に訳す練習を。
慣れてきたら、今度は日本語→英語にする練習を。これが結構大変で、難しいのです。
これで全部書けるまで繰り返す。
かな~り大変なやり方でしたが、これだけやると、テストでは無双できます(笑)。
英語でいい点を取りたい(具体的には90点超え)なら、おすすめしたい方法です。大変ですけど。
単語帳はあなたの勉強を強力にサポートしてくれるお友達です。だんだんボロボロになっていくのも愛おしい。「ああ、自分よく勉強したなあ」と満足感に浸れますよね。
いつもあなたのそばに身につけられる勉強のお友達として、単語帳を上手に活用してくださいね。
以上、横浜プロ家庭教師佐々木(@kateikyo_megumi)でした!
参考文献