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勉強中に嫌なことを思い出してつらくなります【お悩み相談】

勉強のやる気

こんにちは。横浜・鎌倉のプロ家庭教師 佐々木(@kateikyo_megumi)です。

今日は生徒さんから相談をもらっています。

勉強中に嫌なことを思い出して辛くなります。勉強していると昔言われて嫌だったこととか辛かったことを思い出してウワーってなります。

特に一人で黙々と勉強しないといけないシチュエーションでそうなります。授業中とか体育とか部活中は全然なんですけど、自宅で勉強していると特にダメで。

でも、それが原因で勉強したくないなんて言ったら「甘えだ」って言われそうな気もして、なんか人には相談できないんです。。

これ、どうにかならないんでしょうか。辛い。

「勉強中に嫌なことを思い出す」ってやつですね。それわかります。私も経験があります。なんか勉強していると過去蘇ってきますよね。あれなんなんでしょうね。

さて、今日は勉強中に嫌なことを思い出す件について、真剣に考えてみたいと思います。

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勉強中に嫌なことを思い出す件について

勉強中に嫌なことを思い出すという悩み、結構あるみたいです。同じ悩みを持っている人もいるみたいですね。おそらく、勉強って昔の知識を掘り起こす作業でもあるので、中学時代のしんどかったこととか思い出して辛い気持ちになるというのがあるのかもしれません。

昔の嫌なことを思い出す時って2パターンつあると思うんですよ。「集中力が途切れてきた時」と「持て余している時」です。

①集中力が途切れてきている

他のことに気持ちが行くのは集中できていない証拠だと思うんですよ。集中している時ってそのことだけを見ているはずですが、他のことを思い出すってことは集中しきれていないんじゃないですかね。

っていうとちょっと厳しい感じがするんですが、要は脳がちょっと疲れてきているんじゃないでしょうか。あなたきっと頑張りすぎなんですよ。

②脳を忙しくしよう

私が学生時代にw-inds.っていうイケメンダンスユニットが流行っていまして(歳がバレる)

彼らの歌詞にこんなのがあります。

「何かに夢中になってる瞬間が好きなのは 何も考えずに済むから」
w-inds. try your emotionより

これって真理だと思うんですよ。言い方悪いですけれど、悪い考えを起こすのって暇な時なんです、私の場合。

やることがない時ってなんだか色々考えてしまって嫌なことを思い出したりしますよね。「小人閑居して不善を成す」って中国の古典にも書いてありました。どうしようもない人は暇になるとよくないことをしでかすという意味です。私はどうしようもない人なのですごくわかる。

だから、よくない考えを起こしたら「脳を忙しくしておく」のは一つの策だと思います。

あ、w-inds.めちゃくちゃいいので聞いたことがない人は聞いてみてください。歌もいいし音もキラキラしていて素敵です。しかもイケメン。ちなみに私はこれを聞いて学生時代を思い出してめっちゃ辛くなりました(意味ないやんけ)。

勉強中に嫌なことを思い出すときの具体策

詳しい原因まではわかりませんが、きっとこれを読んでくれているあなたが欲しいのは、原因よりも解決策だと思います。そこで、解決策について書きたいと思います。

①別の勉強に切り替える

勉強にも種類がありますよね。例えば思考系の学習、作業系の学習、インプット系の学習という具合。

  • 思考系の勉強:作文など、自分で考えて処理していくタイプの勉強
  • 作業系の勉強:漢字練習や英単語の練習、単純計算や音読など、あまり考えずにひたすら体を動かしていくタイプの勉強
  • インプット系の勉強:見たり聞いたりする勉強。自分で作業したり考えたりすることが少ない。学習動画を見るなど。

どの勉強をしている時に嫌なことを思い出すでしょうか?生徒さんと話していてよく聞くのは、思考系の勉強をしている時に嫌なことを思い出す人が多い印象ですね。頭使いますからね。そして疲れやすいですし。辛くなりますし。

ただ、これは人による部分もあると思うので、どんな時に嫌になるか、分析してみてください。

私の場合はちなみに私は思考系の勉強を長くしているとしんどくなります。脳の容量を使うはずなので脳が疲れてきますよね。で、数学の計算をやっていると嫌なことを思い出すことがほとんどありません。なので、思考系の勉強が辛くなったら数学の計算をしたり、学習系の動画を回したりしています。

②動いてみる

①と少し似ていますが、勉強のやり方を変える他に、ちょっと動いてみるのもいいと思います。

書く勉強って手と目しか使わないので、他の耳とか口とか他の器官はヒマだったりします。なので、立ち上がって勉強して足を動かしてみるとか、音読してみて口をもっともっと動かしてみるとか、同じ「書く」でもノートではなくホワイトボードや黒板など大きなところに書いてみるとか、勉強に「運動」を取り入れてみる。

全力疾走しているときに、「あの時辛かったー」と辛いことを思い出す人は少ないはず。

このように、運動をすると脳が悪さをしないので、勉強にも運動を取り入れてみるのは結構おすすめです。

③忙しくする

持て余しているときに嫌なことを思い出すのであれば、持て余さなければいいのです。脳をパンパンにしてみましょう。

多分私が数学の計算をしていると嫌なことを思い出さないのは、脳も手もガリガリ動かすからでしょうね。このようにガリガリ動かして、かつ動かす部位が多い作業は結構脳がパンパンになります。だから例えば黙読をやめて音読したり、動画を見るにしても倍速で見てみたりする。だから作業系の勉強は結構いいんでしょうね。

それでも思考系の勉強をしないといけない時だってあります。そういう時は時間制限を設けて脳にプレッシャーを与えるのもあり。試験中に悪いことを思い出す人は少ないのですが、それは時間制限によるプレッシャーで頭が忙しいからです。時間制限をつけることで嫌なことを思い出す余裕がなくなりますよ。

③少し休憩する

休憩もいいと思います。


嫌なことを考えてしまうのは脳の疲れだったり飽きてきたりっていうのもあると思います。別の勉強に切り替えて復活できることもありますが、少し休憩して気分転換するのもありですよ。休憩して体を動かすのもいいですし、本を読んでみたり、楽しい動画を見るのもいいですね。

④ジャーナリング

勉強中に嫌な思い出が頭に浮かんできた時、思い切って「向き合ってみる」という方法もあります。

勉強机にちょっとしたメモを置いておいて、嫌なことを思い出したら「ありのまま、自分の気持ちを書き出してみる」というのも一手です。

このように、自分の気持ちを何も気にせず思うままに書くことを「ジャーナリング」といいます。「書く瞑想」とも言われていて、思っていることを書いてみることで客観視できたり、ストレス発散になる等、メンタルへ良い影響があると注目されています。

一度嫌なことを思い出すと、その考えが頭の中でどんどん膨らんで「もう嫌だ・・」みたいになるものですが、いざ書き出してみると「あれ、私の悩みって大したことないじゃん」と思うこともあります。

勉強用のノートの横にちょっとしたメモ帳を置いておいて、辛くなったら「もう辛いんだけどー!あー!もう!思い出すあいつのこと!あー」とか書いてみるのもいいです。そうしたら結構スッキリしますよ。

ちなみに私もジャーナリングはよくやっているので、別の記事に詳細を書いてみました。

▼ 勉強に集中できないときは「ジャーナリング」が効く

⑤客観視

④のジャーナリングで、自分の気持ちを書いてみることをお勧めしました。

書くことで冷静になれるのは、書いて悩みを自分の外に出すことで「客観視できるから」です。

でも、書くのが面倒とか、書くとかえってしんどくなる人もいるようです。

そういうタイプの人は、冷静になるために、「自分で自分に呼びかける」方法があります。

「おい太郎、なんでこんなことで悩んでるんだよ

「ねえ花子、あいつのことなんてどうでもいいでしょうが」

「おい健一、また黒歴史思い出してるのかよ」

みたいに、自分の名前+呼びかけ、アドバイスを心の中で発してみると、冷静になれます。

こうすると視野が広がって冷静になれるとか。

これは『Chatter「頭の中のひとりごと」をコントロールし、最良の行動を導くための26の方法』という本に書かれている方法です。一度試してみてください。

参考図書

本当に辛い時は勉強しない

色々書いてきましたが、本当にしんどい時は勉強などしていないでひたすらに休みましょう

これは断言します。失恋クラスのメンタルクラッシュを経験した時に勉強なんかできません。何か書こうとしたところで嫌なことを思い出してシャットダウンです(経験者は語る)。

ただ、受験生の方だと、何もしないのも不安でそれはそれでしんどくなると思います(これも経験者)。

頭に入らなくても、音源を聴いたり動画を見るくらいならできるかもしれないので、ひたすら動画流しまくって聞き流してみるだけでもリハビリになります。そうやって少しずつ立ち直りましょう。

Time cures all things.

これは英語のことわざで「時は全てを癒してくれる」という意味です。時間は最高の薬になります。本当に辛い時は時が経って辛さが消えるのを待つのも一手ですよ。

無理しないでね。

質問者さんへの回答

質問をしてくださった生徒さんは、家で一人で勉強をしているときに「嫌なことを考えてしまう・・」とのこと。学校の授業や運動中はそうならないのであれば、思考系の勉強をしている時につらくなるのでしょうね。

そうならないためには、

①勉強に運動を取り入れる(声を出す、大きく書く、歩きながら勉強する)

②辛くなったら勉強動画を見てみる

③時間制限を設けてみる

④横にメモを置いておいてジャーナリングする

このような方法を一度試してみてください。

勉強中に嫌なことを思い出す時の対策まとめ

  • 勉強中に嫌なことを思い出すのは「集中力が切れた」か「脳が暇している」
  • 別の勉強をして脳の容量を満たしておく
  • 本当にしんどい時は無理しないで休んで

というわけで、勉強中に嫌なことを思い出してしまう原因はあれこれ考えられますが、おそらく脳を上手に使えていないことが原因です。あなたは悪くない!

だから、別の勉強をして脳をリフレッシュさせるか、脳をパンパンにして嫌なことを考える余地すら埋めてしまうのが現実的な対処法かと思います。

ただ、失恋や裏切りクラスのメンタルクラッシュ時はもうそもそも無理です。時が解決してくれるのを待ちましょう。心配なら動画とか音声を流して勉強がゼロにならないようにしましょうね。

しんどくても勉強したい、そんなあなたを応援したい!

以上、横浜プロ家庭教師佐々木(@kateikyo_megumi)でした!。

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