こんにちは。横浜・鎌倉のプロ家庭教師 佐々木(@kateikyo_megumi)です。
先日、中学生の生徒さんから「卒業論文が書けない」
とはいえ、中学校で論文を書けと言われても、一体何を書いたらいいやら…
親御さんも、支援しようにも、どうやればいいかわからない!という人、多いと思います。そこで、作文や論文の書き方をご紹介します。
伝えたいことは何?
まずはこれです。
その論文や作文で一番言いたいことは何なのかを確認します。
読書感想文なら、「一番印象的だったこと」になるでしょうし、
論文なら「その研究でわかったこと、あなたがいいたいこと」
その質問を投げかけた時に、
「一番最初に出てきた言葉」が本音です。
構成は二段で考える
作文で大切なのは「起承転結」なわけですが、
それよりもっとシンプルに構成するなら、
「フリとオチ」です。
オチはもちろん、結論。
それ以外の部分は、全てフリ。
結論を導き出し、説得力を増すためのフリでしかないのです。
どうすれば、オチが伝わりやすくなるか。
そのための、フリです。
だから、シンプルに「フリとオチ」の二段構成にして、
オチを決めてからフリを考えると、構成を決めやすいです。
メモを使ってネタ出し
後は、オチをうまく演出するためのフリを設定します。
できればロジカルに伝えたいですが、子どもに「ロジカルに伝える」「論理構成が重要」と言っても難しく、おそらく無理なので…。
まずは、考えられるすべてのことを、メモや付箋に書き出します。
(こうやって書き出す手法のことをKJ法といいます)
たくさん書きだしたら、書き出したメモをグルーピングしていきます。
概要なのか、具体策なのか。
主観なのか、客観なのか。
5W1Hで分けるとどうなるのか。
どんな枠組みでもいいので、分けてみます。
そして分けたものをどの順番で言えば分かりやすいかを考え、並べ替えていきます。
親御さんができること
親御さんは、あれこれ質問してあげて下さい。
まずは、結論について。
「一番言いたいことは何?」と質問してあげれば、
お子さんは必ず考えて答えを出します。
それ以外の部分はどんどん書き出すわけですが、手が止まってしまったら、メモを見ながら
「どうしてそう思ったの?」
「これをもう少し詳しく知りたいな」
などなど、掘り下げる質問をぜひ。
子どもはもともと発想が豊かで、KJ法を使うと作文が全く書けなかった子も、書けるようになります。
質問があれば、脳が刺激され、頭が情報を探し出します。
対話しながら、案を出すサポートをしてみてください。
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