こんにちは。横浜・鎌倉のプロ家庭教師 佐々木(@kateikyo_megumi)です。
今日は高校受験生の生徒さんからの相談を紹介します。
受験生です。勉強は大事だってわかっているし、毎日塾にも行っているし、課題もやっています。
でも、時々「勉強だるい・・」と思ってしまって、何にもしたくなくなる時があります。ちょっと今日は休みたいなーとか。とはいえ塾では「みんな頑張ってるから」みたいな空気感があって、こんな話をしたら非難されそうです。
勉強がだるい、つらい時にどうすればいいか、アドバイスもらえますか。
勉強したくない!勉強のやる気が出ないときって、ありますよね。ですが、「やる気が出ない」にはさまざまな意味がこめられています。勉強嫌いすぎてやりたくないとか、勉強に少し疲れたとか。
普段から勉強していて、どうもやる気がなくなってしまったとか、1日何時間も勉強できないという場合、大抵「やる気がなくなった」のではなく、「飽きた」だけです。
人間、同じことをずっとしていると疲れてきて、やる気が失せてしまうものなんですよね。だから、「急にやる気がなくなった」とか、長時間勉強できないとか、そういうのは「やる気」の問題ではなく「飽き」の問題です。それは勉強に疲れて「飽きただけ」なので、少し方法を変えたり、ほんの少しの工夫で復活できます。
というわけでこの記事では、勉強のやる気がなくなってしまう原因と、勉強に飽きてやる気がなくなったときにできることを紹介します!
なぜ「勉強のやる気が消える」のか
では、勉強のやる気がなくなる、つまり「飽きる」現象はなぜ起こるのでしょうか?それは、人間の集中力の限界時間にあります。
人間の集中力は15の倍数と言われていて、15分、45分、90分で疲れるそうです。どんなに「今日は一日とことん英語勉強するぞ!」と意気込んでいたとしても、人間の集中力は長くて90分程度しか持たない。だから90分ぶっ続けで勉強できたならそれはすごいことですし、90分以上続けようとするとツラくなります。人間なんてそういうものです。
だから、1回の勉強は90分にとどめるとか、45分または90分で区切ってみるか、疲れているなら15分だけ頑張ろうとか、そういう区切りが必要なんですね。
勉強のやる気がなくなった時の工夫
さて、次に勉強のやる気がなくなった、つまり「飽きちゃった」ときの対策を紹介したいと思います。ざっくりいうと、「何かを変える」あるいは「休む」と覚えておいてもらえれば幸いです。
①教科を変える
英語をずっとやってきて「やる気がなくなった」のであれば、数学の計算をやって頭を切り替えてみては。別のことをやると脳は復活します。だから飽きたらとりあえず教科科目を変えてしまいましょう。
学校の授業が1時限45分なのは先程の集中力の限界が理由なんですよね。学校みたいに、45分たったら10分休憩して別の科目をやる、みたいな方法は飽きずに勉強を続けるコツかもしれません。自分で勉強するときも時間割を作るのはいい方法です。
②やり方を変える
勉強の方法を変えるのも一手です。例えば「英語をやる」なら、1時間は長文を読んで、飽きてきたら単語の勉強をしてみる。あるいは音源を流してリスニングにするとか、音読をやってみるとか、英会話にするとか。体の使う部位が変わると飽きてきた気持ちがリセットできます。学習の方法を変えてしまうのも一つですね。
③場所を変える
どうしても「今日は英語長文を!明日は英検!」というように科目も方法も変えたくない人は、場所を変えるのもいいですね。自分の部屋の机で勉強しているなら、リビングに行って勉強してみるとか。図書館に移動するとか。席を移動するだけでもいいですね。少し場所を変えるだけでも頭が切り替わり、気分転換になってやる気が上がります。
④姿勢を変える
勉強は座ってするものですが、ずっと座っていると体に良くありません。1時間に一度は立ち上がりましょう。音読とかなら立ったままでもできそうですね。音源を聴くなら歩きながらでもできそうです。そのまま飲み物を取りに行って休憩してもいいですね。
同じ姿勢でいるのは脳というより体全体にとってよくないので、できるだけ立ち上がったり姿勢を変えてみましょう。
⑤休む
飽きたということは「脳が疲れている」状態なんです。科目を変えてみたり、やり方を変えてみたりすることも大切なのですが、あまりにも脳がお疲れ状態なら、これ以上やっても頭に入りません。疲れたら休もう!
試験前でやることが多い時は少し勇気のいることですが、だらだら効率の悪い勉強を続けて「勉強嫌い」になるくらいなら、サクッと休んで、脳が元気な時にまたがんばりましょう。
ちなみに私は仕事や勉強に倦んできたら、軽く机を片付けてみたり、コンビニまで歩いてみたり、シャワーを浴びてみたり、このブログを書いたりしています。やることを
勉強のやる気と「飽き」まとめ
- 「やる気がない」というより「飽きた」だけかも
- 集中力は15分、45分、90分が限界
- 教科や方法、場所など、何かを変えてみよう。思い切って休憩もあり
「やる気が出ない」の正体はだいたい「飽き」によるものです。同じ姿勢を取り続けると体に良くないのと同じで、同じ勉強を続けると頭も疲れて集中力が切れてきます。別の教科にするとか、やり方を変えるとか、何かしらを変えてみましょう。あるいは、思い切って休んでしまうのもありです。
飽きてやる気がなくなるということは、あなたはそれだけ勉強を頑張っているということです。だからどうか自信を持って。そして、変えたり休んだりしてもいいし、そのほうがもっと効率が上がって成果が出ることを頭の片隅においておいてくださいね。
以上、横浜プロ家庭教師佐々木(@kateikyo_megumi)でした!
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