こんにちは。横浜・鎌倉のプロ家庭教師 佐々木(@kateikyo_megumi)です。
「勉強が嫌いすぎる」「勉強に自信が持てない」というお悩みをよく聞きます。誰でも少なからずこういう気持ちってあるんじゃないですかね。
勉強嫌いにはいろんなタイプがいまして、
・とにかく明るい勉強嫌い
・そうではない勉強嫌い
の二種類がいるようなんです。
「とにかく明るい勉強嫌い」さんは

うわーまた赤点なんだけどwwww
とか笑顔で言って、周囲の笑いをとったり安心させる役割を担っているような人たちです。
うん、できればもうちょっと反省してほしい。
そしてもう一方のそうではないタイプはというと、

「もういやですべんきょうしたくないですうわあああああああんじぶんなんかじぶんなんか」
みたいなことを言うので、結構それはそれで大変だったりします。
勉強って大変ですよね。自分のレベルだったり自分の努力、能力、そういうものが人と比べられる形ではっきり数値化されて出てくるから、すごく怖い。勉強しなくて悪い点ならまだ諦めがつくけれど、めちゃくちゃ勉強したのに酷い点数だったらまじで立ち直れないし。そこそこできたとしても、目標の点数に「あと1点」で届かなかったら泣きたくなるし。ひとつのミスが命取りだったりするし。上には上がいるし。
勉強に自信を持つってすごく大変なことです。きっと、どんなに勉強を頑張っても「自信が持てない」人は少なくないはず。
そこで、今日は勉強に自信をなくしてしまっている人たちを応援し、励ましたいと思います。
勉強嫌いの生徒さんとたくさん向き合ってあれこれ話を聞いてきた上で学んだ「心の持ち方」みたいなものをお話しするので、勉強に自信をなくしたときは、これを読んで元気出してね。
勉強に自信がないのは、人と比べるから

人と比べると自信をなくす
勉強は自分との戦いです。人と比べてはいけません。
いいですか、勉強は人と比べてはいけません。テストや何やらで簡単に数値化できるので、どうしても人と比べがちですが、人と比べたってどうしようもないんですよ。
大人たちはおせっかいにも「学年順位」だとか「偏差値」だとかいう形で生徒たちを勝手に比べてあーだこーだ言ってくれますから、あなたたちが自分で比べる必要はありません。そういうのは大人に勝手に言わせておきましょう。
どうして自分を責めるんですか?他人がちゃんと必要な時に責めてくれるんだから、いいじゃないですか。
アルベルト・アインシュタイン
ほら、アインシュタイン先輩もそう言ってますよ。
どんなに勉強を頑張ったって、上には上がいるからキリがない。
もし、頑張ってクラス1位の成績を出せたとしても、まだ上には「学年1位」がいます。
「学年1位」になっても、まだ「地域1位」がいます。
模試を受けたら自分の順位の低さにびっくりするかもしれません。
最高峰の大学に入ったって、コンプレックスを抱えている人がいます。
恐ろしいですね。
何が言いたいかというと、「人と比べるのは無意味」だということです。
誰かと比べることを続けたら、一時的にはやる気がでるかもしれません。でも、あなたのメンタルがいつかダメになると思います。勉強が嫌いになって、もう勉強なんかしたくないと思ってしまうかもしれません。
最終的に、勉強は自分との戦いです。だから、見えない誰かと戦って自信をなくすのはもったいないのです。
それに、勉強って自分の好奇心のためであったり、自分の進学などのチャンスを掴むためにするものであって、人を打ち負かすためのものではないんです。
あなたが偏差値50ほどのA大学を志望していて、その大学に入学して、その大学でやりたいことをやれるなら、それは大成功なんですよ。偏差値とか順位とかに囚われすぎていたら見失ってしまいます。
どこまで行っても上には上がいる。そして、勉強の究極の目的は「自己実現」なので、他人と比べすぎるのはやめましょう。
勉強で比べるのは昨日の自分

比べるのは昨日の自分
誰かと比べるのはやめる。代わりに、「過去の自分」とはよく比較しましょう。
勉強で大切なのは、昨日の自分と比べることです。
たとえば、
・昨日、答えを見ながら解いた問題は、今日は何も見ずに解けるようにする
みたいに、何か一つでも「昨日より進歩」していたら、それは素晴らしいことです。
勉強は本来、自分の目標のためにするものです。
当たり前ですが、全員がクラス1位になるのは不可能なんです。自分が決めた目標に少しでも近づいていればそれでいいし、本来順位は単なる目安なので、そこまで躍起になるものではないはず。
勉強は自分の成長ためにするものです。だから、できることが日々増えていけばそれでいいんです。出来たことは素直に認めてあげましょう。
いきなり全てが完璧でなくてもいい。
昨日よりちょっとよくなっていたら、それでいいんです。
苦手科目ばっかり勉強していると自信をなくす

苦手科目ばかりやるのはつらい
「苦手を克服しなきゃ!」と必死になっている人が多いです。確かに苦手科目は足を引っ張りますし、苦手科目ができるようになると全体の得点も上がりますよね。
成績表をもらうと、どうしても苦手科目ばかりに目が行くし、先生や親から「苦手科目をなんとかしなさい」的なことを散々言われているかもしれない。
苦手を克服することは、とても大切なことです。
ですが、苦手なことばっかりやっていたらしんどい。絶対しんどい。
始めるときはまず得意なことから。得意なことをやってウォーミングアップをしてから、苦手に取り掛かりましょう。
勉強に自信がない人は、ダメなところばかりを見る

ダメなところばかり見ていませんか
試験の後には必ず「反省」するように言われますね。
この反省を間違えている人があまりに多いから言わせてほしいのですが、反省って「ダメだったところを挙げる」ものだと思っていませんか?
そうだとしたら、残念ながらちょっと違います。
反省は、いいところ、できたこともあげないとダメ。できたことは継続して、よくなかった点は改善。それが反省です。ダメだダメだと責めていたらそりゃあ嫌にもなりますよ。
感情的になってない?

テストのために落ち込むと勉強が嫌いになる
例えばテストで点が取れなかったとか、模試でE判定だったからとか、その度に落ち込んで、落ち込んでいる自分を慰めるためにドカ食いしたり引きこもって動画見まくったりしてません?
できなかったことを悲しんで、「どうせ自分なんかできない」と言っていたい気分の時もありますよね。人間だもの。
けれど、そればっかりやってたって、なんの進歩もないですよ!
悲しい気持ちもわかるけれど、できたこともあったんじゃないの?
だって0点を取ったわけじゃないですよね。30点だったのだとしたら30点分の出来たことがあるはず。そこに目を向けて、どうして30点取れたのか冷静に考えてください。
反省というのは、「できなかったところを責める」だけでは不十分です。「ここはよくできていた」というのも同時に分析しないと反省にはなりません。
落ち込んで泣きじゃくって引きこもるのは0点を取ってから。落ち込むのはまだ早いよ。
最後にこれだけは覚えといて
人間はそんなに器用でもないし、強くもないし、常にやる気満々でいられるわけでもない。
私は勉強が好きな方ですが、それでも勉強が嫌で嫌で仕方がなかった時期はありました。
その時は、人と比べたり、苦手にばかり意識を向けていたんですよね…。
とくに、落ち込みやすい人はダメなところばかり見ています。ダメなところを見つけることにおいては素晴らしい才能を持っているんじゃないかな。
でも、それだといつか疲れちゃいます。勉強が嫌になるとかそういうレベル問題ではなく、いつか病んじゃいます。
そんなの悲しいからなんとかしましょう。
本来、勉強とは、「たくさんのことを知ること」だったり、「できなかったことをできるようにすること」です。これはつまり成長なんですよね。
人間は本来、成長したい生き物だし、自分の成長を感じると嬉しい、楽しいと思うものだと私は信じています。
だから、勉強は本来面白いものなんですよ。
それをつまらなくしているのは、ほかでもない、あなた自身。
だから、ちょっとだけ視点を変えて、「できたこと」や「面白いと感じたこと」に目を向けて見ませんか。
勉強との向き合い方が変わるはずです!
▼勉強に自信をつける具体的な方法はこちらの記事で解説しています。
