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勉強のやる気がでる「いい目標」、やる気をなくす「悪い目標」

勉強のやる気

こんにちは。横浜・鎌倉のプロ家庭教師 佐々木(@kateikyo_megumi)です。

勉強する上では、目標が必要不可欠ですよね!

壮大な目標を立てて、勉強に邁進している方もいるかと思います。目標を達成すると、気分もいいし、自信になりますよね。

 

しかし、目標は立て方によっては、自信を削ぎ、悪い結果を招くこともあります。

 

そこで、良い目標と悪い目標についてご紹介します。

 

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勉強のやる気をなくす「悪い目標」とは?

まずは「悪い目標」とはどんなものか考えましょう。

学生さんはよくこう言います。

次は平均点を超えます

偏差値を5上げます

しかし!これを目標にしてしまうのは最悪です。

 

なぜなら、平均点も偏差値も自分ではどうにもならないから。

相対評価の目標は危険

平均点や偏差値は周りの人との比較によって決まる「相対評価」です。平均点も偏差値も、自分だけではどうにもならない要因が含まれます。

 

もし今あなたが試験で50点、試験の平均点が60点くらいだとして、もし次の試験の平均点が70点まで上がってしまったら、どうですか?

 

平均点が上がる理由は、試験が簡単だったのか、他のクラスメイトが一生懸命勉強したかのどちらかです。

試験が簡単かどうかは問題を作る人次第ですし、他のクラスメイトが一生懸命勉強したのかはクラスメイト次第。あなたの力ではどうにも出来ません。

 

試験を難しくしてもらうこともできませんし、クラスメイトの皆に悪い点をとってもらうことも、不可能です。そりゃそうだ。

 

極端ですが、「目標は明日晴れることです」と言っているようなもの。明日の天気が晴れになるために自分でできることがありますか?ないですね。こればかりは自分ではどうにもなりません。

 

そのくらい、平均点や偏差値を目標に設定してしまうことは恐ろしいことです。

偏差値や平均は「めやす」

自分ではどうにもならない要素は、目標としては不適切。

 

平均とか偏差値は「自分が今どこにいるのか」という「めやす」にはなるけれど、目指すべきものではありません。いや目指してもいいんですけれど、いばらの道ですよ。挫折まっしぐらですよ。

 

そういう子をたくさん見てきましたし。

 

一生懸命頑張って、達成できなかったら・・・「もう勉強なんかしたくない!」と、自暴自棄になるでしょう。

 

それって、「今日晴れさせるのが目標だったのに、晴れなかった!自分はもうだめだ!!!」と言っているようなもの。これがいかにおかしいか、ご理解いただけると思見ます。

 

何のための目標か?

目標を立てる意味は、その目標を達成することで達成感を得たり、成長を実感したりすること。最終的には、自分で定めたゴールに近づくために目標をたてますよね。

 

自分で操作できない目標を立てれば、成長を実感する事ができません。たとえ目標を達成したとしても、「運良く晴れたから目標達成」では意味がないのです。

 

つまり、自分以外の人の影響を受ける相対評価で目標を決めてはいけません。

 

勉強のやる気が上がる!「良い目標」とは?

自分ではコントロールできないのが悪い目標だとすれば、良い目標はその逆です。

自分でコントロールできることを目標にしましょう!

 

「次の試験では基本的な問題を解けるようにする」
「○日までに問題集○ページまで解く」

「記述問題をできるようにする」

 

これであれば、自分の努力次第でどうにかなるはずです。

目標のその先が大切

 

とはいっても、「平均点を超える」とか、「テストで〇点取りたい」と思うことだってありますよね。というか、できるだけ高い点を取りたいと思うのは普通のことなので、それ自体は問題ではありません。

 

問題は、「点とるぞ」で止まってしまうこと。

 

どこまで具体化できるか

重要なのは、「〇点とるためにこれをやるぞ」と具体化すること。

 

「それを実現するためには何が必要なのか?」「自分は何ができていて、何が足りないのか?」を考えましょう。そのために学校のテストでは「知識・理解」「技能」「考え方」みたいな観点から点がついているわけですからね!

 

一歩踏み込んで、具体的な行動にまで落とし込む。そして、できることを積み重ねましょう。

何をするか明確にする

たとえば、取りたい点を考えたときに「知識・理解はいつも結構いい点を取れるけれど、考え方がほぼ0点」だとわかったら、「考え方」のところでどうやって点を取るかが重要です。つまり応用ですね。

 

それなら、応用問題をいつもは1回しか解かないけれど、今回は2回やってみようとか、わからないことは聞きに行ってみようとか、具体的な行動が見えてきます。

 

知識・理解の部分はできているけれど、考え方を問われる記述でいっつもやらかす人は、記述の問題もきっちり対策しておくことが近道ですね。

 

あるいは、どの観点でもそれなりにできているけれど、ケアレスミスが多くて失点している!ということがわかったら、ケアレスミスを減らすための対策を講じたらいいですね。

 

ここまで考えれば、何をすればいいのかが明確です!

 

勉強のやる気が出る目標 まとめ

・悪い目標は相対評価、他人に左右される目標

・いい目標は自分でどうにかできる目標

・やるべきことが明確になるまで落とし込む

 

一番大切なのは、成長すること、ゴールに近づくことです。

運で目標を達成したって、意味はありません。
昨日の自分より成長できたか、前回の試験の時より良くなったか・・大切なのは、他人と比較ではありません。比べるべき対象は、過去の自分です。

そして、成長するために「具体的に何をするか」がはっきりしていることが目標達成の一歩です。