こんにちは。横浜・鎌倉のプロ家庭教師 佐々木(@kateikyo_megumi)です。
あなたは勉強中に音楽を聴く派ですか?音楽については様々な論文やら意見やらあります。音楽がある方が勉強がしやすい人もいれば、音楽がない方がいいという人もいて、こればかりはかなり意見が分かれるところです。お母様お父様からも、生徒さんからも相談されるんですよ。
うちの娘はいつも音楽を聴きながら勉強しています。音楽を聴きながら勉強するのってどうなんでしょうか?
お子さんが勉強中にひたすら音楽を聴いていたら、「本当に集中できてるの?」と心配になりますよね。実は、勉強中の音楽は薬にも毒にもなります。上手に使えば効果を発揮するし、下手をすると勉強の邪魔になります。
そこで、勉強のやる気と効率が上がる勉強と音楽との付き合い方について書いていきたいと思います!
勉強中の音楽はあり?なし?
ちなみに私自身は勉強中の音楽はアリ派ですし、音があった方が楽しく勉強ができます。音楽を上手に使うと勉強にもメリットがあります。
上手に使うことで勉強がしやすくなりますよ!
音楽は勉強のやる気を上げる
勉強の何が大変って、勉強を「始めること」が一番大変なんですよ。
なかなかやる気が起きないし、一度テレビの前に座ってしまうと、そこからなかなか立ち上がれなくないですか?洗濯物を畳んだり、お皿を洗わないといけないのに、なかなか面倒くさい。
どうしてそうなるかというと、行動にも「慣性の法則」が働くからです。一度座ってしまうとなかなか立ち上がれないのは、座ったままでいたいから。
このように、勉強にしろ何にしろ、一番大変なのは「最初」です。滑り出しがうまくできるかで決まるんですよね。
そこで、勉強を始める時に、気分を高めてくれる音楽を流すと、「よっしゃやるぞ!」という気分になれるんですよね。
だから私は、「勉強を始める時のスイッチ」として音楽をかけるのは断然ありだと思っています。
音楽が勉強のやる気スイッチになるんですね!
ちなみに、勉強のスイッチとして音楽をかけている人は、「最初は音楽が聞こえていたけれど、気付いたら聞こえなくなっていた」と言います。集中して勉強できている証拠ですね!
こういう人なら音楽を聴きながら勉強しても大丈夫です。
音楽がある方が勉強がはかどる!?
単純作業においては、音楽がかかっていた方が効率がいいことが数々の実験からわかっています。
作業場で音楽を流した時の効率に関する実験では、BGMがあった方が手がよく動くし、集中できるとか。
たとえば漢字練習とか、単語練習とか、ひたすら計算とか、そういうことなら適度な音楽は作業効率を上げてくれます。
「音なし」状態は勉強のやる気を下げる
実は、人間はまったくの無音状態でも集中できないんですよ。
なぜなら、自然界に「無音状態」なんてほとんど存在しないからです。風で草木が揺れる音、誰かの足音など、自然界には何らかの音があります。それを遮断して、まったく音がない状態は「不自然」なんです。
だから、適度な音があった方が勉強に集中しやすいんですよね。
たしかに無音だとなんか嫌だし、眠くなる気がする
最近、リビング勉強が流行っているようですが、のは、リビングで生活音がする安心感もあるからだと私は思います。お母さんが料理をする音や匂い、結構安心しますよね。だしの匂いとか最高。カレーもいいな!
おっと、ただの食いしん坊でした。
音楽で雑音を遮断する
また、反対に音楽をかけることで騒音を遮断する効果もあります。家が狭いと、勉強中にリビングからテレビの爆音とか家族の笑い声とか聴こえてくるじゃないですか。そこで文句を言っても解決できないので、耳にイヤホン突っ込んで自分の世界に入る人もいます。私も、家族がリビングで大ゲンカしている時は決まって音楽をかけて遮断していました。こういう理由で音楽をかけて勉強している人もいますので…。家のテレビなどの生活音がうるさすぎないか、確認してみてください。
勉強中の音楽のデメリット
ただし、音楽をかけないほうがいい場合もあります。
脳の働きを邪魔する
日本語ボーカルがついていたり、聞きながら歌ってしまうような音楽はNG。歌詞が脳に入ってきて、勉強内容に干渉して邪魔をしてきます。もちろん爆音で聴くのも…やめておきましょう。あくまでBGMとして、流しておくくらいがちょうどいいですね。
頭を使う勉強では影響を受ける
単純作業では、音楽があった方がノリノリで楽しく進められるのですが…単純作業ではなく、結構考えないといけない勉強だと、音楽は邪魔になります。たとえば数学の難しい応用問題とか、作文の構成を考えている時など、考えを練る系の勉強のときは音楽は邪魔になります。
勉強中に最も効果的な音楽の使い方
ここでいったんまとめましょう。勉強中に音楽をかけるとしたら、一番いいのは、
時間:勉強のスタート時の景気づけに
勉強:漢字練習などの作業的な勉強で
内容:クラシックや洋楽など、母語のボーカルではない曲を
音量:小さめにかける
このような使い方が最も効果的ですね!!!
勉強中におすすめの音楽
そこで、聞き流して聴ける程度の音楽を。
クラシック
やっぱりクラシックは王道です。ショパンやモーツアルトを聴くと頭がよくなるとか言われます。真偽のほどはわかりませんが、やはり長年愛されてきた音楽は耳も心地がいいものです。
おすすめはこちら。このCDはクラシック100曲も入って3,000円ですって…!1曲30円だなんてコスパ最強じゃないですか?
ちなみに私はパッヘルベルのカノンとショパンのノクターンが好きです。
アップテンポな曲
気分が明るくなる曲はいいですね。勉強が苦手、嫌いな人は、明るくて楽しい曲で気分を盛り上げましょう。だんだん「音楽が楽しい」が「勉強が楽しい」にすり替わりますよ!
洋楽など
日本語が入っていると干渉してきて勉強の邪魔です。聞くなら「聞いてても意味がわからない外国語の曲」がいいですね。英語がわかる人は洋楽はやめておいた方がいいかもしれません(笑)。最近だとK-POPも人気ですし、ほかの国の音楽を聴いてみるといいですね。
カフェミュージック
YouTubeに「カフェで流れるジャズ」チャンネルがあります。私はよくここの音楽を流しています。
本当にカフェにいるみたいにリラックス&集中できますよ♪
集中できる音楽
「集中できる音楽」というジャンルがあります。朝の鳥のさえずり、水が流れる音など、癒される自然音が流れます。
無音よりこちらの方がリラックスできそうですね!
まとめ
- 音楽は、勉強のスイッチ・集中力アップ・雑音遮断などの効果あり
- ただし内容によっては勉強のジャマになる
というわけで、お子さんが音楽を聴いていて心配だという方は、お子さんがどんな音楽をどんな理由で聴いているか確認してみてください。勉強のための景気づけだったり、その方が集中できると考えているのであれば、音楽は問題ありません。音楽をかけて、口ずさんでいるならやめた方がいいですね。
「音楽があったら集中できないのでは?」と心配かもしれませんが、内容次第では効果を高めてくれるので、すべてを反対するとやる気を下げてしまいます。音楽はどんなものを聴いているかが重要です。問題なさそうなものであれば許してあげてください。
音楽を上手に使って集中力を上げていきましょう!
以上、横浜プロ家庭教師佐々木(@kateikyo_megumi)でした!