「勉強、何から始めたらいいのかわかりません」
「たくさん勉強しているのに、成果が出ません」
と、お悩みのあなた。そんなあなたのために、勉強で絶対するべき法則をお教えします。
勉強とはアウトプットである
勉強といわれたとき、まず何から始めますか?
多くの人が、教科書やノートを読む、見ることから始めるのではないでしょうか。
しかし、これは時間の無駄です。
成績を上げる勉強のポイントは、アウトプットです。
アウトプットとは、知識を外に出すこと。
対義語であるインプットとは、知識を自分の中に取り込むこと。
多くの方が「勉強=インプット」と思い込んでいます。
確かに間違ってはいませんが、残念ながら、インプットだけではいい点を取ることができません。成績を上げたいのなら、インプットよりもアウトプットにエネルギーを費やす必要があるのです。
なぜアウトプットが大事なのか
アウトプットが大事な理由、それは、テストがアウトプットだからです。
テストとは、自分の持っている知識をアウトプットする必要があります。インプットすればアウトプットができるかというとそんなことはなく、アウトプットする練習が必要なのです。
例えば、合唱コンクールに向けて歌が上手くなりたいとしますよね。
あなたなら何をしますか?
もし、クラスメイトの一人が、楽譜をずっと眺めて、歌詞を読んでいたら、どう思いますか?
そんなことをしているヒマがあるなら歌いなさい!と思いませんか。
あるいは、サッカー部で、サッカーが上手くなりたいからと、サッカーの入門書をひたすら読んでいる部員がいたら、どう思いますか?
そんな時間があるなら練習しなさい!ボール蹴りなさい!と思いませんか。
この場合、
楽譜を読むこと、入門書を読むこと=インプット、
歌うこと、ボールを蹴ること=アウトプット
にあたります。歌がうまくなりたいなら、楽譜を見ているだけではダメで、どんどん歌を歌うべき。サッカーができるようになりたいなら、ボールを蹴るべき。当たり前ですね。
成績を良くしたいなら、教科書を見ているだけではダメで、どんどん問題を解くべきなのです。
音楽やスポーツでは当たり前のことなのに、勉強になるとなぜかそれをしない人が多いのです。
つまり、短時間でいい成績をとりたいなら、
問題を解いて!
とにかくたくさん問題を解いてください。つまり問題集を中心とした勉強法がいいのです。
どれだけ問題を解いたのか。
問題を解かないなら、勉強したとはいえません。
教科書を読んだだけ、ノートをまとめただけ。それでは本当に意味がない。
いい成績をとりたいなら、とにかくアウトプットすること。つまりたくさん問題を解くこと。
何を使う?
アウトプット勉強法をする第一歩は、まず問題集を用意すること。
学校で用意されているものがあるなら、それを使うのが一番です。なぜなら、試験問題は学校の教材をベースに作られるからです。
つまり、学校から配布されている問題集があるなら、それをやるのがベスト。
もしないなら、本屋さんで購入します。大型の本屋さんに行けばいくらでも問題集があるので、それを買えばOK。
科目別:買うべき問題集
国語・社会・英語は複数冊を利用して様々な問題パターンに慣れること。
理科・数学は問題のパターンがそこまで多くないため、一冊をボロボロに使い倒して解けない問題はないくらいの状態にしておきます。
国語
教科書準拠の問題集 2冊
教科書に沿った問題集です。難易度、出版社が違うもの、暑いものと薄いものを1冊ずつがオススメ。
文法問題集
文法が多く出題される学校なら、用意しておきましょう。
英語
教科書準拠の問題集 1冊
国語と同じく2冊ほどほしいところですが、大体の学校で一冊はワークブックが配布されているかと思いますので、1冊で十分です。こちらで主に教科書の単語や熟語、連語、本文対策を行いましょう。
文法問題集 1冊
文法だけを扱った問題集も必要です。文法問題を攻略するために文法だけの問題集もあるといいです。
数学
教科書準拠の問題集 1冊
数学は、学校から出ているワークブック一冊で十分です。配布されていない人は買いましょう。
理科
教科書準拠の問題集 1冊
理科も数学と同じで、1冊でOKです。学校で配布されているものがあればそれを、ないなら購入を。
社会
問題集2冊
自分のレベルにあった問題集を2冊用意します。
成績がなかなか上がらない人は、アウトプット量を見直すべき
勉強しても勉強しても成果が出ないのであれば、アウトプットの量が不足していることが原因です。
インプットよりもまず、アウトプットする。どんどん問題集を解く。
これだけで成果が出ます。
正直、インプットするだけの「教科書読むだけ」よりすごく大変ですが、成果は確実に出ます。
成果の出ない勉強法をだらだらと続けるくらいなら、成果の出る勉強法をしっかり実践したほうがいいはず。
まずは問題集を用意して、レッツトライ!