こんにちは。よく関西人に間違えられる佐々木(@kateikyo_megumi)です。
ノリがいいからでしょうか。それともお笑いが大好きだからでしょうか。いやたぶん変な関西弁を使うからでしょうね。ごめんなさい。
さて、もうすぐ英検ですね!
英検2級を受験する生徒さんから
作文なんか書けるわけがありません
と相談を受けました。なんだその決めつけ。
英作文なんて書けるわけないじゃないですか!!!日本語の作文すら書けないのに(?)
そうなんですよね、英検2級にはライティングの問題が出ます。早い話が英作文の試験です。
英作文問題の指定単語数は80〜100。作文を書いたことがない子には非常に高いハードルに思えます。
でも、大丈夫。
きちんと英語を勉強してきた人なら、このライティングは書けるようになりますよ!
問題は、そのやり方を知らないことだけ。
そこで今日は、英検2級ライティングの作文の書き方をまとめてみたいと思います。
たとえば、「小学生がスマホを持つことについてどう思うか」という内容の問題が出題された場合を考えてみましょう。
英検2級ライティング① まずはネタ出し
いいですか、初心者さんはいきなり英語で書き始めてはいけません。まずは、作文に何を書くかを「日本語で」考えます。
PREP法という構成の仕方があるので、それに則って書きましょう。
- Point(要点)
要点を書く。その論点に賛成か、反対か。 - Reason(理由)
意見に対する理由を書く。 - Example(例)
具体例を述べる。 - Point(要点)
最初に書いた要点を言い換える
英検2級の場合は、理由を二つ書かないといけないので、PREREPの順番で書くのがコツ。
つまり(要点→理由1→例1→理由2→例2→要点)の順番です。
慣れていない人は、まず日本語で書くことをまとめておきましょう。
「小学生がスマホを持つことについて」
P:反対である
R:対面でコミュニケーションをとるべきだから
E:スマホを持っていたらスマホを使って話すことに慣れてしまう
R:危険があるから
E:危険なサイトにアクセスしたり課金してしまう人もいる
P:だから私はスマホは大人になってから持つべきだと思う。
まずはこの形式で発想することに慣れましょう。
小論文を書いたことがない人は、日本語でも書くのが大変かもしれません。まずは一言で。
英検2級ライティング② 英語にしてみる
5文型を守って書きます。特にSVO、SVCを意識してみてください。
接続詞とか、関係代名詞とか、難しい文法を使いたくなる気持ちもよく分かりますが、難しい文法を使えば間違えるリスクも上がります。
ここでの目的は「検定に合格すること」です。
そのためには正しい文法で書くことが大切なので、文法のミスには注意。
I agree this idea.I have two reasons.
First, it is important for students to meet and talk with others.
このくらい簡単な英語で書いていきます。
とにかく、
・主語、述語、補語のSVC文型
を意識して、正しい英文を書くことに注力します。
(英語には4文型と5文型というものがありますが、自信がない人は無理に使わなくていいですよ!)
英検2級ライティング③ 装飾する
単純な文を書くと起こる問題は「字数が足りない」こと。英検2級では80〜100の単語数が必要なのですが、単純な文を書いていると80語に届きません。
そこで大切なのは、書いた文章に装飾をつけることです。
装飾のアイデア
・形容詞、副詞
形容詞は名詞を修飾、副詞は動詞、形容詞、副詞を就職します。もう少し意味を足したいときに入れてみましょう。
・接続詞
if,when,because,before,afterなどなど、副詞節を導く接続詞を使って文章を膨らませることができます。
・to不定詞
やや上級者向け。
名詞を修飾する名詞的用法、動詞、形容詞、副詞を修飾する副詞的用法など。
・助動詞
動詞の前につけることで文の意味を強めたり、弱めたりできます。mustは義務と断定で「しなければならない」という意味なので、強いニュアンスに。mayなら断定を避けた意味合いにできます。
ただし、修飾すると間違えそうだと思うときは使わない方がいいです。
難しい文法を使っても加点にはなりません。それどころか、間違えれば減点になります。つらい。
英検2級ライティング④ 見直す
書けた~やった~!!!
書けると嬉しくて「終わった感」出してきてペン投げそうな人がいるのですが、
書 い て 終 わ り で は な い か ら ね ! ?
わかってる!?君たち!?(ココ重要)
書いて書いたかならず見直しましょう。いいか、絶対だそ!
作文でよく間違えるポイントはこちらなので、ここはよく見直すようにね!!!
・冠詞のつけかた
aなのか、theなのか、無冠詞なのか。
文章に初めて出てくる加算名詞はa、一度出てきた言葉はtheです。
そもそも日本人には冠詞という概念がないので、なんにも考えずに作文を書いたらだいたい忘れています。
付け忘れには十分注意を。
・複数形のs
これも日本語にはない概念なので要注意。
加算名詞はすべてチェックを。
・人称代名詞
一度出てきた人は人称代名詞に置き換えます。
とくに名詞に所有格をつけるのを忘れがちなので要注意。(their workなど)
・時制
時制は適切か。こういうところではだいたい現在形で核のでしょうが、特に注意がいるのは三単現のs。これはかならず確認を。
英検2級ライティング⑤ 作文は難しくない
対策をしたことがない人にとって、80〜100語のの作文は高いハードルに感じられるかもしれません。
ですが、きちんと練習すれば書けるようになります。
まずは日本語でアイデアをまとめて、稚拙でもいいから英語にしてみる。
そのあと、知っている単語をつないで形にする。
やってみると、意外にも80〜100語はすぐに書けてしまいます。
だいたいみんな冠詞や所有格やらをつけ忘れているので、これを補うだけで結構な文字数になるもの。
とにかく基本に忠実に。
あとは練習あるのみ。
英検を受ける皆様、頑張ってください。
健闘を祈ります!
以上、横浜プロ家庭教師佐々木(@kateikyo_megumi)でした!
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