こんにちは。横浜・鎌倉のプロ家庭教師 佐々木です。
さてさてもうすぐ英検ですね。
英検で結構苦労するのが、英作文ではないでしょうか。
単語数は50~60程度で、自分の意見とその理由を2つ以上書きます。
よくあるのが、
・そんなにたくさん英語を書けない(英語が苦手)
・何を書いたらいいかわからない(作文が苦手)
というお悩み。
特に準2級になると語数も増えるし、自分の意見を言わないといけないけれど別に意見なんてないし、ハードルが高いと感じる人も多いと思います。とはいえ、配点も高いので、真っ白にするのはもったいないし、合格可能性を下げてしまいます。
安心してください。英作文は、きちんと型を理解すれば難しくありません。
そこで今回は、誰でも書ける英作文の基本の型をご紹介します。
さらに今回は特別に、生徒さんにしか教えていない何もネタが思いつかない時の乗り切り方をご紹介します。
すぐにできる方法なので、英検を受ける方はぜひ試してみてくださいね!
まずは型を理解しよう
50~60語と聞いて、「どんだけ~!」「マジ無理~!」と思った人も多いのでは?
ですが、これってそこまで大変ではないです。
英語では「アカデミックライティング(学術的に書く方法)」という方法があって、大学でレポートを書く際はその型にのっとって書くことが求められます。
つまり、最初に型を覚える必要があるんです。逆に、その型に沿っていなければNG。
英検の作文にも型があって、そこにあてはめながら書けばいいし、そのほうがずっと楽だし、むしろ崩したら点にならないです。だから安心して型どおりに書いてください。
英作文の型
やることは4つです。①意見を表明する、②理由は2つです、③ひとつめは、ふたつめは、④結論として…と、この4つです。
①意見を表明する
まず賛成なら賛成、反対なら反対と、自分の意見を表明します。
I think students should…(反対ならnotを入れて)みたいな形です。
意見表明というと難しそうですが、I think以降は問題文そのままでもOKです。
例
問題が「Do you think students should learn foreign language more?」だった場合の第一文の書き方は、
賛成:I think students(they) should learn foreign language more.」
反対:I don’t think students(they) should learn foreign language more.」
つまり、 I thinkかI don’t thinkで賛成か反対かを伝えます。それ以降は問題文と同じ表現で問題なし。
②2つの理由があります。
I have two reasons.と、2つ理由があることを表明します。
③理由を述べる
1つ目の理由にはFirst, 2つ目の理由にはSecond, とつけて説明します。
④結論づける
最後にIn conclusion,(結論として) という前置詞句を使って締めくくります。ここでは難しいことを書く必要はありません。最初の文の表現を少し変えてくれればいいです。例えばshouldを同じ意味のought toに変えるとか。あるいは、もっと強く言ってもいい!と思うならmustにしちゃってもいいですよね。
must(しなければならない) = have to
should (すべきである) = ought to
can (できる) = be able to
will (だろう)= be going to
ちなみに、結論の強さはmust>should>can,willといったところなので、自分の結論の強さで選ぶといいですね。
何を書けばいいかわからない人へ
結構多いのが、「そもそも書くことが思いつかない」という人。そもそも作文が苦手な人にありがちですね。
内容に迷いすぎて時間がかかりすぎる人には、秘密の裏技をお伝えしましょう。もちろん、自分で書ける人はやらなくてOK。困ってる人だけ読もうね!
困ったときの切り札① 型を使う
まず1つは It … for人 to不定詞構文を使うことです。中3以上の人なら習っているはず。
「人」にとってto不定詞することは…です という意味の鉄板表現です。例えば、
It is important for Japanese people to study about other language hard.「日本人にとって他の言語を一生懸命学ぶことは大切です」という意味です。
このように、誰かにとって〇〇することは大切、という日本文を一つ考えてみてください。
反対なら、「日本人にとって(外国語よりも)日本語を勉強することが大切です」みたいな言い方もできますね。
誰かにとって〇〇することは大切、この言い方に当てはめるという方法を試してみてください。
困ったときの切り札② 使うネタを決めておく
そしてもう一つは、鉄板ネタを決めておくという方法です。この単語を絶対に使おう!と決めておくんですね。
ひとは「自由」と言われると困っちゃいます。自由研究や読書感想文はテーマが自由だからこそ、何をしたら、何を書いたらいいかわかりませんよね。そこで、自分はこれを書く!と決めておくとアイデアが出しやすく、かなり楽なんです。
おすすめのネタは「友達」か「家族」です。
たとえば、今回のテーマと「友達」をからめると、
「外国語を勉強したら友達ができる」
「海外に言ったときに外国語で話したら友だちになれるかもしれない」
「他の国の人とコミュニケーションして友達になる、これは異文化理解につながる」
「まずは日本の友達を大切にすべきで、まず日本をみるべき(反対意見)」
みたいな方向性が考えられるわけです。
「家族」をからめると、
「家族で旅行したときに、外国語で話してみたい」
「留学先でホストファミリーと話すためには勉強が必要」
「最近では家族が外国人の人もいるから、勉強しておくべき」
「勉強するにはお金がかかるから家族に迷惑だ(反対意見)」
などが考えられます。
困って時間がかかりそうな人は試してみて!
書けたら見直し!
書けた!これで大丈夫!
と思うのはまだ早いぞ!!!!
安心する前に、必ず見直しをしましょ!
特に間違えやすいのが、
・a,the,sの使い方は合っている?
・動詞の使い方は問題ない?(変なところにBe動詞を入れたりしていない?)
・三単現のsつけた?
・その他スペルミス
このあたりが要注意です!必ず確認を!
英作文は難しくない!
英語で自分の意見を書け!と言われると、どうすればいいのかわからなくて何も書けない人も多いかと思います。
ですが、まずは必要な型を覚えて、その通りに書く練習をしてみてください。オリジナリティも独創性も必要ありません。型にそって、ミスなく書ければ十分です。
さらに、ネタが思いつかない人は構文を使ったり、友達・家族を結びつけてアイデアをひねり出しましょう。
これだけでも、十分書けるようになります!
健闘を祈っています(^^)!!
以上、横浜プロ家庭教師佐々木でした!
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