進路に迷って勉強にやる気をなくしたときに考えてほしいこと

進路に迷って勉強のやる気をなくしたら 勉強のやる気

こんにちは。佐々木(@kateikyo_megumi)です。

高校生くらいになると、勉強と併せて重要なテーマになるのが進路選択です。先日も生徒さんから進路選択、職業選択について、相談を受けました。

 

将来、弁護士になろうと思っていたのですが、今更迷いが出てきてしまいました…。自分は本当に法律に興味があるのかなって・・

 

 

とのこと(生徒さんの個人情報保護のためフェイクを入れております)。

 

将来の夢を持って勉強していても、迷いが出ることはありますよね。進路に対する考えが揺らいでしまうと、勉強のやる気も落ちてしまうもの。

 

そういう時に、どう考えて、どう判断すればいいのでしょうか?

 

そこで、「やる気の三要素」を使って考えてみましょう。

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やる気の3要素

勉強のやる気には三要素あります。欲求・感情・認知です。それぞれについて簡単に説明しますね。

欲求

「したい」「なりたい」など、その人の欲求やら欲望。そうなりたいと思える気持ち。

「医者になりたい」「お金持ちになりたい」「偉くなりたい」等がこれにあたります。

感情

その対象が好きかどうか。どんな感情を持っているか。

好きならやる気になるし、嫌いならやる気が落ちます。

好きであればあるほどやる気は上がりますが、べつに「三度の飯より大好き」くらい好きでなくても問題はありません。

認知

認知というと言葉が難しいですが、簡単に言うと、その対象をどのように考えているかです。

自分にそれができそうか?

それに価値があるのか?

目的にあっているか?

 

これらをポジティブに認識していると、やる気が上がります。自分にできそうな気がする、自分にとって、社会にとって価値がある、と思っているとやる気が出てきます。

 

▼ やる気の3要素についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

勉強のやる気がなくなった時は「やる気の三要素」を確認しよう
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進路に迷ったら

進路に迷ったときは、このやる気の3要素の視点から考えてみてください

欲求が先行した進路選択

たとえば、医者になりたい人が迷ってしまう理由は何でしょう?

「医者になるのはカッコいいから」

「たくさん稼げそうだから」

「将来安泰だから」

 

将来の夢について聞くと、こんな答えを返してくる子がいます。まあ、間違ってはいませんね。

こういう理由なら、欲求が高い状態でしょう。

でももし、医学やら解剖生理学やらに興味がないなら、感情はゼロ。

そして、医者は難しいから自分には無理かもしれないと思っているなら、認知もかなり低い状態です。

 

こうなると、進路を考え直した方がいいですね><

進路について迷ってしまう人は、欲求が先行して、感情と認知がついてきていないことが結構あります。

つまり、お金持ちになりたいとか、自由になりたいとかいう欲求が先走って、その対象があまり好きではない、興味がない、あるいは好きかどうかを考えていない場合。また、それの価値や目的をあまりよく知らない場合。

医師や弁護士、公認会計士などの専門職を目指す人に割と多いかもしれません。

医者にあこがれはあるけれど、実はあまり詳しくなかったり、実は生物やら解剖やらが苦手だったり。

「三度の飯より人体が大好き」とまではいかなくてもいいかもしれませんが、興味を持てるかどうかは大切なことです。興味がないことを一生やり続けるのはしんどい。

憧れが先行した進路選択は、そのあたりをあまり考えていないことが多いので、結構怪しいです。

感情が先行した場合

では、感情が先行した進路選択はどうでしょうか?

たとえば、ゲームが大好きだからゲームの会社に入りたい!服・ファッションが好きだからアパレルに!と話してくれる子がいます。

最近だと「好きを仕事に!」なんていうキャッチコピーが流行っていますし、好きなことを仕事にできたら幸せそうですよね。

ただ、彼らに言いたいことは、「ゲームや服の何が好きなのかよく考えて」ということ。

彼らは、「服が好き」といいますが、大半の人は「服を買う・着るのが好き」なんですよ。これは必ずしも「服を売るのが好き」と同じではない。

大体アパレル関係に就職すると、最初は売る仕事ですからね…。

 

ゲームに関してもそうで、「ゲームをプレイすること」と「ゲームを作ること」はまったく違うことです。

ゲームが大好きだからゲームについて勉強したいし、ゲーム会社に入りたい!と考える人はいますが、ゲームが好きというのはたいてい「プレイするのが好き」で、「作ること、売ることが好き」かどうかはわからない。

プレイした体験しかなければ、作ることや売ることを好きになれるかどうかはわかりませんね。

消費するのが好きなのと、生産するのが好きなのは全く別物。

このように「好き」の対象がずれていると、就職で苦労します。あるいは入社してからギャップを感じて「こんなはずじゃなかった」と落胆する可能性も。

 

ゲームについては、 ゲーム制作関連の仕事をしている人にも詳しく聞いたので、そのことについて記事にしました。

▼ ゲーム制作関連の仕事をしている人に聞いた、ゲーム会社に就職する方法

ゲーム会社に就職したいならやっておくべき3つのこと
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認知が先行した場合

認知とは「自分にできそうだ」と思えるとか、「自分に価値がありそうだ」と認識していることでした。

この視点で選ぶということは、自分にできそうなことや、社会的に価値がありそうなを選ぶ場合です。要するに現実的な視点で進路を選ぶ人ですね。

英語が得意だから海外で働きたいとか、英語を活かした仕事がしたいという人は「認知」重視で選んでいるかもしれません。

あるいは、学生時代になにか特殊な体験をして、その体験を活かしたり、啓蒙したいと考える人もいますよね。

学生さんだとあまりこういう選び方をする人は多くないですが、社会経験をある程度積んでいる人だと「自分にはこれができそうだ」「この方法で貢献しよう」と考えることも増えます。

大体の場合、得意なら「好き」でもある場合もあるので問題ないですが、得意だけど全く好きではないとか、向上心がないとしたら…やりがいを感じられるのでしょうか?

「自分にできることを基準にする」「価値あることを仕事にする」のは一番合理的ではありますが、その考え方がすぎると「やりがい」を置き去りにしてしまうリスクがありそうです。

 

このように、進路を考える時は、「やる気の3要素」に照らしあわせて考えてみてください。

弁護士になるか迷っている学生さんへ

先の「弁護士になるか迷っている」学生さんの話をよくよく聞いてみると、弁護士になって経済的自由を得たいという「欲求」が先行してしまって、「感情」「認知」の部分があいまいでした。

話を聞いてみると、弁護士の仕事内容についてもあまり仕事内容についてもあまり理解しておらず、イメージも湧いていない様子。「弁護士ってなんかカッコいいし稼げそう」レベルでした。

「凶悪犯を弁護するなんて絶対ムリ、私口下手だし」という認知もありました。おそらく大きな刑事裁判の話をしているのですが、弁護士が弁護するのは凶悪犯だけではないし、民事裁判に強い弁護士もいますよね。

さらに、いざ法律の難しい文章を見たとき、「これ難しそう」と思ったこと、それが迷いの最大の原因でした。

もし、弁護士をめざすなら、法律の勉強を好きになれそうか、多少は楽しめそうかどうか、その勉強をずっと続けていけるのか、口下手だから弁護なんて無理と思っているあたりを再検討する必要がありますね。

別に法律大好き、趣味にしたいレベルにまでしなくていいですが、多少面白いと思えるかどうかは大切ですね。

それから、オープンキャンパスや職業体験などで「自分にもできそう」と思えるとなお良し。

近くに法律関係の仕事をしている人がいるなら、話を聞いてみるのもいいですね。どうしても社会経験が少ないので、イメージがあいまいだったり、間違っていたりするのは避けられません。

実際に働いている人の話を聞くことで、イメージをより鮮明なものにできます。

進路に迷って勉強のやる気をなくしたら まとめ

  • 勉強のやる気の三要素は「欲求」「感情」「認知」
  • そのうちの1つだけを考えた進路選択は、途中で迷いやすい
  • たとえば「欲求」だけを考えて進路を選んだなら、ほかの二つについても調べたりして考えを固めておく

 

大体途中で迷いが発生したり、「こんなはずじゃなかった」とか言い出す人は、残念ながら考えが足りていません!!!

でも何をどう考えたらいいかよくわかりませんよね?私も学生時代、そうでした。

だからこそ、このように3つの要素から自分の進路を考えてみることをおすすめします。どこかが足りないと思うなら、できるだけ早く再検討や情報収集を!

あなたの将来、大事な進路選択です。失敗のないように、途中で迷ってしまわないように、これらの3つの要素を意識してみてください。

以上、佐々木(@kateikyo_megumi)でした!

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都内・横浜で活動するプロの家庭教師です。
「わかりやすい説明」と、勉強がニガテな子どもの気持ちにとことん寄り添う「共感力」の指導に定評あり。趣味は歌うこと。
おかげさまで歴6年、合格率は97%超。著書5冊。取材・寄稿多数。●詳しいプロフィールはこちら

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