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ゲーム会社に就職したいならやっておくべき3つのこと

進路相談室

こんにちは。中学生の頃はゲーム大好きだった佐々木(@kateikyo_megumi)です。好きなゲームはゼルダの伝説シリーズですね。人生で大切なことはゼルダから教わったと言っても過言ではありません。誰か、ニンテンドースイッチ買って・・・。

そんな話をしていたら、生徒さんからこんな相談を受けました。
「ゲーム会社に就職したいんですけど、どうしたらいいですか?できれば制作側ではなくて企画や広告をしたいんです。何かしらしなきゃいけないとは分かっているけれど、何をしたらいいか分からないんですよ」

この手の相談は最近とても多いですね。
ゲーム会社のみならず、マンガやアニメ関係の会社に就職したいという声も多いです。2人に1人はこういうことを言ってくる。

あまりにも多いので、そろそろ記事としてまとめておこうと思った次第です。

ゲーム制作の専門学校の講師の友人がいるので、ゲーム会社に入るために何をすればいいのか話を聞き、私個人の意見も含めて、やっておくべきことをまとめました。

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・自分の気持ちの確認

ゲーム会社に入りたいと思う人は、絶対に確認しておかないといけないことがひとつあります。

それは「ゲームが好き」という気持ちの確認について。

おそらく、ゲームが嫌いという人はいないでしょう。

みんなゲームは好きだと思います。

ゲームを「プレイする」ことは。

ゲーム会社に入ったら、ゲームをプレイする側ではありません。ゲームを作る側、あるいはゲームを売る側に回ることになります。

「ゲームが好きだからゲーム会社に」

これには落とし穴があります。多くの人が「ゲームをすることが好き」なだけなのです。

「ゲームをすること」と「ゲームを作ること」、「ゲームをすること」と「ゲームを売ること」は全く次元が違います。

違いを理解できているかどうかです。

私の個人的な意見ですが、「ゲームをすることが好き」なのであれば、ずっとプレイヤーでいた方が幸せだと思います。

ゲーム会社に入って生産者になるのではなく、消費者、つまりお客さんでいるということですね。

稼げる仕事について、余暇にゲームをする。このスタイルなら好きなゲームを好きなだけ好きなようにプレイすることができます。

ゲーム会社に勤めたら、そうもいかないですよ。

どの業界のどんな仕事にも言えることです。

「服が好きだからアパレル」それでもいいんですけれど、入ってから「こんなはずじゃなかった」という人が多い。

「服を着るのが好き」と「服を売るのが好き」は似ているようで全然違います。着るのが好きで、それを職業にしたいなら、アパレル関係への就職より、モデルになることを考えた方がいい。

自分の「好き」が、どんな種類の「好き」なのか、よく考えてみてくださいね。

 

・作りたいなら作れば?

わたしの友人に、ゲーム会社に転職するためにゲームを作っている人がいました。ストーリーを作って、コードを書いて、絵を描いて・・・連日引きこもって毎日パソコンと向き合って発狂しそうだったと話していました。

ゲーム会社に入ってゲームを作るなら、それくらい出来ないといけないそうで・・・

でも、考えてみれば当然ですよね。

ゲームを作ることが好きなら、もうすでに作っていても不思議ではありません。今の時代、ゲーム制作もずいぶんと手軽に出来るようになったそう。かつてと比べて、知識も手に入りやすくなりました。

こうなってくると、本人のやる気次第・・・と言えそうです。

「ゲームをすること」が好きなだけではお話にならないことは先に書いたとおりです。

次に、何が好きなのかです。

ゲーム会社でゲームを作りたいならプログラミングを学んである程度出来るに越したことはありません。
デザインがしたいならデザインが出来るようになった方がいいのは当然でしょう。

企画がしたいのなら、今から企画書を作ったり、売れているゲームがなぜ売れたのか分析してみてはどうでしょうか。

不思議なのですが、世の中には「やったこともないのにやりたい人」が存在するんです。
ブログさえ書いたことがないのに「本を出したいんです!どうしたらいいんですか?」と聞いてくる人がいるんです。書いてから言え。

おっと、言葉遣いが悪かったですね。

おそらく、ゲーム会社志望の人にもこういう人が多いんじゃないですかね。「ゲーム作りたいです!作ったことないけど」的な。

さてここで3択問題です。もしあなたが採用担当者なら、どの人を採用しますか?

A「ゲームを作りたいです。ゲームを作ったことはありませんので教えてください」
B「ゲームを作りたいです。ゲームは一通り作ったことがあります」
C「ゲームを作りたいです。スマホゲームは一通り作ったことがあり、○万DLされました」

 

ゲームしていないで勉強しなよ

ゲームっておもしろいですよね。
そこにはたくさんの人の知恵と知識が結集されているのです。狙ってヒットを作るのは大変難しそうですが、ヒットした作品にはかならずヒットするだけの理由があるでしょう。

それだけ知識が必要なので、どんなことにも興味を持てる人が向いていると思います。ゲームは楽しいから好き、勉強はつまらないから嫌い・・・なんて嘆く人はきっと向いていない。新しい知識を得ることに貪欲で、好奇心旺盛な人が有利でしょうね。

以前、ゲームの専門学校講師の友人がおすすめのゲーム制作に関する本をすすめてくれたので、読んでみました。

ゲームをひとつ作るのに、デザインや音楽、脚本はもちろんですが、工学や心理学など、幅広い分野への知識が必要だと知り、驚いたことを覚えています。

厳しい言い方をしますが、「ゲームは楽しいけれど勉強はつまらない!」なんて言っている人は、典型的なゲームするのが好き脳の人だと私は思っています。

結局、誰かに楽しませてもらうことだけを期待していて、主体性がない。

本当にゲーム会社に入りたいのであれば、勉強もゲーム化して楽しめるくらいの気概がほしいところですね。

大学に入ろう

ゲーム制作の専門学校で講師をしている友人に聞いた話です。どこでも何でもいいから、ゲーム制作したいなら、制作の請負会社など、道はあるのだとか。

ただし、大手に入りたいとか、制作ではなく企画や広告など経営側の仕事に就きたいなら、はっきり言って狭き門でしょう。どの業界であれ、大手企業の新卒採用では学生が集中して少ないイスを取りあうことになります。

となると、キレイゴト抜きにして言えば、ある程度名の知れた大学を出ておいた方が有利であることは間違いありません。

今回相談してくれた生徒さんは、制作側ではなく企画や広報をやりたいとのことでした。それならなおさら難関になるでしょうから。名の知れた大学に入ってきちんと勉強して、自分の価値を高めておくべきでしょう。それに加えて、役立ちそうなスキルを身に付けて、高めておくことが必要だと思います。

本気でゲーム会社に入社したいなら、ゲームをやめて勉強しましょ。今すぐに。

夏休みの宿題が終わっていない?論外です。

それが嫌なら、一生プレイヤー、お金を払う側、消費者でいればいいんです。その方がきっと楽だし、楽しいと思いますよ。

 

まとめ

なんだか夢をつぶすようなことばかり書いてしまいました。

私としては、「ゲームすることが好き」なだけの人には、ゲーム会社はおすすめしたくないのが実状です。大変すぎます。もしその世界に入れたとしても、大変なことが多くて挫折するんじゃないかと心配なんですよ。

だから、もし「ゲームすることが好き」な人には、早く気がついてほしいし、別の道を考えてもらった方が幸せだと思うのです。

「頑張ってね!応援するよ!」と、きれいなことしか言わないのは、大人として、教育者として、いかがなものかと思う。決して夢をつぶしたいのではなくて、マイナス面、大変な面も知った上で、目指すなら目指してほしい。
目指すならもちろん応援したいのです。

だからこそ、勉強が嫌いでゲームばかりしているなら、もったいないから勉強嫌いを克服しましょう。

勉強嫌いを克服するためならいくらでも協力ができます。

 

あなたが本気なら、私も本気で応援します。

 

ちなみに私はずっとプレイヤーでいいです。誰かスイッチ買ってください・・・

 

おすすめ書籍

ゲーム制作の専門学校で講師をしている友人が進めてくれた本です。

とりあえずゲームのことを勉強したい人はこれを読みましょう。

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