こんにちは。横浜・鎌倉のプロ家庭教師 佐々木(@kateikyo_megumi)です。
説明。人に何かを説明したり教えたりプレゼンしたり。一方向的に話をすることを、あなたは得意ですか?
実は、私はもともと、説明があまり得意ではありません。今でも苦手意識を持っています。というか、人と話すのがそもそもちょっと苦手…要するにあれです。コミュ障です。笑わないでください。
わたしが教育産業にかかわろうと思った最初のきっかけは「コミュ障打破」でした。高い志とか、最初はまったくありませんでした。ごめんなさい。ちょっとそこ、笑わないでください。まじめな話です。
それでも仕事では説明力が求められます。というか、仕事のレベルが上がれば上がるほど、説明が仕事に占める割合が増えていくように思います。仕事って説明と説得の連続ですからね。あと時々謝罪。
そこで、そのコミュ障で説明下手な私がどうやってそれを克服してきたのか、赤裸々に書いてしまおうと思います。
説明が全く通じない!?
最初に塾講師を始めたとき、正直私は、愕然としました。
勉強が苦手、嫌いな人に勉強を教えるときには、二つの大きな壁があったからです。
1:相手に聞く気がない
勉強が嫌い。というか塾が嫌い。先生が嫌い。みたいな人もいる。席に座れば速攻で寝る。つまらなければ寝る。学校で家で「アイツ説明がへたくそ」的な感じでディスられること間違いなし。もう、無理ゲーじゃないか!
こんな状態じゃあ、どれだけいい説明をしたところで無駄でしょう。そんな人に説明を聞いてもらうにはいったいどうすればいいのか?
2:相手に理解力がない
勉強を普段からしていない子に勉強の話をしても、なかなか通じないものです。普段からアニメの話をしている人にアニメの話を振ればすぐに理解できるだろうけれど、アニメを見ていない子に同じトーンでアニメの話をしたら・・たぶん無理ですね。逆に引かれて終わるでしょう。
話をきいてもらうためにやってきたこと
話を聞いてもらって、理解してもらう…。
これは相当なハードルです。子どもは素直だから、どうでもいいこととかしょうもない説明は絶対に聞いてもらえません。聞いてもらえても、寝ちゃいますから…。
そこでどんな策をとったのかというと…
相手を話題にする
相手がアニメ好きならアニメの話に例えられないか?
英語の勉強なら、好きなアーティストの曲の英語詩とか使えないものか?
相手の名前を使って例文作れないかな?
歴史上の人物と相手の共通点は何かな?
人は誰しも自分のことに興味があります。相手の都合には興味がありません。繰り返しますが、人は誰しも自分のことに興味があるのです。
だから、その人の好きなこと、その人に関係のあるものとつなげて話してあげるのです。
興味のあることならアンテナが反応して、やる気スイッチが入ります。頭のスイッチがとりあえずONになるはず。
どんどん、相手をネタにして差し上げましょう。
見えるように話す
とにかくどこまでも具体的に。
100円のみかんをx個買ったときの値段が計算できないのは、形がみえないからです。イメージができないのです。xってなんやねん。誰やねん。
xだとできない子でも、「100円のみかんを3個」と問えば、300円だとわかるはず。ハッキリとした形が見えるか見えないかが大きな違いです。
相手が理解できていないときは、形が見えない、イメージができていないとき。だから絵をかいたり映像を見せたり、切り口を変えた説明が求められるでしょう。
タイプ別に話す
認知特性といって、人には得意、不得意があります。話を聴くとき、つまりインプットの際にどこを多く使うのかも人によって違います。
文字に強い人もいれば、
話せばわかる人もいるし、
図解された方がいい人もいるし、
体を動かせばスッと入る人もいる。
その人の得意を見極めて、どの手段を使うか決めます。
タイプ別説明術についてはこちらをご覧ください。
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まとめ!
わかりにくい説明、聞いてもらえない説明というのは、往々にして独りよがりで一方的です。そんな説明、大人だろうが子どもだろうが聞きたくありませんね。
では、どうすれば聞いてもらえるのか。抽象的ですが、相手のためになる、相手の役に立つ、相手を巻き込んだ説明なら、相手は興味を持って聞いてくれるでしょう。
説明に苦手意識を持っている人は、話し方を改善するよりも、相手は何を求めているか、相手が何を好きなのかを考えてあげるといいです。
そうすれば、「どんな人にも伝わる」説明ができるはずですよ!
説明力を上げたい方はコチラも御覧ください♪
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