勉強嫌いにお困りの方へ。家庭教師の依頼はこちら

「この勉強、何の役に立つんだよ」と考えてしまって勉強が進みません(お悩み相談)

勉強嫌い

こんにちは。横浜・鎌倉で活動するプロ家庭教師 佐々木です。

今日は理系の高校生の生徒さんから相談をもらっています。

私は理系です。将来は理系の職業に就きたいと思っていて、私立の理系学部に行こうと思っています。だから数学とか化学の勉強は意味があるし、難しくても頑張れます。

 

ただ、文系科目に意味を見出せないです。第一志望が私立だから、受験で使うわけでもありません。とりあえず推薦対策で勉強しているって感じです。

 

古文を読みながら「なんでこんなことやらないといけないの?」「これなんの役にたつの?」という疑問が頭から離れなくてやる気がマジで出ません。

何かいい方法とかあれば教えてください。

 

 

私は基本、勉強するのが好きです。大人になってからも、検定試験などあれこれ受けましたし、家庭教師という仕事上、勉強は続けるべき!ということで知らないジャンルの検定なども受けてきました。

基本、検定試験の勉強をするのも、試験を受けるのも大好きな私ですが、そんな勉強マニアでも、勉強が嫌すぎて嫌すぎて震える時があります。

一番嫌だったのは、漢字検定準1級の勉強ですね。こいつがいまのところ暫定一位であり圧倒的一位です。

なぜ漢検準一級の勉強が嫌だったか。理由はいろいろありますがせっかくなので書いてみたいと思います。

スポンサーリンク

勉強がしんどかった経験

まず第一に、漢検準1級、シンプルに難しいです。

漢字検定は2級が高校卒業レベルなので、よく勉強していれば高校生でも受かります。

準1級は「大学・一般レベル」とありますが、こいつが曲者でした。正直、漢字の読みもわからない。四字熟語も初めましての言葉ばかり。

2級の対象漢字が2136字に対して、準一級の対象漢字は3000字です。合格するためには8割以上得点しなければならない。合格率も1桁台。

一般レベルとは一体?

そしてもう一つは、「これ、一体なんの役に立つんだよ!?」との戦いです。

正直、勉強しながら「こんなこと勉強して、いったいなんの役に立つんだ」という気持ちが頭から離れませんでした。

まるで勉強が大嫌いで、「こんなの将来使わねーし」と嘆く中学生のようです。

学生たちにこれを言われると、「まあまあ」と優しく話を聞いて、勉強って役に立つんだよー的なトークをしている私ですが、漢検の勉強の時だけはだめでした。完全に勉強嫌いの中学生でした。

「こんな言葉覚えてなんの役に立つんだ」

「こんなの日常会話で使ったことないわ」

「っていうかこんな言葉を日常会話で使ったら変人だと思われそう」

「なんで私、こんなに苦しい勉強をやってるんだろう」

「なんで私、漢検受けないといけないんだろう」

「なぜ空は青いんだろう・・・」

 

みたいな思考がループしました。もはや末期です。

やけに難解な言葉を使うし、「なんで私は漢検を・・」とか言い出すんで家族、友人にも若干心配されました。

 

正直、勉強しているときに辛いのって、「これってなんかの役に立つの?」と思ってしまう瞬間だと思うんです。

漢検に関しては、なんというか日常に役立つ気が全くしませんでした。勉強して覚えた四字熟語を会話で披露しようものなら厨二病っぽくなるし。英語はできればかっこいいですが、なぜか漢字って厨二感があります。なんでよ。

しかも漢字って仕事にもつながりにくいんですよね。

そんなわけで「こんなことを勉強してなんの役に立つの?」という考えが頭をもたげてくると、本当に勉強がしんどい。

●「なんの役に立つの」が苦しいワケ

そんなわけで、「こんなことしてなんの役に立つんだろう」という問いが頭に浮かぶと、勉強はすごくしんどいものになります。人間は自分のやっていることに意味を求めるものです。好きなことなら意味なんて要りませんが、好きじゃないことをするならせめて意味・意義があってほしい。そういうものです。

だから意味を感じられないことをやるのは、自分のリソースを削られているようで本当に苦しい。時間は有限ですから。

 

●どう乗り切るか

そんな「意義を感じられない」勉強を継続するために、どうするのか。

私の答えは「そんな自分が好き」と思うことでした。自己肯定感アゲアゲ作戦です。

 

「こんな漢字を勉強しまくっている自分、エライ」

「漢検準1級って難易度高い検定だし、持っている人も少ない。それを取れたら自分超すごい」

「ノートに難解な漢字をしたためている自分、美しい」

「こんな日本語があるのか。また一つ賢くなってしまった」

こんな感じのメンタルでした。とにかく自分を褒めて褒めて褒めまくる。

漢字を書いたノートを見返して、自分最高かよ!と酔いしれる(厨二感)

そして受かったらドヤれる!と妄想する。(実際誰にもドヤらないけれど)

 

そんな感じで勉強していました。

勉強していると、自分の経験値が上がるというか、知識を蓄えて新しい技を覚えるような感覚があります。その感覚を大切にしながら、勉強に取り組んでいました。

そうして、3回の不合格を経て、ようやく合格できたという。

●まとめ

勉強ってしんどいんですよね。特に、義務教育の勉強ってきつい。だって義務だし。自分にとって好きじゃないことを学ばないといけないし。きっと誰もがそういう経験ってあると思います。別に好きじゃないことを勉強しないといけなくなる瞬間が。

せっかく労力をかけて勉強するなら、「役に立ちそう」とか、意味のあることを勉強したい。なのに、時々「なんでこんなことやらないといけないの」「一体なんの役に立つの?」というやつが現れる。

なんの役に立つかなんて結果論だったりするし、事前に言われてもよくわからない。

それなら、もうその議論から離れて、「自分サイコーじゃん!」くらいの気概でいいと思うんですよ。なんかよくわからないけれど難しそうなことに向き合っている自分すごい。また一つ賢くなっている自分偉い。

そういう楽しみ方ができたら、勉強も、どんなことも楽しめちゃってオトクなんじゃないかな。

 

というわけで、今日も一生懸命勉強する皆さん、本当にお疲れ様です。

勉強を頑張るあなたは本当に素晴らしい!しっかり自分を褒めて、自己肯定感アゲアゲで今日も頑張りましょうね。

カテゴリー

コメント

タイトルとURLをコピーしました