こんにちは。横浜・鎌倉のプロ家庭教師 佐々木(@kateikyo_megumi)です。
「子どもに宿題をしてほしいのに、なかなかやらない!」
「言ったとおりにやってくれない!」ということはありませんか。
家庭教師として人に勉強を教える仕事を何年もしてきましたが、それでも思います。人を動かすのは本当に難しいことだと。
私は前職で広報宣伝の仕事をしていて、セールスレターやチラシを作っていたことがあります。その際に、人を動かす上でとても大切なことを学びました。
実は、コツをつかんでしまえば、なかなかやらない子どもに宿題をやるよう促すことができます。
今日はそのコツを書きたいと思います。
人を動かす極意
なかなか宿題をしない子どもを動かすコツは、どんな行動をとってほしいのかをはっきり伝えることです。
私は前職でチラシを作る仕事をしていたのですが、そこで「チラシを作るうえで一番大切なこと」を学んだんです。
チラシ作りで大切なのは、チラシのデザインでもなければ、魅力的なキャッチコピーでもなければ、掲載する商品のスペックでもありません。
チラシを見た人に「どんな行動をとってほしいか」を必ず書くことです。
電話してほしいなら「今すぐお電話を」
メールがほしいなら「こちらにメールを」
お店に来てほしいなら「ご来店ください」
申し込んでほしいなら「お申し込みください」と。
そんなの当たり前だと思うじゃないですか。でも、意外と盲点なんですよ。ウソだと思うなら、家のポストに投函されたチラシを見てみてください。
チラシでは、どうしても商品サービスの紹介に気を取られて、スペックの紹介だとかお客様の声だとかたくさん書いてしまうのですが、それだけでは足りません。
チラシでを見た人に、どんな行動を取ってほしいかをはっきり提示することが大切です。
具体的な行動を示す
そんなの当たり前でしょう?と思った人は、家に届いたチラシを1枚、じっくり見て下さい。具体的な行動を示したチラシなんて、ほとんどありません。
だから、何を言っているかわからないし、何の感情も行動もおきません。
多くのチラシは、商品のいいところを語るだけで、やってほしいことを書いていないから反応がない。というか、見ている人が反応ができないのです。
だから、電話してほしいなら「今すぐお電話を!」と大きな文字で、赤字で書きなさいと何度も言われ続けたのでした。
実はこれ、FacebookのようなSNSでも同じことがいえます。
告知記事を書いたら、相手に何をしてほしいのかを明示することで効果が上がります。
例えば、いいね!してほしいなら「いいね!いただけたらうれしいです」、リンクを見てほしいなら「こちらのリンクをクリック」、イベントに参加してほしいなら「参加ボタンをポチッと」、シェアしてほしいなら「シェアお願いします」チャンネル登録をしてほしいなら「登録ボタンを押してください」と書くといいです。
見ている相手は、いい内容だと思ったとしても「これ、シェアしてもいいのかな~?」と迷ったらシェアしません。時々シェアを嫌がるひともいますから…。迷わせたり不安な気持ちにさせてしまった時点で、もう相手は動きません。
小さな違いですが、これだけで人の動きは全く違います。
宿題をしない子どもには、具体的な行動を示す
勉強してほしいなら「これをやろう」と具体的に示しましょう。
「勉強しなさい」「宿題しなさい」では具体性が足りず、人は動きません。
「ドリルを1ページだけ」「5分だけ集中してみよう」というように、具体的に、すぐに実行できるレベルまで分解して相手に伝えるのがコツです。指示はとにかく具体的に出す!
相手を迷わせたり不安にさせたり、面倒くさいと思わせた瞬間、相手は離れてしまうもの。勉強が苦手、勉強に対して前向きではない人を動かす場合は、具体的で具体的な「最初の一歩」を提示するのがポイントです。
何かを新しく始めたことのある方ならわかるかもしれませんが、最初はとにかく最初の一歩が大変ですよね。最初さえうまくいってしまえば、二歩目、三歩目はすいすい行けたりするもの。
だからこそ、まずは踏みやすい最初の一歩を用意することが、人を動かすコツです。
◆参考文献
行動科学マネジメントの本です。人を動かす立場にある人、チームに士気の低い人がいると思う人にオススメ。[amazonjs asin=”4522434804″ locale=”JP” title=”めんどくさがる相手を動かす技術”]
マーケティングの本です。タイトルと装丁がものすごく怪しいというか胡散臭いですが、書いてあることは本当に素晴らしい。人を動かすマーケティングのコツが満載です。[amazonjs asin=”4894516055″ locale=”JP” title=”不変のマーケティング”]