こんにちは。横浜・鎌倉プロ家庭教師 佐々木(@kateikyo_megumi)です。
今日は、塾講師を始めたばかりの先生から、「生徒が泣き出した時の対応について」質問がありました。
塾講師のアルバイトを始めたんですが、宿題忘れを指摘したら生徒が泣き出してしまいました。正直どうすればいいのかわからずひたすらオロオロしてしまい…。生徒さんが泣き出したらどう対応するのがいいんでしょう?
指導中に正直困ることランキングを作るとしたら、第一位は・・・生徒さんが泣いてしまうことではないでしょうか?(佐々木調べ)
特に、塾講師を始めたばかりだと、生徒さんを自分が泣かせてしまったのではないかと不安になったり、生徒さんが泣いている理由が分からなくて、「なんで泣いているの」「泣くな」と責め立ててしまう人がいますが、これは悪手です。
生徒さんが泣き出したら、冷静に待つのが正解です。
この記事では、生徒さんが泣き出したら、どう対応するのがいいのかを書いていきます。
生徒が指導中に泣き出したらどうするか?
生徒さんが泣き出してしまうと、多くの人が、オロオロして、「どうしたのどうしたの」みたいな対応になるかと思います。
指導や叱責中に、生徒さんが泣き出したらどうすればいいのかというと、
- ハンカチやティッシュを差し出す
- 人のいないところに連れて行く(顔を洗っておいで、とか)
そして、
- 気がすむまで泣かせる
こんな感じで対応してください。
生徒が泣き出した時にやってはいけないこと
もし生徒が泣き出しても、「なんで泣いているの?」「泣いたってわからないんだけど」と、理由を聞いたり、責めるのはNG。
ないているときはだいたい感情が爆発している状態なので、理由が分かっていなかったり、そんな明確に理由があるわけではありません。
「泣くんじゃない」「泣けば済むと思うなよ」はもっとNGです。感情は自分と切っても切り離せないものです。
どんなに理性的で、クールな人だって、感情の生き物です。
泣くことを否定されると、自分自身を否定されている気がして、相手に対して嫌悪感を抱く可能性大なので、これらの言葉は思っても言わないほうがいいですね。
感情を爆発させよう
涙って、「火山の噴火活動」みたいなものだと私は思っています。
「火山め、爆発すれば済むと思うなよ!」なんて言ってみたって、噴火はおさまりません。「ねえ火山さん、どうして爆発しちゃったの?」なんて質問したって答えは返ってきません。
火山と同じで、火口付近をじっと見るのもよくありません。本気で泣いている時は顔を見られたくないのですよね。そんなことをしていないで避難、つまり後ろに下がるなどしたほうがいいです。
なので、生徒が泣いているときは「思う存分、噴火させる」のがベスト。被害に遭わないため・・・ではなく、思う存分泣けるように、人気のないところに連れて行ったり、そこに居合わせた人を外に出したりといった配慮が必要です。
落ち着かせるためのタオルとティッシュと、飲み物を用意し、静かに見守りましょう。
ひとしきり泣いて、感情が爆発しきれば、そのうち生徒さんも元に戻ります。
つまり、生徒が泣き出したときは、とりあえず落ち着いて、見守ることが大切です。何があったのか、どうしたいのか、話をするのはそこから。
生徒が泣き出したら まとめ
- 泣くのは「火山の噴火」みたいなもの
- 理由を聞いても責めてもどうにもならないので、「落ち着くのを待つ」が正解
- 必ず泣き止むので、冷静に
それまで待つのは時間がもったいないように思いますが、待ったほうが結果的にうまくいきます。
あなたの好感度も下がりません。生徒が泣き出したら、黙って収まるのを待ちましょう。