「学校の勉強は社会で役に立たない」の?あなただけに真実をお伝えします

勉強嫌い・苦手克服

こんにちは。佐々木(@kateikyo_megumi)です。

勉強嫌いの生徒さんに勉強を教えていると、勉強なんて将来使わない説を唱える子と出会います。

 

歴史なんてなんで学ぶ必要あるんですか?私は今を生きています。連立方程式なんて将来絶対に使わないし、日本大好きだから英語必要ないし。

 

まあ、言わんとしてることは分かるよ。うん。

 

勉強が嫌い、勉強が苦手な人と話をすることが多いので、しょっちゅう聞きます。

 

たしかに、「勉強がなんの役に立つのか」がわからないと、やる気が出ないですよね。

せっかく勉強するなら、何科の役に立ってほしいし、役に立たないことを勉強するほど現代人はヒマではないわけですよ。

せっかく勉強するなら、役に立つって思いたい!

 

そこで、勉強がどう役に立つのかを徹底的に書いていきたいと思います。

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勉強が必要な理由

知らないと事故率が上がるぞ!

Twitterを巡回していたら、気になるツイートを発見しました。

学校の勉強って、「できたらすぐに役に立つ」タイプのものではないし、「こういう形で役に立つよね」と実感しにくいんですよ。

だから、「こんなの将来使わないし」って言い出すんです。

 

たとえば、「おいしいステーキの作り方」なら、すぐ役に立ちそうですね。習得すれば空腹を満たせるし。「ステーキ作れる」というスキルは「ステーキを食べたい人にステーキを作ってあげられる」とか「ステーキ屋で働ける」というように、役立つ場面がイメージしやすい。お腹が空いている人にステーキを作ってあげて、喜んでもらうこともできる。

でも、勉強はそうではないんですよね。勉強したから空腹を満たせるわけではないし、どこでどう役に立っているかわかりにくいし、人を喜ばせているような気もしない。ステーキスキルとは明らかに違います。どういうところで役に立つか、目に見えないですね。

ですが、勉強は料理で例えるなら、「基本」なんですよ。

 

お肉は冷蔵庫から出して常温に戻しておくとか、中火ってどれくらいの火加減なのか、塩コショウ少々ってどのくらいなのか、レシピを正しく読解できるのか、そういう基本的な料理スキルにあたるのが「勉強」なんですよ。

だから、「こういう場面で役に立つ」と実感しにくい。でも、できないと超恥ずかしいし、ステーキのレシピを見ても上手に作れないかもしれない。

レシピに「お肉を常温に戻す」と書いていないからって、冷蔵庫から出してそのままフライパンに乗っけたら中まで火が通らないし、「ステーキ肉ってガンガン焼くよね」と強火で焼いたら表面だけ焦げそう。

基本中の基本を知らないと事故ります。ステーキはシンプルゆえに簡単そうに見えますが、やらかすと大変。お肉は高いし!

世の中も同じで、知っておくべきことを知らないと超恥ずかしいし、事故るんですよ。先のツイートにもあるように、簡単で常識的なことができないと恥をかくし、騙されてしまうかもしれない。

勉強は「世の中の基本スキル」だから、「めっちゃ役立つわ~」と実感することは少ないけれど、知らないとヤバイことだらけです。

知らないことは知らないまま

人間は、知らないことは思考できません。

 

例えば、学校で「虹は何色か」を学んだのではないでしょうか。日本では「虹は7色」と学びます。赤・橙・黄・緑・青・藍・紫ですね。

 

ですが、ほかの国では「虹は6色」と教わります。藍色という概念がないためです。またある国では、虹は3色とも教わるそうです。

そう教わった国では虹は紛れもなく3色なのでしょうが、3色に見えるってどういう感じなのか想像できますか?虹は3色だと信じている人に「虹は7色」と言っても伝わらないですし、逆もまた然り。

 

ちなみに、アフリカのある部族では「虹は8色」らしいです。「虹は7色」の日本人にとっては、「あと一色何だよ?」と思いません?

 

知っているか知らないかで、ものの見方は大きく変わります。知らなければ、その世界を見ることはできませんし、興味を持つことすらないのです。

 

一つ質問します。あなたが今着ている服は、どこの国の誰が作ったのでしょうか?

 

自分の着ている服がどこのブランドかは知っているかもしれませんが、どこの国で作れられたかを知っている人は少数です。ちなみにユニクロの服はかつては中国産がほとんどでしたが、最近はカンボジアやらベトナムもあります。

 

いつも着ている服でも、意外と原産地を知らないものですよね。

ファッションそのものに興味があっても、原産国に興味がないと、その情報は全く目に入ってこないのです。恐ろしいくらいに何も気付かずに着ていることもある。

学校の勉強をきちんとしてこなかったら、学校の勉強内容を知らないわけですから、学習内容に出会ったとしても「これはあの時習ったやつだ」という気付きには至りませんね。スルーして終わりです。

 

だから、学校の勉強をしていない人や、学校の勉強が必要無いと認識している人は「学校の勉強なんかしなくても生きていけるよ!」と主張します。

そりゃそうだ。なぜなら気が付かないから。

はっきり言ってしまうと、「学校の勉強は必要ない」と語る人は、学校の勉強が必要ない世界で生きているのだと思うのです。

 

学生時代に勉強しなかった人は、学生時代に勉強してきた人が見ている世界を見ることはありません。

 

知らないことは知らないまま。

世界を広げるためにも、勉強は大切ですよ。

勉強がどう役に立つのか?

勉強がどう役に立つのでしょうか?

「考え方を身につける」

確かに連立方程式そのものは、社会に出て使わないかもしれません。

 

「ですが、未知数が2つあるからまずは一つ消去して、ひとつずつ処理していけばいい」という考え方はどこに行っても役に立つでしょう。

 

因数分解だってそうです。直接は使わないかもしれないけれど、「共通因数をくくる」という手法は、話の中で共通部分を見出し、逆に相違点を明らかにするうえで役に立ちます。

 

歴史を学んだことで「人は古代からずっと争いを繰り返すものなんだな。しかも権力争い」ということを学ぶことができました。

 

このように「思考回路をつくる」という意味で、勉強は大いに役に立ちます。

 

英語を学んだことで、より日本語を知ることができましたし、そこに流れる言語観や文化の違いには大いに興味を持ちました。

 

理科から、自分が今見ている世界がどう形成されて、どう動いているのかがわかったときは「なるほど!」と思いましたし。

 

このように、直接使わなくても、考え方として役に立つことはたくさんありますし、知っていて損したことなんて一つもありません。

直接使うというより、「考え方」なんですよね。

学んだことは一生自分のもの

auのCMで菅田将暉さん扮する「鬼ちゃん」が息子役の鈴木福くんに語り掛けます。進学しないと話す息子に鬼ちゃんはこう言います。

 

「金の心配ならしなくていい。だってお前勉強好きじゃねーか。学んだことは誰にも奪われないから」

 

まさにこれです。金言ですね~。

学んだことは誰にも奪われない。

形あるものは消えてなくなるけれど、学んだことは絶対になくならないし、どこかで残り続けます。

 

学んだものは自分のもの!学べば学ぶほど強くなるのが勉強です。

勉強は役に立ったのか

 

こういう話をすると、

あなたは勉強を教える仕事をしているんだから、役に立って当然でしょう

と思う人もいるはずなんですよね。

 

私は勉強を教える以外にも仕事をしていました。その時に勉強していてよかった、と思うことがたくさんあったのでその話をしますね。あ、ダメって言われてもしますんでよろしくお願いします。長いので面倒な人は次の見出しまでスクロールしてくださいませ

 

私は一時期、会計の仕事をしていたのですが、そのさいに中学生の時に大の苦手だった「一次関数」の知識がとても役に立ちました。

 

原価計算といって、何か商品や製品をつくるときには、作るための材料費などが必要です。これを材料費といいます。

物を作る時にかかるお金は材料費だけではありません。使う道具代もかかるので、それらを合わせて「どれだけ材料費がかかったか」を計算する必要がありますね。これが工業簿記というものです。

材料費は、製品を作れば作るだけ増えていくので変動費と呼ばれ、道具代は作った量にかかわらず一定額なので固定費と呼ばれます。

つまり、モノづくりのためにかかるお金の総額である「原価」は、変動費×個数+固定費で求めることができます。これはそっくりそのまま一次関数の基本式y=ax +bと同じ。

工業簿記という多くの学生にはなじみのないジャンルの話をしましたが、これは学校の文化祭で食品を売る時にも使う考え方です

原材料費と、個数と、鍋などの調理器具を買ってどのくらいの費用がかかるのか。そして、それらをまかなうためにはどのくらい売らないといけなくて、いくらで売らないといけないのか。

私は中学生の時に一次関数が苦手で、何の話をしているかさっぱりわかりませんでしたその時にまさに「こんなの将来使うのかよ(怒)」と思いながら勉強していたのでした。

結果、めちゃくちゃ使いました。しかも便利でした。

あの頃の自分にガツンと言ってやりたいです。

そして、わがままかもしれないのですが、できることならあの時、周りの誰かに「これはこういうところで使うから、よく勉強しておきましょうね」と言ってほしかったんですよ。

でも、そういう話をしてくれる人はいなかった。だから私は「勉強はこういうところで役に立つんだよ」的な話をできるだけしていきたいんですよね。

 

「自分が教わりたいと思える先生になる」ことが私の目標なので、勉強がどう役に立つかもきちんと話をしたいんですよ!!

 

1次関数、めっちゃ役に立ちました(汗)

「勉強なんて使わない」?甘い言葉に騙されないで!!

勉強しておいて損なんて一つもないですよ。

だから、中高生には「勉強したって社会で役に立たない」論に騙されないでほしいです。学んだことは絶対に奪われないし、どこかで役に立ちます。

 

もしあなたがいま勉強が嫌いだとして、もう勉強なんか使わないと思い込みたいとしても、耳触りのいいその言葉を間に受けるのは危険!

 

「勉強したって将来役に立たないよ」と言ってくるその人は、「勉強しなくてもあなたの人生はうまくいくからいいんだよ」と保証してくれるわけではありません。

 

「勉強なんて将来役に立たない」と言ってくる人は、あなたを甘やかしたいだけの人ですよ!!!!!

 

あと、今すごく勉強を頑張っている人が、「そんなに勉強したって仕方ない」と誰かに言われて勉強に迷っても、どうか負けないでください。ただの無責任か、嫉妬ですから。

 

その人はあなたの人生に責任を持ってくれない。

勉強はいつか必ず役に立つ

不勉強で得することはないです。

いますぐに役に立つわけではないから、やりたくない、やっても無駄な気がするのはよくわかります。勉強してすぐにお金が入ってくるなら誰だってやるでしょうね。もちろんわたしも(ゲス顏

 

すぐに、ではなく、後になってじわじわ効いてくるもの。

勉強していると後でいいことがあります。本人も気が付かないところかもしれませんが、必ずあります。

 

勉強を「進学のためのチケット」ととらえるのも間違ってはいないのですが、それだけではもったいないとも思うのです。

せっかく学ぶのだから、面白さに気付いてほしいし、社会とのつながりを見出してもらいたい。

 

ささやかですが、自分の生徒さん達には、勉強する意味を一つでも多く語りたいし、それを聞くことで「ちょっとやってみるか」という気持ちになってもらいたい。

勉強は将来必ず役に立つから大丈夫!

勉強は役に立つか?まとめ

  • 勉強とは料理で言うなら基礎
  • 勉強しないと自ら視野を狭くしてしまう(もったいない)
  • 子どものうちはわからなくても、大人になって「これめっちゃ使う‥」ことが多い
  • 勉強しなくて得することは一つもない

 

今は勉強が辛くても、意味を見いだせなくても、そのがんばりは必ず後で生きてきます。

あなたの世界を広げてくれるので、あなたの可能性も大きくなるでしょう。大げさではありません。本当の話です。

ぜひ、勉強はやっておいてほしいです。

そして、意味を見いだせない人や、勉強がしんどい人は、ぜひこちらのブログやTwitterからメッセージを下さい。相談に乗ります。

一人でも多くの人が、勉強の面白さに気づいてくれれば嬉しいです。

以上、佐々木(@kateikyo_megumi)でした!

 

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勉強嫌い・苦手克服
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都内・横浜で活動するプロの家庭教師です。
「わかりやすい説明」と、勉強がニガテな子どもの気持ちにとことん寄り添う「共感力」の指導に定評あり。趣味は歌うこと。
おかげさまで歴6年、合格率は97%超。著書5冊。取材・寄稿多数。●詳しいプロフィールはこちら

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