こんにちは。横浜・鎌倉のプロ家庭教師 佐々木(@kateikyo_megumi)です。
試験の結果が悪かったとき。きっとあなたはこう思うでしょう。

「今度こそ、いい点を取るために勉強するんだ!」
しかし、3日もすると、そのやる気もどこかへ消えてしまいます。
勉強のやる気って、なかなか続かないんですよね。決意したその日は頑張るけれど、のど元過ぎれば熱さを忘れちゃいます。
そこで、勉強のやる気が続く方法をご紹介します。
勉強のやる気が続かない理由

勉強のやる気が続かない理由
まずは、勉強のやる気が続かない理由を考えてみましょうか。
・目的と理由がない
勉強する理由と目的が定まっていない。人は何か行動を起こすときに、理由を求める生き物なのです。
受験生なら「受験が近いから」「あの学校に合格したいから」「浪人はしたくないから」など強烈な目的と理由がありますが、受験がまだまだ先の人にはなかなか実感が無いでしょうし、強い理由にもならないです。
・孤独感
勉強って孤独です。一人の戦いです。テスト中も一人でどうにかしないといけないですしね。
スポーツや仕事ではある程度人の力を借りることができますが、勉強はひとりでどうにかしないといけない部分が大きいですよね。勉強しなくても別に誰も困らない。
お父さんお母さん先生方からあれこれ言われるかもしれませんが、最終的に勉強の責任を負うのはあなた自身。
困るのは将来の自分。だけど、将来なんてなってみなきゃわからない。私は今を生きている(キリッ)。なんて人は多いです。
・すぐに成果が出ない
勉強のやる気が続かない理由の一つに、「すぐに成果が得られない」ことが挙げられます。
例えば、ゲームをすればその瞬間にすごく楽しい気持ちになれますよね。マンガやアニメを見終えたら楽しかったと思えるでしょうし、お菓子を食べたら美味しくて満腹感が得られます。
勉強は、すぐに何かをえられるわけではありません。1時間勉強したからレベルアップするとか、3日続けたら成績が一つ上がるとか、そういう類のものではない。即効性がないから、続けるのは大変なのです。
勉強を続けるための具体策

勉強を続ける具体策
では、勉強のやる気を維持し続けるためにはどんなことをすればいいのでしょうか?
目的をはっきりさせる
まずは、勉強する目的をはっきりさせましょう。何のために勉強するのか。勉強して何を得たいのかを考え、紙に書き出します。
目標を立てる
目標は、できれば自分がワクワクできるものがいいです。
赤点回避!よりも、30点アップ!の方がモチベーションは上がりますよ。
人に見てもらう
人に見られていることで緊張感が上がり、集中力が増すことが脳科学や心理学の実験で明らかになっています。これを観客効果といいます。
人と一緒に勉強してみてはいかがでしょうか。
人と約束する
勉強は孤独です。やらなくても誰も何も言いません。
でも、人と約束してしまったらどうでしょう?特にそれがお友達だったら…約束を破ったらダメなやつだと思われそうで嫌ですよね。
一貫性の法則といって、一度宣言したことを貫きたいという心理が働きます。思い切って、勉強することを誰かに宣言しましょう。強制的に続ける環境を作ってしまうのです。
人にほめてもらう
あなたのお友達にほめ上手な人はいませんか?
その人に勉強の成果を逐一報告して、ほめてもらったらどうでしょうか。
勉強って孤独ですが、時には誰かにほめてもらいたいし、自分がこんなに勉強していることを誰かに認めてもらいたいもの。これを承認欲求といいます。
自分の意思だけだと折れてしまいそうな人でも、人から温かい言葉をかけてもらえるなら…そして「すごーい!」なんて尊敬してもらえたら。嬉しくてもっと勉強頑張れそうです。
”勉強垢”を使う
勉強垢ってご存知ですか?
ツイッターなどのSNSでの勉強専用のアカウントを略して勉強垢(べんきょうあか)というそうです。
その日勉強したことを写真に撮ってアップすれば、「今日はこんなに勉強した!」と達成感を感じることもできます。
数日たって見返せば、「この数日でこんなに勉強したんだ…私ってすごい」と嬉しくなるでしょう。
さらに、友達とアカウントをフォローし合えば、観客効果で勉強を頑張れるでしょう。
場所を変える
場所を変えるのも一つの手です。
自室だとどうしてもサボりたくなるし、誘惑も多いですよね。
塾の自習室なら、みんな勉強しているから自分も勉強しないわけにいかない。
カフェに行けば、観客効果が働くし、せっかくお金を出しているからちゃんとやらないといけないプレッシャーがかかります。
たまには場所を移してみましょう。
簡単なことから始める
体育の授業で、いきなりマットの大技をする人がいたらどう思いますか?
怪我するんじゃないかとヒヤヒヤしますよね(笑)。
運動をするときには、準備運動を必ずするはずです。それなのになぜか勉強は大技から決めようとする人が多いのです。勉強も、準備運動から始めましょう。
これから勉強すると決めたあなた。最初は、簡単なことでいいのです。まずは確実にできる計算ドリルとか漢字練習とかから始めてみましょう。
だんだんやっていくうちに体が温まって、勉強する体制に入るでしょう。
短い時間から始める
先日、ある体育会系の生徒さんに「体力をつけたいんだけれど、どうしたらいいか」を聞いてみたのです。答えは、こうでした。
生徒「まずは1キロ歩いてください。それを1週間続けてください。続いたら、次の週は2キロ、その次の週は3キロって増やしていけばいいんですよ」
我が生徒ながら、いいことを言うなあ~と感心したものです(笑)。勉強も、まさにそれだなと思いました。いい習慣を身につけるには、まずは少しずつ。
最初は5分でも10分でもいいからやってみる。それを数日続けられたら、次は20分に増やしてみる。無理のない程度に、増やしていけばいいのです。
チェックリストにチェックする
勉強そのものを楽しむための工夫です。
今日勉強することをできるだけ細かく書き出して、終わったらチェックします。
たったこれだけ、すごくシンプルなのですが、これが結構いいんです。
まず、やるべきことを書き出すだけで、その日やることが明確になるので頭がすっきりします。プラス、終えた時にチェックを付けることで達成感を感じることができます。
これって結構、快感なんですよ。クセになります(笑)。
簡単なことなんですけれど、ぜひやってみてください。本当、クセになります。
終わった後にごほうびを
勉強をし終えたら、自分にごほうびをあげましょう。
勉強が終わったらゲームをするでもいいですし、アニメやドラマは勉強を終えてからのお楽しみにするのです。
勉強が続かない理由の一つは、成果がすぐ現れないことだと前に書きました。だから楽しくないのですよね。
それなら、勉強の後に楽しいことをすると決めてしまいましょう。
不思議なことですが、勉強そのものは楽しくなくても、そのあとに楽しいことを持ってくれば、勉強そのものが楽しい気がしてくるのです。
続けると、だんだん勉強自体が楽しくなっていきます。
頑張った自分には、ごほうびをあげましょう。
続けるコツは楽しめる工夫
勉強はしんどい。孤独だし、成果はすぐに見えないし。
でも、「だから続かない!」と言い訳するのではなく、勉強を続けるために、楽しむ方法を色々と模索してほしいです。
学生の皆さんには、これから仕事やなんやらで大変なこともたくさん出てくるでしょう。壁にもぶち当たるでしょう。その時に大切なことは、自分はできないと諦めてしまうことではなく、どうすればできるだろう、どうすれば面白いだろうと創意工夫することです。
成功するコツを一つ挙げるとするなら、「どんなことでも楽しんでしまう能力」だと思うのです。
勉強嫌い!勉強ツライ!その気持ちもわかります。
でも、その嫌いツライを楽しむためには、どんなことができそうか?ぜひ考えてみてください。