こんにちは。苦手科目を得意に変えるプロ家庭教師 佐々木(@kateikyo_megumi)です。
今日は中学生の生徒さんから「勉強のやる気が続かなくて困っています」と相談をもらったので紹介します。

勉強しようと思うときはあるのですが、そのやる気が長く続きません。
テストのあとや、成績が悪かったときには「今度こそちゃんと勉強しよう」と思います。
その日はノートをまとめたり、問題集を開いたりするのですが、数日たつとだんだんやらなくなってしまいます。
スマホを見たり、ゲームをしたりしているうちに、勉強する時間がなくなってしまいます。
本当はこのままだと良くないと思っていますし、成績も上げたいです。
でも、どうしたら勉強のやる気を続けられるのか分かりません。
やる気が続かない自分がだめなのかなと思うこともあります。
勉強を続けるためには、どうしたらいいのでしょうか。
勉強しようと思っても、なかなかやる気が続かない。
最初は頑張ろうと思うのに、三日坊主で終わってしまう。「勉強のやる気が続かないのは自分が怠けているからなのでは」と悩んでいる人も多いでしょう。
しかし、勉強のやる気が続かないのには理由があります。この記事では、勉強のやる気が続かない原因と、勉強を続けるための具体的な方法を紹介します。
勉強のやる気が続かない理由

まずは、勉強のやる気が続かない理由を考えてみましょうか。
・目的と理由がない
勉強する理由と目的が定まっていない。人は何か行動を起こすときに、理由を求める生き物なのです。
受験生なら「受験が近いから」「あの学校に合格したいから」「浪人はしたくないから」など強烈な目的と理由がありますが、受験がまだまだ先の人にはなかなか実感が無いでしょうし、強い理由にもならないです。
・孤独感
勉強って孤独です。一人の戦いです。テスト中も一人でどうにかしないといけないですしね。
スポーツや仕事ではある程度人の力を借りることができますが、勉強はひとりでどうにかしないといけない部分が大きいですよね。勉強しなくても別に誰も困らない。
お父さんお母さん先生方からあれこれ言われるかもしれませんが、最終的に勉強の責任を負うのはあなた自身。
困るのは将来の自分。だけど、将来なんてなってみなきゃわからない。私は今を生きている(キリッ)。なんて人は多いです。
・すぐに成果が出ない
勉強のやる気が続かない理由の一つに、「すぐに成果が得られない」ことが挙げられます。
例えば、ゲームをすればその瞬間にすごく楽しい気持ちになれますよね。マンガやアニメを見終えたら楽しかったと思えるでしょうし、お菓子を食べたら美味しくて満腹感が得られます。
勉強は、すぐに何かをえられるわけではありません。1時間勉強したからレベルアップするとか、3日続けたら成績が一つ上がるとか、そういう類のものではない。即効性がないから、続けるのは大変なのです。
勉強のやる気が続かない人がやりがちな失敗
勉強のやる気が続かないとき、多くの人は「自分の意志が弱いからだ」と考えてしまいます。
しかし実際には、やる気の問題というよりやり方の問題であることが少なくありません。
ここでは、勉強のやる気が続かない人がついやってしまいがちな失敗を紹介します。
気分に任せて勉強してしまう
「今日はやる気があるから勉強する」「今日は気分が乗らないからやめておく」。
このように、その日の気分で勉強するかどうかを決めていると、勉強はなかなか続きません。
人のやる気は日によって大きく変わるものだからです。
勉強を続ける人は、「やる気があるかどうか」で判断していません。
時間やルールを決めて、習慣として勉強する仕組みを作っています。
やる気があるときだけ勉強するのではなく、「この時間は勉強する」と決めておくことが大切です。
目標があいまいなまま勉強している
「勉強しなきゃいけない」と思っていても、何をどこまでやればいいのかがはっきりしていないと、勉強は続きにくくなります。
例えば、
- 英語を頑張る
- 数学を勉強する
といった目標では、具体的に何をすればよいのかが分かりません。
一方で、
- 英単語を20個覚える
- 数学の問題集を3ページ進める
というように目標が具体的だと、行動に移しやすくなります。
勉強を続けるには、できるだけ具体的な目標を設定することが大切です。
最初から頑張りすぎてしまう
「今日から本気で勉強する」と決めて、いきなり長時間勉強しようとする人も少なくありません。
しかし、急に生活を大きく変えると、体も気持ちもついていきません。
その結果、数日で疲れてしまい、勉強が続かなくなることがあります。
勉強を習慣にするには、最初から完璧を目指す必要はありません。
まずは短い時間から始めて、少しずつ勉強時間を増やしていくほうが続きやすくなります。
勉強の成果をすぐに求めてしまう
勉強は、すぐに成果が出るものではありません。
しかし、短期間で結果を求めてしまうと、「こんなに勉強しているのに意味がない」と感じてしまうことがあります。
例えば、数日勉強しただけでテストの点数が大きく上がることはあまりありません。
勉強の成果は、ある程度の時間をかけて少しずつ表れてくるものです。
そのため、「今日はここまでできた」と小さな達成を積み重ねることが大切です。
勉強は短距離走ではなく、長い距離を走るようなものだと考えておくと続けやすくなります。
勉強のやる気を続ける10の具体的な方法

では、勉強のやる気を維持し続けるためにはどんなことをすればいいのでしょうか?
目的をはっきりさせる
まずは、勉強する目的をはっきりさせましょう。何のために勉強するのか。勉強して何を得たいのかを考え、紙に書き出します。
目標を立てる
目標は、できれば自分がワクワクできるものがいいです。
赤点回避!よりも、30点アップ!の方がモチベーションは上がりますよ。
人に見てもらう
人に見られていることで緊張感が上がり、集中力が増すことが脳科学や心理学の実験で明らかになっています。これを観客効果といいます。
人と一緒に勉強してみてはいかがでしょうか。
人と約束する
勉強は孤独です。やらなくても誰も何も言いません。
でも、人と約束してしまったらどうでしょう?特にそれがお友達だったら…約束を破ったらダメなやつだと思われそうで嫌ですよね。
一貫性の法則といって、一度宣言したことを貫きたいという心理が働きます。思い切って、勉強することを誰かに宣言しましょう。強制的に続ける環境を作ってしまうのです。
人にほめてもらう
あなたのお友達にほめ上手な人はいませんか?
その人に勉強の成果を逐一報告して、ほめてもらったらどうでしょうか。
勉強って孤独ですが、時には誰かにほめてもらいたいし、自分がこんなに勉強していることを誰かに認めてもらいたいもの。これを承認欲求といいます。
自分の意思だけだと折れてしまいそうな人でも、人から温かい言葉をかけてもらえるなら…そして「すごーい!」なんて尊敬してもらえたら。嬉しくてもっと勉強頑張れそうです。
”勉強垢”を使う
勉強垢ってご存知ですか?
ツイッターなどのSNSでの勉強専用のアカウントを略して勉強垢(べんきょうあか)というそうです。
その日勉強したことを写真に撮ってアップすれば、「今日はこんなに勉強した!」と達成感を感じることもできます。
数日たって見返せば、「この数日でこんなに勉強したんだ…私ってすごい」と嬉しくなるでしょう。
さらに、友達とアカウントをフォローし合えば、観客効果で勉強を頑張れるでしょう。
場所を変える
場所を変えるのも一つの手です。
自室だとどうしてもサボりたくなるし、誘惑も多いですよね。
塾の自習室なら、みんな勉強しているから自分も勉強しないわけにいかない。
カフェに行けば、観客効果が働くし、せっかくお金を出しているからちゃんとやらないといけないプレッシャーがかかります。
たまには場所を移してみましょう。
簡単なことから始める
体育の授業で、いきなりマットの大技をする人がいたらどう思いますか?
怪我するんじゃないかとヒヤヒヤしますよね(笑)。
運動をするときには、準備運動を必ずするはずです。それなのになぜか勉強は大技から決めようとする人が多いのです。勉強も、準備運動から始めましょう。
これから勉強すると決めたあなた。最初は、簡単なことでいいのです。まずは確実にできる計算ドリルとか漢字練習とかから始めてみましょう。
だんだんやっていくうちに体が温まって、勉強する体制に入るでしょう。
短い時間から始める
先日、ある体育会系の生徒さんに「体力をつけたいんだけれど、どうしたらいいか」を聞いてみたのです。答えは、こうでした。
生徒「まずは1キロ歩いてください。それを1週間続けてください。続いたら、次の週は2キロ、その次の週は3キロって増やしていけばいいんですよ」
我が生徒ながら、いいことを言うなあ~と感心したものです(笑)。勉強も、まさにそれだなと思いました。いい習慣を身につけるには、まずは少しずつ。
最初は5分でも10分でもいいからやってみる。それを数日続けられたら、次は20分に増やしてみる。無理のない程度に、増やしていけばいいのです。
チェックリストにチェックする
勉強そのものを楽しむための工夫です。
今日勉強することをできるだけ細かく書き出して、終わったらチェックします。
たったこれだけ、すごくシンプルなのですが、これが結構いいんです。
まず、やるべきことを書き出すだけで、その日やることが明確になるので頭がすっきりします。プラス、終えた時にチェックを付けることで達成感を感じることができます。
これって結構、快感なんですよ。クセになります(笑)。
簡単なことなんですけれど、ぜひやってみてください。本当、クセになります。
終わった後にごほうびを
勉強をし終えたら、自分にごほうびをあげましょう。
勉強が終わったらゲームをするでもいいですし、アニメやドラマは勉強を終えてからのお楽しみにするのです。
勉強が続かない理由の一つは、成果がすぐ現れないことだと前に書きました。だから楽しくないのですよね。
それなら、勉強の後に楽しいことをすると決めてしまいましょう。
不思議なことですが、勉強そのものは楽しくなくても、そのあとに楽しいことを持ってくれば、勉強そのものが楽しい気がしてくるのです。
続けると、だんだん勉強自体が楽しくなっていきます。
頑張った自分には、ごほうびをあげましょう。
勉強のやる気が続かないときにやってはいけないこと
勉強のやる気が続かないとき、つい「もっと頑張らないと」と自分を追い込んでしまう人も多いと思います。
しかし、やり方を間違えると、かえって勉強が続かなくなることがあります。
ここでは、やる気が続かないときに避けたい行動を紹介します。
最初から長時間勉強しようとする
「今日は3時間やるぞ」と気合を入れて机に向かう。
このやり方は、一見やる気がありそうですが、実は続きにくい方法です。
最初から長時間の勉強を目標にすると、少し疲れただけで「もう無理だ」と感じやすくなります。
結果として、数日で勉強そのものが嫌になってしまうことも少なくありません。
勉強を習慣にするには、まず短い時間から始めることが大切です。
完璧にやろうとする
「全部理解してから次に進もう」と考えてしまう人もいます。
しかし、この考え方は勉強のハードルを高くしてしまいます。
勉強は、一度で完璧に理解するものではありません。
むしろ、何度も繰り返しながら理解を深めていくものです。
最初から完璧を目指すより、「今日はここまでできた」と前に進むことを大切にしましょう。
自分の意思だけに頼る
勉強を続けるには、「自分のやる気」だけに頼らない工夫も必要です。
例えば、
- 勉強する時間を決めておく
- 誰かと約束する
- 勉強した内容を記録する
このように、自然と勉強できる環境を作ることで、やる気に左右されにくくなります。
やる気があるときだけ勉強するのではなく、やる気がなくても勉強できる仕組みを作ることが大切です。
勉強が続く人の共通点
勉強のやる気が続く人は、特別な才能や強い意志を持っているように見えるかもしれません。
しかし実際には、特別な能力があるというより、勉強を続けやすい習慣を作っていることが多いです。
ここでは、勉強が続く人に共通して見られる特徴を紹介します。
勉強を習慣にしている
勉強が続く人は、「やる気があるから勉強する」という考え方をしていません。
やる気の有無に関わらず、勉強する時間を決めて習慣化しています。
例えば、
- 毎日夜8時から30分は勉強する
- 学校から帰ったらまず宿題をする
といったルールを作り、日常の流れの中に勉強を組み込んでいます。
習慣になってしまえば、「やるかやらないか」で迷う時間が減り、自然と勉強を続けやすくなります。
小さな目標を積み重ねている
勉強が続く人は、大きな目標だけを見ているわけではありません。
「今日はここまでやる」という小さな目標を設定し、それを積み重ねています。
例えば、
- 英単語を20個覚える
- 数学の問題を10問解く
このような小さな目標であれば、達成しやすくなります。
達成できると「今日もできた」という実感が生まれ、それが次の勉強につながります。
勉強しやすい環境を作っている
勉強が続く人は、集中しやすい環境を意識的に作っています。
例えば、
- スマートフォンを手の届かない場所に置く
- 勉強机の上を整理する
- 自習室や図書館を利用する
といった工夫です。
環境を整えることで、余計な誘惑が減り、自然と勉強に集中しやすくなります。
一人で抱え込まない
勉強が続く人は、すべてを一人で頑張ろうとはしません。
友達と一緒に勉強したり、先生や家族に相談したりして、周囲の力を上手に使っています。
誰かに見てもらったり、進み具合を報告したりすることで、自然と勉強を続けるきっかけが生まれます。
勉強は一人で取り組む時間が多いものですが、周りの人と関わりながら進めることで、続けやすくなることもあります。
続けるコツは楽しめる工夫
勉強はしんどい。孤独だし、成果はすぐに見えないし。
でも、「だから続かない!」と言い訳するのではなく、勉強を続けるために、楽しむ方法を色々と模索してほしいです。
学生の皆さんには、これから仕事やなんやらで大変なこともたくさん出てくるでしょう。壁にもぶち当たるでしょう。その時に大切なことは、自分はできないと諦めてしまうことではなく、どうすればできるだろう、どうすれば面白いだろうと創意工夫することです。
成功するコツを一つ挙げるとするなら、「どんなことでも楽しんでしまう能力」だと思うのです。
勉強嫌い!勉強ツライ!その気持ちもわかります。
でも、その嫌いツライを楽しむためには、どんなことができそうか?ぜひ考えてみてください。
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