こんにちは。横浜・鎌倉のプロ家庭教師 佐々木です。
いきなりですけれど、英語って難しいですよね。
わたしは勉強が苦手な中学生の方に勉強を教えているのですが、中学生の苦手教科ランキングを作ったら、英語は1位か2位でしょうね。(だいたいみんな数学か英語で迷います。)
それくらい、英語は苦手な人が多いし、中学1年生で一度英語につまづいてしまうと、それをずっと引きずる人もいる。ひどい人だと一生英語嫌いで英語を避け続ける・・・なんて話も聞きます。
でも、これって英語と日本語を「言語学(ことばについて研究する学問)」の視点から見ると、仕方ないことでもあります。
言語学的に、英語と日本語は全く違うんです。
そこで、なんで英語は日本人にとってこんなにも難しいのか、その理由を真面目に解説したいと思います。
語順が違う
まず日本語と語順が全然違いますね。
日本語は「(だれが)いつ・どこで・なにを・する」という順番なのに対して、
英語は「だれが・する・なにを・どこで・いつ」
「だれが」以降が全く真逆です。
さらに日本語は「だれが」を省きがちですが、英語は「だれが」をはっきり言わないと許してくれません。
ことばの順番に対する考え方がまったく違うのがわかりますよね。
英語と日本語は先祖がちがう
なんでこんなに考え方が違うかというと、英語と日本語は生まれ育った環境がぜんぜん違うからなんです。
語族といって、言葉の親戚関係をあらわす考え方があるのですが、日本語と英語はまったく違うところから生まれ、育ちました。
同じ出身の人だと仲良くなりやすいのと同じで、語族が近い、つまり親戚関係のことばは親しみやすく、勉強しやすいです。
ほら、「育ってきた環境が違うから、すれ違いはイナメナイ」ってSMAPも歌ってたでしょう?あ、あれ元は山崎まさよしか。えっ、今の若い人にはSMAPも山崎まさよしもわからない!?仕方ないな~あとで調べといて!
英語と日本語の祖先
英語の祖先は「インド・ヨーロッパ祖語」といいます。ここから生まれた英語の親戚はドイツ語やスペイン語、イタリア語、ヒンドゥー語などたくさんあります。
では日本語の祖語は何かというと・・ほんとうの起源はどこなのか、いまだにわかっていないそうです。
一番最初の祖先はわかっていませんが、漢字は中国語から入ってきましたよね。
そしてそれをくずして「かな文字」を作りました。中国語は漢字なので、習ったことがなくてもなんとなく意味がわかります。
さらに、おとなりの韓国語のハングルは難しいですが、ルールは日本語と近いらしいです。
つまり、英語と日本語には親戚関係が全くありません。
親戚同士だと語順が同じだったりとか、似たような単語があったりとか、共通点がたくさんあるので勉強がしやすい。
たとえば、英語で真ん中のことをCenter(センター)っていいますね。親戚のスペイン語だとCentroといいます。少々遠い関係ですが、フランス語だとCentreといいます。とても似ています。
一方、親戚関係が遠いと、ルールも違うし、単語の作り方も違うしで、勉強しにくいんです。
だからね、日本人が英語を学ぶのはすごく大変なんです。
英語と日本語は全く違う!!!
このように、日本語と英語の違いは結構厄介なんですよ。
だから、英語ができるようになりたいなら、まずは「日本語と英語とはぜんぜん違うもの」だということを理解しましょう。
もちろん、「祖先が違うから・・・」なんてことは試験にも出ないし、知らなくても英語はできるようになるので、覚える必要はないですよ!
英語でつまづく人は、日本語のルールから離れることができない人です。
一方、英語を覚えるのが早い人は、英語と日本語は全然ルールが違うことを理解して、そういうものだと飲み込む人です。
英語と日本語の違いにたいして文句を言っていても仕方がありません。
それは、自分と考え方の違う友達に文句を言っているようなもの。それを続けていたらどうなりますか?
嫌われちゃいますよね。
「育ってきた環境が違うから(ry」
つまり、英語ができるようになりたい人、英語の点数を上げたい人は、まずは英語の順番を覚えちゃいましょう。
なんでそうなるの!?いみわかんないんだけど!?という疑問はいったん横におきましょう。いちいちツッコミ入れてたらケンカになるわよ!
日本語と英語の違いも「あなたはそう考えるのね」くらいに思っておけばいいです。
これが英語と仲良くなるコツです。
uh〜がんばってみてよ〜やれるだけ〜がんばってみてよ〜(だからネタが古ry
以上、横浜プロ家庭教師佐々木でした!