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【雑記】幸せの見つけ方 虹はもうすでに目の前にある

コラム・雑感

12月のある日、晴れ間の続くなか、朝から雨の日がありました。

その日は午前訪問があったため、朝から傘を持って家を出たところ、雨は降りながらも、太陽が光っているのが見えました。雨の中に確かに晴れ間が出ていたのです。

「もしかして見えるかも」

そんな直感がはたらいたので、小雨ながら傘をささずに、走って高いところへ登ってみたのです。

そうしたら、やっぱり見えました。

くっきりときれいな弓型の虹を見ることができました。

周囲に人がいましたが、残念なことに、誰も気付いていませんでした。

 

うつむいて、いつも通るであろう道を歩く。

きっと、その人達にとっては変わらぬ日常でしょう。「雨だから仕事行くの面倒だな」とは思うかもしれません。

そう、いつも通りなんです。不幸になるわけでもないし、幸福になるわけでもない。いつもの道を歩いているだけ。

 

そして、その数日後、友人と箱根旅行をした時のことです。

私達が止まった旅館の裏には、立派な滝がありました。散策をしていたら、友人が虹が出ていると私に教えてくれたのです。

 

友人に言われるまで、虹の存在に全く気が付きませんでした。教えてくれたから、また虹を見ることができて、なんだかとても幸せな気持ちになれたのです。

わずか2週間の間に、2回も虹を見ることができました。

小さい頃はよく虹を見ていた気がするけれど、大人になってから虹を見ることがなくなりました。

それは外に出なくなったからなのか、空を見なくなったからなのか、それとも私が大人になったからなのか、あるいはその全てなのかはわかりません。虹という言葉は歌詞の中だけの世界で、7色は絵の中にしか現れない。

 

この経験からわかったことが3つあります。

美しい景色や素敵なものは、もしかしたらもうすでに目の前にあるかもしれないこと。

 

そしてそれを意識していないと、目の前の美しい光景には、気がつかないこと。

 

気付かせてくれる人がいることも、幸せだということ。

 

2016年、「自分はなんて不幸なんだろう」という思いに苛まれて、ずいぶんと苦しい思いをしました。

 

ですが、今思えばそれは、下ばかりを見ていただけなのかもしれないと。

雨降りの水たまりとか、石ころとか、ずぶ濡れの裾とか、よくないことばかりに気を取られて、上に出ている虹に気づけていなかった、ただそれだけかもしれません。

実際、2016年のトラブルのさなか、沢山の人に助けられ、支えられ、無事に新年を迎えました。

周囲の協力なしには、今の私はいません。

そんな周囲の仲間たちの重要性に気付かせてくれたのも、つらい経験だったのでした。

 

思えば、つらい経験の後には必ず、自分の人生を変える気づきと学びが訪れます。

雨の後には地が固まる、運が良ければ虹が見られる。

 

困難のさなかでは忘れがちなことだからこそ、こうして言葉に書き記しておきます。

 

みなさまにとっても、2017年が良い年でありますように。

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