こんにちは。苦手科目を得意に変えるプロ家庭教師 佐々木(@kateikyo_megumi)です。
今日は中学生の娘さんを持つお母様からの相談です。

「中学に入ってから勉強が難しくなり、成績がなかなか上がりません。特に数学と英語が苦手で、テストの点数も思うように取れず、本人も自信を失いかけています。毎回『次こそは頑張る』と言うのですが、努力の仕方がわからないのか、結果に結びつきません。親としてサポートしたい気持ちはありますが、私自身が勉強を教えられるわけでもなく、どのように関わるべきか悩んでいます。
中学生になると、急に成績が伸びにくくなる時期があります。
努力しているように見えるのに、結果が動かない。塾にも通っているのに変化がない。そんな状況を見ると、親としては不安が増してしまいますよね。
ただ、成績の伸び悩みは「才能の限界」ではありません。
多くの場合、原因が整理されていないだけです。状況を正しく捉えることで、改善ルートは見えるようになります。
この記事では、中学生の成績が伸び悩む背景を“構造”として整理し、今日からできる対応方法をお伝えします。
1. 成績が止まったと感じるとき、まず考えたいこと
成績が急激に下がっているわけではないのに、上がらない。
この状態は、実は多くの中学生に起こります。
大切なのは、焦って行動を増やすことではなく、
「どこで止まっているのか」を把握することです。
特に次の2点は分けて考えると全体像がつかみやすくなります。
- 努力しているのに結果に変化が出ない場合
方法が合っていない、または抜けがある可能性が高いです。 - そもそも努力量が安定していない場合
生活・メンタル・優先順位の問題が絡んでいることが多いです。
まずは状況の解像度を上げるところから始めると、改善の方向性が見えてきます。
2. 成績が伸び悩むときに起きている3つの構造
(1) 理解の抜け(基礎の穴)がある
表面上は問題が解けているように見えても、
「なぜそうなるか」を説明できない場合は理解が浅い状態です。
よく見られる例は次のとおりです。
- 英語:単語暗記はできているのに、文の構造がつかめていない
- 数学:公式は覚えているが、使い方の意味が不明確
- 国語:読み方の手順がないまま感覚で答えている
こうした“抜け”はテストの点数からは見えにくいため、本人も親も気づきにくい特徴があります。
(2) 勉強方法が非効率になっている
時間をかけているのに伸びない場合、勉強の仕方が原因のことが多いです。
例えば次のようなパターンがあります。
- 教科書やノートを眺める時間が長い
- 分かっていない部分を避けて、得意な範囲を繰り返してしまう
- アウトプット(問題演習)が少ない
- 自己流を続けていて、改善される機会がない
中学生の多くは“やった量”で満足しやすく、学習の質が伴わないケースが目立ちます。
(3) 優先順位と負荷の問題がある
部活・習い事・塾を抱えていると、
「時間があるのに使えない」状態が起こりやすくなります。
また、次のような要因も成績の停滞につながります。
- 睡眠不足で集中力が低下している
- やることが多すぎて手が止まる
- 完璧に仕上げようとして時間がかかる
- いくつもの教材に手を出し、処理できなくなる
成績が伸びにくい時期には、学習量よりも“負荷の調整”が重要になることがあります。
3. 科目ごとの“伸び悩みポイント”と改善の方向性
英語
- 単語と文法のつながりが弱いと進めません。
- 文型(SVOC)の理解があると長文が読みやすくなります。
- 品詞が分かるとリスニングも安定します。
英語は“構造が分かるかどうか”で伸び方が大きく変わります。
数学
- 計算精度が低いとどこかで必ず止まります。
- 公式の意味を押さえると、初見問題への対応力が上がります。
- 解法の分類ができると、問題の見え方が変わります。
数学は「型が身についているか」で成績が動きます。
国語
- 読む手順が曖昧だと、文章のどこに注目すればよいか分からなくなります。
- 記述力は“読み取る順番”が整うと改善しやすいです。
- 語彙の不足は読解スピードに直結します。
感覚ではなく手順化していくと、安定する科目です。
4. 現状を正しく把握するためのステップ
Step1:ミスの種類を分ける
- ケアレスミス
- 知識不足
- 手順の理解不足
種類を分けるだけで、改善ポイントが整理されます。
Step2:勉強の型を確認する
- どの教材を使っているか
- 1周で終わっていないか
- 問題演習の頻度はどうか
「やり方」を見直すと、少ない負担で成果が出ることがあります。
Step3:生活と優先順位を整える
- 睡眠
- 部活との両立
- 一度に抱えている教材の数
勉強が軌道に乗らない原因が生活側にあるケースは珍しくありません。
5. 家庭でサポートするときのポイント
親御さんが教える必要はありません。
ただ、状況を整理する声かけは効果があります。
- 「どこが難しかった?」と聞く
- 「この問題はどういう考え方で解いたの?」と確認する
- 新しい教材を増やしすぎない
- 勉強の量よりも“質”の部分を見る
無理に勉強量を増やすよりも、方法と方向性を整える方が伸びやすいです。
6. 成績が再び動き出す子に共通していること
成績が伸びる子に必ず共通しているのは、原因が整理されていることです。
- どこが分からないのかが明確
- 勉強方法がひとつに定まっている
- 生活の負荷が落ち着いている
- 小さな成功体験が積み重なっている
この状態になると、成績は自然と動き始めます。
7. まとめ
成績の伸び悩みは、本人の才能とは関係ありません。
原因が「抜け」「方法」「負荷」のどこにあるのかを明確にすると、解決の道筋が見えてきます。
実際、私が見てきた生徒さんの多くも、状況を整理するだけで勉強が進み始めています。
どの科目でも、理解できないポイントが出たらいつでも相談できる仕組みを用意しているので、不安なときは気軽に連絡してください。
質問対応いつでもOK!
生徒さんからの質問は、24時間いつでも送っていただいて大丈夫です。
答えやすい形に整えるのは私の仕事なので、遠慮なく使ってくださいね。
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