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苦手克服にこだわりすぎるとこうなる!?もっと強みに目を向けるべき科学的理由

自分に合った勉強法を知る

こんにちは。学習コンサルタントの佐々木(@kateikyo_megumi)です。

 

私の指導は「勉強が苦手な人のケアとサポート」が中心です。

そう言うと、苦手なことを無理やりさせる、厳しく指導する…と考える方がいますが、そうではありません。

私の方針は、「生徒さんの良い所をみつけて伸ばす」ことです。

 

■「強み」でストレスに対抗する

「強み」に関して、このような記事が出ていました。

「強み」に注目した子育て、子どもはストレスに強みで対抗するように

 

原文サイト(英語)では、

 

Children are more likely to use their strengths to effectively cope with minor stress in their life if they have parents who adopt a strength-based approach to parenting.

訳:子どもは、強みに基づいた子育てを行う両親のもとで育つと、彼らの生活の中でストレスに効果的に対処するために強みを使う可能性が高い。

The Melbourne Newsroomより引用

 

子育てで、親が子どもの強みを伸ばすように意識すると、子どもはその強みを使ってストレスに対処したり、新しい環境に入る時にそれを活かすことができるそうです。

 

 

■多くのお母様がやってしまいがちなこと

これまで私は家庭教師として、たくさんのご家庭におじゃまし、お母様のお話をお伺いしてきました。

 

多くのお母様が、「子どもの苦手をなくしたい」とおっしゃいます。

テストが返却された時、目が行くのは点が低かった科目。そして、その科目を対策しなければ、なんとかしなければと考える。

お子さんのことが心配な気持ちから、そのような言葉が出てくるのでしょうね。

お気持ちはよくわかります。私も同じように思ってしまいます。

 

■その言葉が子どもをダメにする?

しかし、ご存知でしょうか?

親心からくる親の行動は、知らず知らずのうちに子どもを傷つけています。

私が見ている生徒さんのほとんどが、「うちの親はほめてくれない」「頑張ったのに、よくできたことは何も言わないで、できなかったことばかり責められる」と、寂しそうに訴えます。

 

苦手克服を強調しすぎると、子どもは「完璧でなければならない」と考え、ミスを極度に恐れる人間になります。

当然、新しい挑戦などすることはありません。何事も平均的におさめようとする性格が形成されます。一度ミスをしただけで立ち直れないくらい折れてしまうのも、完璧を求めすぎた結果でしょう。

 

子どもを強くし、社会で生きていって欲しいのであれば、弱点克服ばかりにとらわれず、強みを伸ばしてあげて下さい。

 

■社会にでて強く生きるためには「強み」が必要

子どもの苦手を克服したいと思うのは、「社会で自立した大人に成長してもらうため」ですよね。

社会で求められているのは「全科目で平均点が取れる人」というわけではないと思います。

平均的な能力は持ち合わせながらも、なにか一つでもいいから、キラリと光るものを持っていることが大切なのではないでしょうか。

ぜひ、お子さんのいいところをよく見てあげて下さいね。

 

 

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子どものいいところが見つからない!という方はこちらをご覧ください。