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子どもが勉強しない時、イライラしない心の持ち方

親の関わり方

こんにちは。苦手科目を得意に変えるプロ家庭教師 佐々木(@kateikyo_megumi)です。

今日は中学生の子どもを持つお母様からの質問を紹介します。

最近、子どもが勉強を全然しないことに、ついイライラしてしまいます。宿題やテスト勉強が後回しになって、私は何度も注意してしまうのですが、全然改善されません。それに、言ってもなかなかやらない子どもを見て、つい感情的になり、怒ってしまう自分がいます。

「こんなことをしても意味がない」と思いつつ、イライラしてしまって後悔する日々です。私としては、イライラせずに、穏やかに子どもをサポートしたいのですが、どうしても感情が先に立ってしまい、うまくいきません。

もっと冷静になりたい、子どもに対してイライラしないようにしたい、でもどうしても感情がコントロールできないと感じています。

どうしたら、イライラせずに冷静に子どもをサポートできるのでしょうか?アドバイスをいただけると本当に助かります。

「もう何回言ったらわかるの?」
「やればできるのに、なんでやらないの?」

そう思って、つい強い口調になってしまうこと、ありますよね。
そしてそのあと、心の中でモヤモヤ…。
「怒りたくて怒ってるわけじゃないのに」「また言っちゃった…」と自己嫌悪になる方も多いです。

実はこの「イライラ」、悪いものではないんです。
むしろそれは、お子さんのことを大切に思っている証拠
「ちゃんとやってほしい」「この子の将来が心配」という愛情が、
ときに“怒り”の形で出てしまうだけなのです。

この記事では、そんな“親のイライラ”と上手に付き合うための考え方を、
教育現場で多くの親子を見てきた立場からお伝えしていきます。
怒りをゼロにするのではなく、怒りに振り回されない関わり方を一緒に見つけていきましょう。


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  1. 第1章:どうしてイライラするの?親の心の中を見つめてみよう
    1. 1.将来への不安が、今の焦りを生む
    2. 2.「ちゃんとしなきゃ」という責任感の強さ
    3. 3.他の子と比べてしまう気持ち
    4. 4.「こうあるべき」という思い込みの重さ
    5. 5.本音は、「この子を信じたいのに、信じきれない」
  2. 第2章:子どもが「勉強しない」本当の理由
    1. 1.「わからないところ」が放置されている
    2. 2.「どうせ無理」という自信のなさ
    3. 3.「親に見張られている」と感じている
    4. 4.「心のエネルギー」が不足している
    5. 5.「勉強=イヤな記憶」でつながっている
    6. 親ができることは「理由を探すこと」ではなく、「気づくこと」
  3. 第3章:イライラが爆発しそうな時の応急処置3ステップ
    1. ステップ1:その場を離れる(感情と距離を取る)
    2. ステップ2:「どうしてやらないの?」を「どうしたらできる?」に変える
    3. ステップ3:「できない自分」を責めない
    4. ミニコラム:イライラは「悪」ではなく「メッセージ」
  4. 第4章:勉強しない子どもに効く!怒らない関わり方3つの原則
    1. 原則①:「事実」と「感情」を分けて話す
    2. 原則②:「命令」ではなく「提案」に変える
    3. 原則③:「できたこと」を見つけて言葉にする
    4. ちょっとしたコツ:「話す」より「聴く」
    5. ミニコラム:叱ることと怒ることは違う
  5. 第5章:親のイライラをやわらげる心の整え方
    1. 1.「10分だけ休憩」を作る
    2. 2.「できなかったこと」より「できたこと」に目を向ける
    3. 3.「感情ノート」でイライラを書き出す
    4. 4.「完璧なお母さん」をやめてみる
    5. 5.「誰かに話す勇気」を持つ
    6. 6.「イライラしても大丈夫」と自分に言ってあげよう
  6. 第6章:それでもつらい時は、第三者に頼っていい
    1. 1.“頼る”ことは“あきらめ”ではなく“作戦変更”
    2. 2.家庭教師が“親子のクッション”になれることも
    3. 3.話すことで、見えてくる解決の糸口
    4. 4.親子が笑顔で過ごせるために
    5. 5.さいごに:一人で抱えないでください
  7. まとめ:イライラは、子どもを思う気持ちの裏返し

第1章:どうしてイライラするの?親の心の中を見つめてみよう

子どもが勉強しない姿を見て、胸の奥がじわじわ熱くなる。
「なんでやらないの?」「今やればすぐ終わるのに!」
そんな気持ちになったこと、きっとありますよね。

頭ではわかっているんです。
「怒っても逆効果だ」「落ち着いて話そう」って。
でも、目の前でゴロゴロしたり、YouTubeを見たりしている我が子を見ると、
理性よりも先に“感情”が反応してしまう。

その瞬間のイライラは、けっして「短気だから」でも「心が狭いから」でもありません。
実は、お子さんを思う強い気持ちの裏返しなのです。


1.将来への不安が、今の焦りを生む

「このままで高校に行けるのかな」
「将来、苦労しない子になってほしい」

そうした“未来の心配”が、親の心に小さな緊張を積み重ねます。
そして、その不安を少しでも減らそうとする気持ちが、
「今やりなさい!」という形で表に出てくるのです。

でも、子どもは“今を生きている存在”。
将来よりも「今日の気分」や「今の楽しさ」のほうがずっと大事です。
だからこそ、親の「早く!」という気持ちと、子どもの「まだいいや」がすれ違う。

親の焦りは「この子を守りたい」という愛情の延長線上にあるものです。
だから、「怒ってしまう自分=悪い親」と思わなくて大丈夫です。


2.「ちゃんとしなきゃ」という責任感の強さ

親になると、どうしても“自分がしっかりしなきゃ”と思ってしまいます。
子どもが勉強しないと、「自分の育て方が悪いのかも」と責めてしまう人も多いです。

でも、本来、親の役目は“全部やらせること”ではなく、
“見守りながら支えること”です。

お子さんは、親が見ていないところでも少しずつ考えています。
失敗したり、サボったりしながら、「どうすればうまくいくか」を探しているんです。

それをすぐに止めたり正したりするより、
ときには「見守る勇気」も愛情のひとつ。

真面目で一生懸命なお母さんほど、
「ちゃんとやらせなきゃ」「今手を打たなきゃ」と動いてしまうもの。
でもその“完璧でいようとする姿勢”が、自分の首を締めてしまうこともあるのです。


3.他の子と比べてしまう気持ち

「隣の子は塾で頑張ってるのに」
「同じ学年なのに、うちは全然…」
そんな気持ちになる瞬間もありますよね。

SNSやママ友との会話では、どうしても“見える部分”だけが映ります。
でも、実際のところ、どの子もそれぞれに苦戦しています。
見えないところでサボったり、泣いたり、壁にぶつかったりしています。

勉強って、マラソンのようなものです。
速く走る子もいれば、途中で立ち止まって深呼吸する子もいます。
「うちの子はまだ歩いてる途中なんだ」と思うだけで、
少しだけ気持ちが軽くなりますよ。


4.「こうあるべき」という思い込みの重さ

親として、「勉強はやるのが当たり前」と思っている人も多いでしょう。
もちろん、それは間違っていません。
でも、子どもの成長のスピードは想像以上に“バラバラ”なんです。

「小学生のうちは放っておいても大丈夫だったのに、中学生になって急に…」
そう感じると、親の中で「なんで?」という戸惑いが生まれます。
そして、その“戸惑い”が“怒り”にすり替わることがあります。

思春期の子どもは、心の中で“自立の芽”が伸び始めています。
親の言葉に反発するのも、「自分で考えたい」という成長の証。
そう思えると、イライラの受け止め方が少し変わってきます。


5.本音は、「この子を信じたいのに、信じきれない」

イライラの一番深いところには、こんな気持ちが隠れていませんか?

「この子を信じたい。
でも、今の様子を見ていると不安で仕方ない。」

その“信じたいのに信じきれない揺れ”こそが、
多くの親御さんを一番苦しめる部分なんです。

でも大丈夫。信じられなくても、
「信じようとしている」こと自体が、もう愛情なんです。


イライラしてしまうのは、あなたが“本気で子どもと向き合っている証拠”。
誰もが通る葛藤です。

次の章では、そんなイライラの火種となる「子どもの本音」を探っていきます。
勉強をしないのは怠けているからではなく、理由があるんです。
そこを理解すると、不思議なくらい心が穏やかになりますよ。


第2章:子どもが「勉強しない」本当の理由

「勉強しなさい」と言っても動かない。
机に向かったと思ったら、すぐに鉛筆が止まる。
スマホを見たり、ボーッとしたり、ため息をついたり…。

そんな様子を見ると、つい「やる気がない」「怠けている」と感じてしまいますよね。
でも実は、“やらない”のではなく、“やれない”ことも多いんです。
その背景には、目には見えない「理由」が隠れています。


1.「わからないところ」が放置されている

子どもは“わからない”ことを言葉にするのが苦手です。
「どこがわからないの?」と聞かれても、自分でも整理できていなかったりします。

たとえば、算数の文章題で「問題の意味がつかめない」まま進んでしまう。
英単語を覚えても「文の中で使いこなせない」。
そうすると、やっても結果が出ず、「どうせやってもムダ」と感じてしまうんです。

この状態では、勉強=ストレス。
机に向かうだけで“自分の苦手”と向き合うことになるので、
無意識のうちに避けたくなってしまいます。


2.「どうせ無理」という自信のなさ

勉強に手をつけない子ほど、実は“自分に期待していない”ことがあります。
テストの点が悪かった経験、叱られた経験、
「お姉ちゃんはできるのに」と比べられた経験などが重なると、
「どうせ自分はできない」と心のどこかで決めつけてしまうんです。

この「自己肯定感の低下」は、やる気を奪う最大の原因です。
「どうせ無理」と思っている子に「やればできる」と言っても、届きません。
大切なのは、“結果”ではなく“小さな成功体験”を積ませること。
「今日はここまでできたね」「昨日より早く終わったね」
そんな声かけが、子どものやる気を少しずつ回復させていきます。


3.「親に見張られている」と感じている

親の「ちゃんとやってほしい」という思いが強くなるほど、
子どもは「監視されている」と感じることがあります。

「見られてる」「チェックされてる」という感覚が続くと、
“自分の意思で動く自由”がなくなり、反発心が生まれます。

特に思春期の子どもは、「自分で決めたい」という欲求が強くなります。
「やりなさい」と言われるほど、やる気が失われるのはそのためです。

親が一歩引いて、「任せてみる」「信じてみる」と言葉にするだけで、
子どもは“自分の選択を尊重された”と感じ、少しずつ行動が変わっていきます。


4.「心のエネルギー」が不足している

勉強するには、集中力も根気も必要です。
でも、学校での人間関係や部活の疲れ、SNSでのストレスなど、
心が疲れている子は、“勉強する余力”が残っていないこともあります。

大人でいう「仕事でぐったりして、何もしたくない」状態に近いです。
そんな時に「なんでやらないの!」と叱られてしまうと、
ますます“心の電池”が減ってしまいます。

まずは「疲れてるんだね」「今日はゆっくりしていいよ」と、
“回復の時間”を与えることが必要です。
エネルギーが戻れば、子どもは自然と動き出します。


5.「勉強=イヤな記憶」でつながっている

過去に「勉強しなさい!」と怒られた記憶や、
「頑張ったのに結果が出なかった経験」があると、
勉強=イヤな気持ちという条件反射ができてしまいます。

つまり、机に向かうだけでその時の感情がよみがえり、
“自分を守るために”距離を取るようになるのです。

このパターンの子どもには、「頑張れ」よりも「頑張らなくていい」が効きます。
「ちょっとだけ一緒にやろうか」と、やさしく再スタートできる環境を作ることが大切です。


親ができることは「理由を探すこと」ではなく、「気づくこと」

子どもが勉強しない理由を“見つけて直す”よりも、
「何かあるのかもしれない」と気づくだけで、関係性は大きく変わります。

「やらない=反抗」ではなく、「助けて」のサインかもしれない。
そう思えた瞬間、怒りではなく“寄り添い”が生まれます。


次の章では、イライラが爆発しそうな時にできる、
**「感情を鎮める3ステップ」**をお伝えします。
感情の波にのまれそうな時に、すぐ実践できる“小さなコツ”です。


第3章:イライラが爆発しそうな時の応急処置3ステップ

「また怒ってしまいそう…」
そんな瞬間って、ありますよね。
子どもがダラダラしているのを見て、
「いい加減にして!」と声を張り上げたくなる。

でも、そこで一度立ち止まることができたら、
その後の親子関係は驚くほど穏やかになります。

ここでは、イライラがピークに達した時にすぐできる応急処置を3つ紹介します。
どれも1分以内でできる方法です。


ステップ1:その場を離れる(感情と距離を取る)

一番大切なのは、「怒りの波が引くまで、少し離れること」です。

イライラの正体は、脳の“扁桃体(へんとうたい)”という部分が反応している状態。
頭で冷静になろうとしても、感情のスイッチが入ったままでは無理なんです。

だからこそ、「一回お茶を淹れに行く」「洗面所で手を洗う」など、
“物理的にその場を離れる”ことが一番の近道です。

怒りの火を消そうとするより、“燃え広がらないように距離を取る”。
そのわずかな1分が、親子の空気を変えてくれます。


ステップ2:「どうしてやらないの?」を「どうしたらできる?」に変える

怒りの言葉の多くは、「責める」形になりがちです。
でも、相手を責めると、子どもは“守りのモード”に入ってしまいます。

そんな時は、言葉を**「責め」から「提案」に変える**だけで、
子どもの反応がガラッと変わります。

たとえば…

  • NG:「なんでやらないの?」
  • OK:「どうしたらできそう?」

この一言だけで、子どもは“考える側”に回るんです。
怒られたら口を閉ざしてしまう子も、
「どうしたらできる?」なら、自分の意見を出しやすくなります。

「まだ終わってないの?」ではなく、「どこまで進んだ?」
「何してるの?」ではなく、「次、何からやろうか?」

小さな言葉の工夫が、子どもの心の扉を開く鍵になります。


ステップ3:「できない自分」を責めない

イライラの後、一番苦しむのは親自身です。
「怒っちゃった…」「また失敗した…」と自己嫌悪になる。
けれど、完璧な親なんていません。

大切なのは、“怒らなかった日”を増やすことではなく、
“怒ったあとに立て直せる力”を育てることです。

たとえば、こんな言葉を心の中でつぶやいてみてください。

「私は悪い親じゃない。
今日はうまくいかなかっただけ。」

これを言葉にするだけで、不思議と体の力が抜けます。
怒ってしまった後も、**「リカバリーできる自分」**を信じてあげましょう。


ミニコラム:イライラは「悪」ではなく「メッセージ」

イライラは、あなたに何かを教えてくれるサインでもあります。
「無理してるよ」「焦ってるよ」「少し休んで」と、
心が出しているSOSなのかもしれません。

そのサインに気づくだけで、イライラは少し優しく見えてきます。
“敵”ではなく、“心の声”。
そう思えるようになると、自然と自分にも子どもにも柔らかくなれます。


次の章では、いよいよ**「怒らない関わり方」**のコツをお伝えします。
具体的な声かけ例や、親子の会話をラクにする魔法のフレーズを紹介しますね。


第4章:勉強しない子どもに効く!怒らない関わり方3つの原則

「怒らないほうがいいのはわかってる」
「でも、どうしたらいいかわからない」
そう感じているお母さんは本当に多いです。

“怒らない”というのは、我慢することではありません。
怒りを押し殺すのではなく、伝え方を変えることなんです。
ここでは、イライラを「伝える力」に変えるための3つの原則をお伝えします。


原則①:「事実」と「感情」を分けて話す

つい感情が先に出ると、
「またダラダラして!」とか「いい加減にして!」といった言葉が出てしまいますよね。

でも、子どもは“責められた”と感じた瞬間、耳を閉ざします。
だからこそ、まずは「事実」だけを伝えることがポイントです。

たとえば…

  • NG:「またYouTubeばっかり見て!」
  • OK:「今、YouTubeを30分見てるね。」

感情を抜いて事実を言葉にすることで、
子どもは“冷静な指摘”として受け止めやすくなります。

そのあとで一言、感情を添えましょう。

「ママ、ちょっと心配なんだ。テスト近いからね。」

順番を入れ替えるだけで、同じ内容でも伝わり方が変わるんです。


原則②:「命令」ではなく「提案」に変える

子どもは「しなさい」と言われると、反射的に拒否してしまいます。
特に思春期の子は、“自分で決めたい”気持ちが強いからです。

ここで意識したいのは、**「命令形」→「提案形」**への変換です。

NGな言い方OKな言い方
「早く宿題やりなさい」「今のうちに宿題やっとく?」
「勉強しなさい」「今日はどの科目からやる?」
「ダラダラしないで!」「10分だけ集中してみようか」

“命令”を“相談”に変えるだけで、子どもは主体的に動けるようになります。
子どもが「自分で決めた」と感じることが、やる気のスイッチなんです。


原則③:「できたこと」を見つけて言葉にする

私たちはつい「できていない部分」に目がいきがちです。
でも、やる気を育てるには、**「できたこと探し」**がとても大切です。

たとえば…

  • 「ノートを開いたね」
  • 「机に座ったの、えらいね」
  • 「昨日より早く始められたね」

ほんの小さなことでも構いません。
できたことを言葉にしてもらうことで、子どもは「自分でもできる」と感じます。
その積み重ねが“自己肯定感”を育て、結果的に行動を変えていきます。


ちょっとしたコツ:「話す」より「聴く」

怒らない関わり方のベースにあるのは、**「聴く力」**です。
親が話すより、子どもの言葉を引き出す時間を少し増やすだけで、関係性は驚くほど変わります。

「どう思う?」「どうしたかったの?」と尋ねることで、
子どもは“考える力”を取り戻します。

「うるさい」「わかってる」と返されても、
実はその裏に「ちゃんと聞いてほしい」という気持ちが隠れています。
焦らず、受け止める姿勢を持つことが一番の近道です。


ミニコラム:叱ることと怒ることは違う

「怒らない親=何も言わない親」ではありません。
ルールを伝えることや、間違いを正すことは大切です。

大事なのは、**“怒る”ではなく“叱る”**という姿勢。

  • 怒る:感情をぶつけること
  • 叱る:相手の成長を願って伝えること

「勉強しなさい!」ではなく、
「あなたが困らないように、今のうちにやっておこうね」

伝える目的を「相手を動かす」から「相手を守る」に変えるだけで、
声のトーンも自然と優しくなります。


次の章では、そんな「怒らない関わり方」を支えるために、
親自身の心を整えるセルフケアの方法をご紹介します。

「イライラを抑える」ではなく、
「イライラに疲れない」ための考え方です。

第5章:親のイライラをやわらげる心の整え方

「わかってるのに、つい怒ってしまう」
「イライラした自分にまた落ち込んでしまう」

そう感じているお母さんは、本当に多いです。
でも、子どもの前でいつも穏やかでいるなんて、誰にもできません。

イライラするのは、がんばっている証拠
むしろ、それだけお子さんを大切に思っているからこそです。

ここでは、イライラを無理に押さえつけるのではなく、
やさしく“なだめてあげる”ための心の整え方を紹介します。


1.「10分だけ休憩」を作る

イライラが溜まりすぎるのは、
「自分の時間」がなくなっているサインです。

ほんの10分でいいんです。
お茶を淹れる、外の空気を吸う、スマホを置いてぼーっとする。

それだけでも、脳が「リセットモード」に入ります。

「子どものために」と頑張るお母さんほど、
“自分のための時間”を後回しにしてしまいます。
でも、心を休めることは「サボり」ではなく、親としてのメンテナンスです。


2.「できなかったこと」より「できたこと」に目を向ける

私たちは、つい「また怒っちゃった」「今日はダメだった」と、
できなかったことを数えてしまいます。

でも、それよりも「昨日より1回少なく怒れた」「声をかけ方を変えてみた」など、
小さな変化を見つけてあげてください。

完璧でなくていいんです。
**“昨日よりちょっといい自分”**を見つけることが、心をやわらげる第一歩です。

「できたこと」を日記やスマホのメモに残しておくのもおすすめです。
数日たつと、「意外とできてるじゃん、私!」と感じられますよ。


3.「感情ノート」でイライラを書き出す

怒りを我慢すると、どんどん心の中で膨らんでいきます。
言葉にして書き出すだけで、不思議と気持ちは整理されるんです。

たとえばこんなふうに:

・今日、怒ってしまったけど、本当は心配だった。
・わたし、ちゃんと向き合ってるなぁ。

ポイントは、自分を責めない書き方をすること。
「どうして怒ったの?」ではなく、「何がつらかったんだろう?」と書く。
すると、怒りの奥にある本当の気持ち(心配・不安・疲れ)が見えてきます。


4.「完璧なお母さん」をやめてみる

子どもにとって一番安心するのは、「完璧な親」ではなく、
「気持ちを分かってくれる親」です。

たとえば、こう言ってみてください。

「ママもイライラする日あるんだよ。人間だからね。」

そんな一言で、子どもは「自分も失敗していいんだ」と感じます。
親が肩の力を抜くと、子どもも自然とリラックスできるんです。

“ちゃんとした親でいなきゃ”という思いは、
実はお母さん自身を一番苦しめるもの。
完璧を目指すより、「ほどよくできたらOK」にしてみましょう。


5.「誰かに話す勇気」を持つ

イライラをひとりで抱えるのはつらいですよね。
でも、誰かに話すだけで、気持ちはぐっと軽くなります。

友人でも、家族でも、専門家でも構いません。
「話す=手放す」です。

特に、家庭教師やカウンセラーなど“親子の距離感”をわかっている人に話すと、
思いが整理されやすくなります。

「うちの子だけじゃなかったんだ」
「私だけじゃなかったんだ」
そう感じられるだけで、心はずっと楽になります。


6.「イライラしても大丈夫」と自分に言ってあげよう

怒ってもいい。泣いてもいい。
落ち込んでも、それでもまた立ち上がればいいんです。

親も人間です。感情があるから、優しくなれるんです。

「イライラする=愛しているからこそ」
そう思えるようになれば、もう十分。

あなたはちゃんと頑張っています。
今日できなかったことより、“今日も向き合ったこと”をほめてあげてくださいね。


次の章では、**「それでもつらい時にどうするか」**をお話しします。
親子で疲れ切ってしまう前に、
「第三者のサポート」を取り入れるタイミングと考え方をお伝えします。


第6章:それでもつらい時は、第三者に頼っていい

「怒らないように頑張っても、また同じことのくり返し…」
「わかってるのに、うまくいかない」

そんなふうに感じる日もありますよね。
ここまで読んでくださったあなたは、きっと本気でお子さんのことを考えてきた方です。
だからこそ、今ちょっと疲れているのかもしれません。


1.“頼る”ことは“あきらめ”ではなく“作戦変更”

親子の関係って、近すぎるからこそぶつかるんです。
どんなに愛情があっても、近すぎる距離はときにお互いを傷つけます。

でも、それは「もうダメ」というサインではなく、
「少し外の風を入れてもいいよ」というサインです。

たとえば、

  • 家庭教師に入ってもらう
  • カウンセラーに相談してみる
  • 学校や塾の先生に話をしてみる

どれも立派な“親の行動”です。
第三者を入れることは、親が手を引くことではなく、
「新しい形で支え直す」ことなんです。


2.家庭教師が“親子のクッション”になれることも

親が直接言うと反発するのに、
家庭教師や他の大人が同じことを言うと、
すんなり受け入れることってありますよね。

それは、子どもにとって“安心できる中立な存在”だからです。

家庭教師の立場から見ると、
「お母さんがどれだけ頑張っているか」をちゃんと知っています。
でも同時に、子どもにとっても“味方でいてくれる人”でありたい。

その間に立つことで、
親のイライラも、子どものプレッシャーも、少しずつやわらげられるのです。

「お母さんが安心できること」
「お子さんが素直になれること」
その両方を大切にしながら、家庭教師は伴走します。


3.話すことで、見えてくる解決の糸口

一人で抱え込んでいると、
「どうしてこんなにうまくいかないんだろう」と思ってしまいますよね。

でも、誰かに話すことで不思議と整理がついてくるんです。
「話す=手放す」。
言葉にするだけで、心の中の絡まった糸が少しずつほどけていきます。

たとえばこんなふうに。

「最近、どう声をかけてもやる気が出ないみたいで…」
「私が怒らないようにしても、なんだか空気が重くて…」

そんな一言からでも大丈夫です。
専門家は、あなたが“どこでつまずいているのか”を一緒に整理してくれます。


4.親子が笑顔で過ごせるために

「家庭教師に頼むのは、負けた気がする」
そんなふうに感じる方もいます。

でも実は、**「頼る」=「家族を守る選択」**です。
お母さんが安心できると、子どもも安心します。
だから、親が笑顔でいられることが、家庭の一番の安定剤なんです。

「頑張りすぎないこと」
「頼ること」
「立ち止まること」

どれも、立派な“育てる力”です。


5.さいごに:一人で抱えないでください

もし今、「もうどうしていいかわからない」と感じていたら、
それは“助けを求めるタイミング”です。

勉強しない、イライラしてしまう、関係がギクシャクしてしまう…
そんな時こそ、外のサポートが力になります。

オンライン家庭教師や相談サービスなら、
お子さんの様子を見ながら、親御さんの心も一緒に支えることができます。

勉強嫌い・やる気が出ないお子さんのサポートを専門にしています。
親御さんがイライラを抱えずにいられる方法を、一緒に見つけていきましょう。
「話してよかった」と思える時間を、いつでもご用意しています。

まとめ:イライラは、子どもを思う気持ちの裏返し

子どもが勉強しないと、心配にもなるし、焦りも出てきますよね。
「このままで大丈夫なのかな」「ちゃんとやってくれたら楽なのに」
そんな気持ちは、誰もが一度は抱くものです。

でも、イライラするのは、
あなたが子どもを信じているからこそなんです。
「この子にはもっとできるはず」と思っている証拠です。


勉強しない理由は、怠けや反抗ではなく、
「自信のなさ」や「疲れ」や「不安」といった、
小さなSOSであることも多いです。

だからこそ、怒るよりも、
「どうしたの?」「何がしんどい?」と尋ねることから始めてみてください。
たった一言で、子どもの心がふっと動き出すことがあります。


お母さん自身も、完璧でなくて大丈夫です。
イライラしたって、怒ったって、それでもまた向き合おうとしているあなたは、
もう十分、素敵なお母さんです。

「今日はうまくいかなかったけど、明日はもう少し穏やかに話してみよう」
その一歩が、親子の関係を少しずつ温めていきます。


勉強は一日で変わらなくても、
関わり方が変わると、空気が変わります。
空気が変わると、子どもも少しずつ前を向き始めます。

焦らず、比べず、信じること。
それが、勉強よりもずっと大切な「家庭の学び」かもしれません。


勉強嫌い・やる気が出ないお子さんのサポートを専門にしています。
親御さんがイライラを抱えず、安心して見守れる関わり方を一緒に見つけていきましょう。
どんな小さなお悩みでも大丈夫です。お気軽にご相談くださいね。

以上、佐々木(@kateikyo_megumi)でした!

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