こんにちは。横浜・鎌倉で活動するプロ家庭教師 佐々木(@kateikyo_megumi)です。
今日は「子どもが勉強しないのでイライラしてしまう」とお悩みのお母さんからメッセージが届いています。

今中学生の息子がいます。最近、勉強に対して全くやる気を見せず、毎日のように「勉強したくない」と言っては他のことをしているのを見て、ついイライラしてしまいます。何度も注意してみるのですが、うまくいかず、ときには感情的になってしまって、怒ってしまうこともあります。
もちろん、怒ってしまった後には「どうして怒ってしまったんだろう」と反省するのですが、つい勉強をしないことに焦ってしまい、子どもにきつく言ってしまうんです。それが逆効果になっている気がして、もっと優しく接した方が良いのではないかと思っています。
怒らずに、子どもが勉強に向かうようにサポートする方法があれば教えていただけると嬉しいです。感情的に反応せず、子どものやる気を引き出せるような接し方や、アドバイスをいただけると助かります。
よろしくお願いします。
毎日の子どもの勉強時間、どう過ごしていますか?「今日は勉強したくない」と言って、なかなか机に向かないお子さんを見ていると、ついイライラしてしまうこともありますよね。でも、そのイライラがどうしても抑えられない時、どうしたらいいのか迷ってしまう気持ちもよくわかります。
実は、子どもが勉強しない理由っていろいろあるんですよね・・。親としては、子どものために何とかやる気を引き出したいと思っても、つい感情的に怒ってしまいがち。でも、冷静に接することで、子どものやる気を引き出し、勉強に向かわせる方法はたくさんあるんですよ。
この記事では、子どもが勉強しない時に怒らずにどう接すればいいのか、一緒に考えてみましょう!お子さんとの関係がより良くなり、勉強にも前向きに取り組めるようになるためのヒントをお伝えしますね。
1. なぜ子どもは勉強しないのか?
子どもが勉強をしない理由は、実は一つではありません。学習意欲が欠けていると思うかもしれませんが、その背後にはさまざまな理由が隠れていることが多いのです。
1.1 精神的な疲れやストレス
学校や友達関係、クラブ活動など、子どもたちも忙しい毎日を送っています。勉強をしない時、実は精神的に疲れていたり、何か他のストレスが溜まっていることがあります。勉強が苦手な場合、そのことに対する不安やプレッシャーも影響しているかもしれません。
1.2 興味を持っていない
勉強は、時に興味を持って取り組むことが難しいものです。特に、自分が関心を持っていない教科や内容には、なかなか気が向かないことが多いものです。このような場合、勉強そのものに対して「面白くない」「意味がわからない」と感じていることがあるかもしれません。
1.3 親との関係性
親との関係性が影響している場合もあります。もし、親が過度に厳しく、勉強を強制するような環境にあると、子どもは逆にそのプレッシャーに押し潰されてしまうことも。子どもにとって勉強が「やらなければならないこと」ではなく、「楽しんで取り組むこと」だと思える環境を作ることが大切です。
2. 感情的な怒りがもたらす影響
子どもが勉強しないとき、感情的になってしまうこともありますよね。イライラしてつい怒ってしまうこともあるかもしれません。でも、実はその「怒り」が子どもに与える影響を考えると、怒ることは必ずしも効果的ではないんです。
2.1 怒ることで信頼関係が壊れる
親が感情的に怒ってしまうと、子どもはその場で言うことを聞いても、心の中では「また怒られるかもしれない」と感じてしまいます。怒られることを恐れるあまり、子どもは自分の気持ちや考えを親に伝えにくくなり、結果として親子間の信頼関係が薄れてしまうことがあるのです。
2.2 反発を招く
また、感情的に怒ると、子どもは「反発しなければならない」と感じることがあります。特に思春期の子どもに多いですが、親が怒ることで逆にやる気を失ってしまい、勉強からますます遠ざかる可能性があります。
3. 子どものやる気を引き出す効果的な方法
では、子どもが勉強しない時、親はどのように接すれば良いのでしょうか?感情的に怒らず、冷静に、しかししっかりとサポートする方法について考えてみましょう。
3.1 ポジティブな声かけと環境づくり
まず大切なのは、ポジティブな言葉で接することです。「ちゃんと勉強しなさい」と言ってしまいがちですが、「今日もがんばって勉強しようね」「少しずつでも進めるといいね」という声かけの方が、子どもは自分から取り組みたくなります。
また、勉強の環境も重要です。静かな場所で集中できるように、机の整理整頓や明るい照明を整えて、学びやすい環境を作ることが大切です。
3.2 一緒に目標を設定し、達成感を味わせる
子どもが勉強しない理由の一つに、「何のために勉強しているのかがわからない」ということがあります。そのため、目標を一緒に設定することが効果的です。例えば、「今週はこの教科を少しずつ勉強して、来週のテストに備えようね」といった具体的な目標を立てることで、子どもはその目標に向かって頑張る気持ちを持つことができます。
また、目標を達成した際には、褒めてあげることが大切です。小さな成功でも、「よくがんばったね!」と声をかけることで、子どもは達成感を感じ、次の勉強にも意欲的に取り組むようになります。
3.3 適切な報酬とフィードバックの活用
報酬やフィードバックは、子どものモチベーションを高める大きな力になります。勉強を頑張った後に、好きなことを少しだけしても良いというご褒美を与えるのも、効果的です。ただし、報酬を過剰に与えすぎると、本来の目的を見失うことにもつながるので、バランスが大切です。
4. 親自身のアンガーマネジメント
子どもに感情的にならずに接するためには、まず親自身が感情をコントロールすることが大切です。アンガーマネジメント、つまり「怒りをうまく管理する方法」を身につけることで、冷静に対応できるようになります。
4.1 深呼吸やタイムアウトで冷静さを保つ
親がイライラしている時には、まず深呼吸をしてみましょう。深くゆっくりと息を吸って吐くことで、気持ちを落ち着かせることができます。また、感情的になりそうな時は、一度その場を離れることも有効です。少し時間をおいて冷静になった後で、再び子どもに向き合うことができます。
4.2 自分の感情に気づくこと
感情をうまく管理するためには、自分の気持ちに気づくことが大切です。もし自分が怒りを感じている時、その原因を考えてみましょう。自分の感情に気づくことで、より適切な対応ができるようになります。
まとめ
子どもが勉強しないとき、親としてどう対応するかはとても重要です。感情的に怒らず、冷静に接することで、子どものやる気を引き出すことができます。大切なのは、ポジティブな声かけや環境作り、目標設定を行い、達成感を味わせること。そして、親自身が感情をコントロールし、子どもと信頼関係を築いていくことです。
「勉強しなさい」と言ってしまう前に、少し立ち止まって、子どもと一緒に考えてみてくださいね。少しの工夫で、子どもの学習習慣は変わり、親子の関係もより良いものになるでしょう。あなたの子育てが、少しでも楽しく、前向きなものになることを願っています。
以上、佐々木(@kateikyo_megumi)でした!
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