こんにちは。苦手科目を得意に変えるプロ家庭教師 佐々木(@kateikyo_megumi)です。
本日は中学生のお子さんがいる親御さんから相談をいただいています。

中学生の子どもがいます。定期テストが近づいても、家ではあまり勉強している様子が見えず、このままで大丈夫なのか不安になります。
塾には通っていますが、点数が安定せず、頑張っているわりに結果につながっていないようにも感じます。
最近はオンライン家庭教師という選択肢も気になっていますが、対面ではない分、本当に定期テスト対策として効果があるのか判断できません。
今のやり方を続けてよいのか、見直すべきなのか迷っています。
定期テストが近づいているのに、家ではあまり勉強している様子が見えない。塾には通っているものの、点数が安定せず、毎回どこかでつまずいている。そんな状況が続くと、「やり方が合っていないのでは」と不安になりますよね。
最近は、定期テスト対策としてオンライン家庭教師を検討されるご家庭も増えています。ただ一方で、対面ではない分、本当に効果があるのか気になる方も多いと思います。
実は、定期テストで結果が出にくい原因は、勉強量や意欲の問題ではないケースがほとんどです。多くの場合、テストの構造と学習の進め方が噛み合っていないだけなのです。
この記事では、オンライン家庭教師が中学生の定期テスト対策に向いている理由を、塾との違いや具体的な仕組みを交えながら整理していきます。
中学生の定期テスト対策がうまくいかない理由
定期テストの結果が伸び悩むと、「勉強時間が足りないのでは」「集中できていないのでは」と考えがちです。
ただ、実際に多くのご家庭を見ていると、原因はそこではないことがほとんどです。
努力不足ではなく「テスト構造」と「学習構造」のズレ
定期テストには、はっきりした特徴があります。
範囲が決まっていて、出題形式もある程度パターン化されています。
つまり、本来は対策しやすいテストです。
それにもかかわらず点数につながらない場合、
「何を」「どの順番で」「どのレベルまで」仕上げるかが整理されないまま勉強が進んでいることが多いです。
たとえば、
- ワークは一通り終わっている
- ノートもきれいにまとまっている
それでも点が取れない場合、
出題される形で理解できていない可能性があります。
勉強しているのに成果が出にくい典型パターン
よく見られるのが、次のような流れです。
- まずワークを全部終わらせる
- 次に暗記をまとめて行う
- テスト直前に見直しをする
一見すると、しっかり勉強しているように見えます。
しかしこの進め方では、理解が浅い部分やミスしやすいポイントが後回しになりがちです。
結果として、
「やったはずなのに解けない」
「覚えたのに点にならない」
という状態が起きやすくなります。
定期テスト対策で重要なのは、量を積み上げることではありません。
テストの構造に合わせて、学習の順序を整えることです。
塾の定期テスト対策が合わないケース
定期テスト対策として、まず塾を思い浮かべるご家庭は多いと思います。
実際、塾の仕組みがうまくはまるお子さんもいます。
ただ一方で、「通っているのに結果が安定しない」という声が出やすいのも、定期テスト前の時期です。
集団指導では起きやすいズレ
集団塾では、どうしても次のような前提で授業が進みます。
- 学校ごとの進度差がある
- テスト範囲が完全には揃わない
- 出題傾向まで細かく対応するのが難しい
そのため、授業内容そのものが間違っていなくても、
「自分の学校のテストにそのままつながらない」
というズレが生じやすくなります。
特に中学生の定期テストは、学校や先生ごとの色が強く出ます。
この差を前提にしないまま進むと、対策がぼやけてしまいます。
「質問できない」「復習が回らない」構造
もう一つ、見落とされがちなのが復習の扱いです。
集団指導では、授業は一定のペースで進みます。
理解が追いついていなくても、授業そのものは止まりません。
その結果、
- 質問するタイミングを逃す
- わからないまま次の単元に進む
- テスト前にまとめて復習しようとする
という流れになりやすくなります。
この状態では、テスト直前になってから負担が一気に増えます。
「時間はかけているのに、どこを直せばいいかわからない」
という不安につながることも少なくありません。
塾が合わないのは、本人の姿勢や努力の問題ではありません。
定期テストという性質と、集団指導の仕組みが噛み合わない場合がある、というだけです。
オンライン家庭教師が定期テスト対策に向いている理由
オンライン家庭教師というと、「対面よりも弱そう」「画面越しで本当に伝わるのか」と感じる方もいらっしゃると思います。
ただ、定期テスト対策という観点で見ると、オンラインであること自体が不利になる場面は多くありません。
学校別・教科別に対策を組み替えられる
定期テスト対策で重要なのは、内容のレベルではなく、テスト範囲と出題形式にどれだけ正確に合わせられるかです。
オンライン家庭教師の場合、
- 通っている学校
- 使用している教科書やワーク
- 配布されているプリント
これらを前提に、対策を一から組み立て直すことができます。
集団授業のように「全員に同じ内容を当てはめる」必要がないため、
今のテストに必要な部分だけに集中しやすくなります。
「わかったつもり」をその場で止められる
定期テストで点が取れない原因の一つが、理解度の見誤りです。
説明を聞いているときはわかった気がしていても、実際に書こうとすると手が止まる。
こうしたズレは、意外と見逃されがちです。
オンライン家庭教師では、
- 口頭で説明してもらう
- 実際に問題を解いてもらう
- 間違え方から理解の深さを確認する
といった確認を、その場で繰り返します。
対面かオンラインかよりも、
理解を確認する密度がどれだけ高いかが、定期テスト対策では重要になります。
家庭学習の流れが整理されやすい
もう一つのポイントは、家庭での勉強が整理されやすいことです。
オンライン家庭教師では、
「今日はここまで」「次はこれを確認する」といった学習の区切りが明確になります。
そのため、
- 何から手をつければいいかわからない
- テスト前に焦って詰め込み始める
といった状態を避けやすくなります。
家庭で新たに管理を増やす必要はありません。
学習の流れそのものが整理されることで、無駄な迷いが減っていきます。
オンライン家庭教師という形そのものよりも、学習の整理と確認をどこまで丁寧に行えるかが、定期テスト対策では重要になります。オンライン家庭教師全体の指導の考え方や進め方については、別の記事で詳しく整理しています。
家庭で見えやすい“困りごと”と本当の原因
定期テスト前になると、家ではさまざまな困りごとが見えてきます。
ただ、その多くは原因そのものではなく、結果として表に出ている姿です。
ここでは、よくあるケースを整理しながら、本当の原因を見ていきます。
勉強時間は長いのに点数が取れない
一見すると、しっかり勉強しているように見えるケースです。
机には向かっているし、ワークも進んでいる。
それでも点数に結びつかないことがあります。
この場合、表面的には「量は足りている」状態です。
しかし本当の原因は、
出題される形で理解できていないことにあります。
ワークを解いていても、
答えを見ながら進めていたり、
同じタイプの問題しか解いていなかったりすると、
テスト本番で形が少し変わっただけで対応できなくなります。
テスト前になると急に焦り出す
普段はあまりテストの話をしないのに、直前になってから慌てて勉強を始める。
このような様子が見られることもあります。
この場合の表面的な症状は、
「計画性がない」「追い込み型になっている」ように見えるかもしれません。
ただ、本当の原因は、
どこまで仕上げればよいかが最初から見えていないことです。
ゴールが曖昧なまま勉強を進めると、
直前になって初めて不安が大きくなります。
その結果、詰め込みに走りやすくなります。
同じミスを何度も繰り返す
「ここ、前も間違えていたよね」と感じる場面もよくあります。
ケアレスミスのように見えても、実際には理解の抜けが原因になっていることがあります。
間違えた理由が整理されないまま次に進むと、
同じところでつまずきやすくなります。
これは集中力や注意力の問題ではありません。
間違いを整理する工程が学習の中に入っていないだけです。
家庭で見えている困りごとは、決して特別なものではありません。
多くの場合、学習の進め方と定期テストの構造が噛み合っていないことで起きています。
オンライン家庭教師による定期テスト対策の考え方
ここまで見てきたように、定期テストでつまずきやすい原因は、勉強量や意欲の問題ではありません。
多くの場合、学習の組み立て方そのものにズレが生じています。
オンライン家庭教師による定期テスト対策では、このズレを一つずつ整えていきます。
「全部やる」から「点につながる順」に整える
定期テスト前になると、
「範囲を全部やらないといけない」
「ワークを何周もしないと不安」
と感じやすくなります。
ただ、テストで点数に直結する部分には、ある程度の偏りがあります。
- 出題されやすい単元
- 配点が高くなりやすい問題
- 多くの生徒がミスしやすいポイント
これらを整理せずに進めると、時間をかけても成果が出にくくなります。
オンライン家庭教師では、
テスト範囲をそのまま並べるのではなく、
点数につながる順に学習を組み替えることを重視します。
理解と暗記を切り分けて考える
もう一つ大切なのが、理解と暗記を混ぜないことです。
理解が必要な内容と、覚えれば解ける内容が整理されないまま進むと、
どちらも中途半端になりがちです。
オンライン家庭教師では、
- 仕組みを理解すべき部分
- 繰り返しで定着させる部分
を分けて扱います。
その結果、
「覚えたつもりだった」
「わかった気がしていた」
という状態を減らしていくことができます。
家庭の負担を増やさない設計
定期テスト対策というと、
家庭での管理や声かけが増えるイメージを持たれることもあります。
しかし、オンライン家庭教師の定期テスト対策では、
新しい教材を増やしたり、家庭で特別な管理をお願いしたりすることはほとんどありません。
- 学校で使っている教材をそのまま使う
- 学習の優先順位は指導側で整理する
- 進み具合は指導の中で確認する
学習の構造が整うことで、
家庭での負担が自然と軽くなる形を目指します。
実際の定期テスト対策ステップ
ここでは、オンライン家庭教師で行う定期テスト対策を、流れに沿って整理します。
特別なことをするわけではありませんが、順序を意識することが大きな違いになります。
ステップ1|テスト範囲と出題形式の整理
まず行うのは、勉強を始める前の整理です。
- テスト範囲表の確認
- 教科書・ワーク・プリントの対応確認
- よく出る問題形式の把握
この段階で、
「全部同じ重さで扱わない」
という方針をはっきりさせます。
出題されやすいところ、配点が高くなりやすいところを先に押さえることで、
勉強の方向が定まりやすくなります。
ステップ2|理解の確認と修正
次に、理解が必要な部分を中心に確認していきます。
- 説明できるか
- 自力で解けるか
- なぜその答えになるのか
ここでは、正解か不正解かだけを見ません。
どこで考えが止まったのか、どんな間違え方をしたのかを確認します。
理解が曖昧なまま暗記に進むことを避けるための、大切な工程です。
ステップ3|暗記内容の整理と定着
理解が整ったあとで、暗記が必要な部分に進みます。
- 用語
- 公式
- 語句や表現
この段階では、
「覚える量を増やす」ことよりも、
「テストで使える形で残す」ことを重視します。
何度も同じところで迷わないように、
確認ポイントを絞って定着を図ります。
ステップ4|テスト直前の仕上げ
テスト直前には、全体の見直しを行います。
- よくあるミスの最終確認
- 時間配分の意識づけ
- 書き方や表現のチェック
この段階で新しいことは増やしません。
これまで積み上げてきた内容を、安心して出せる状態に整えます。
オンライン家庭教師が向いている中学生・向いていない中学生
オンライン家庭教師は、定期テスト対策において大きな効果を発揮するケースがあります。
ただし、すべての中学生に必ず合うとは限りません。
ここでは、向いているケースと、注意が必要なケースを整理します。
オンライン家庭教師が向いている中学生
次のような状況が見られる場合、オンライン家庭教師との相性は比較的良いと言えます。
- 集団塾では質問しづらい
- 勉強の順序がわからず、何から手をつけるか迷いやすい
- テスト前になると焦ってしまい、点数が安定しない
これらは、能力ややる気の問題ではありません。
学習を整理してくれる存在がいないことで起きやすい状態です。
オンライン家庭教師では、
テスト範囲を整理し、今やるべきことを明確にするため、
勉強の見通しが立ちやすくなります。
注意が必要なケース
一方で、オンライン指導が負担になる場合もあります。
- 長時間画面を見ること自体が強いストレスになる
- 学習以前に生活リズムが大きく乱れている
このような場合、オンライン家庭教師だけで状況を立て直すのは難しいことがあります。
無理に形を合わせるよりも、別の方法を検討したほうがよいケースもあります。
オンライン家庭教師は、魔法の方法ではありません。
だからこそ、お子さんの状況に合っているかを見極めることが大切です。
よくあるご質問
オンライン家庭教師だけで定期テスト対策は足りますか
定期テスト対策に限って言えば、十分に対応できるケースは多いです。
定期テストは範囲や出題形式が明確なため、学校の教材を軸に整理して進めれば、効率よく対策できます。
塾と併用する場合でも、
「テスト範囲の整理」と「理解の確認」をオンライン家庭教師が担うことで、学習全体が噛み合いやすくなります。
1教科だけの受講は可能ですか
多くのご家庭が、まずは1教科から始めています。
定期テストでは、教科ごとに課題が異なるため、特に不安の大きい教科に絞る方法は現実的です。
1教科を通して学習の進め方が整うと、
他教科にも考え方を応用しやすくなります。
テスト前だけお願いすることはできますか
テスト前に集中的に対策することも可能です。
ただし、直前になるほど確認できる範囲が限られるため、
可能であれば少し余裕を持って始める方が、整理の幅は広がります。
無理のないタイミングで検討することが大切です。
オンライン家庭教師の具体的な指導内容や対応範囲については、全体像をまとめたページをご覧いただくと、イメージしやすくなります。
まとめ
中学生の定期テスト対策がうまくいかないとき、
原因は勉強量や本人のやる気にあるとは限りません。
多くの場合、
テストの構造と学習の進め方が噛み合っていないだけです。
オンライン家庭教師による定期テスト対策は、
新しい教材を増やしたり、家庭での負担を大きくしたりするものではありません。
学校の教材を軸に、
何を優先し、どこまで仕上げるかを整理していく方法です。
学習の構造が整うと、
やるべきことは自然と絞られ、
テスト前の焦りも小さくなっていきます。
定期テスト対策に迷いがある場合は、
まず「どこでズレが起きているのか」を整理するところから考えてみると、
次の一手が見えやすくなります。
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