こんにちは。横浜・鎌倉で活動するプロ家庭教師 佐々木(@kateikyo_megumi)です。
「うちの子は全然勉強しない……」「言わないと机に向かわない……」そんな悩みを抱えている親御さんは多いのではないでしょうか。一方で、何も言わなくても自ら進んで勉強する子供もいます。この違いは一体どこから生まれるのでしょうか?
本記事では、「自分から勉強する子」と「勉強しない子」の違いに注目し、その原因と対策を探っていきます。
勉強する子供としない子供の決定的な違い
1. 自己イメージの違い
「勉強する子」と「勉強しない子」の最も大きな違いは、自己イメージの持ち方です。
自己イメージとは、「自分はこういう人間だ」と思う自己認識のことを指します。
例えば、普段から80点以上を取る子供は、「自分は勉強ができる」と認識し、それを維持しようと努力します。一方で、テストの点数が低い子供は「どうせ自分は勉強が苦手だ」と思い込み、努力することを避ける傾向にあります。
2. 成功体験の有無
自己イメージを形作る上で重要なのが「成功体験」です。人間は、成功体験を通じて「自分はできる」という自信を得ます。例えば、ゲームでは簡単なレベルから始まり、クリアするたびに達成感を得ることでやる気が持続します。同じように、勉強においても小さな成功体験を積み重ねることで、「勉強すると成果が出る」という実感を持つことができるのです。
3. 環境の違い
勉強する子供は、勉強しやすい環境が整えられていることが多いです。
- 学習習慣のある家庭:家庭内で読書や学習の習慣がある場合、子供も自然と勉強に親しみを持ちます。
- 適度なルールの存在:スマホやゲームの使用時間が適切に管理されている家庭では、学習時間が確保されやすくなります。
- 親の接し方:「勉強しなさい!」と強制するのではなく、勉強をポジティブなものとして認識させるような接し方をしている家庭では、子供の勉強意欲が高まりやすいです。
勉強しない子供を勉強する子供に変える方法
1. 自己イメージを高める
自己イメージを高めるためには、成功体験を積ませることが重要です。そのための具体的な方法を紹介します。
① 小さな目標を設定する
いきなり「成績を上げる!」という大きな目標を設定するのではなく、「今日は漢字を5個覚える」「1ページだけ問題を解く」といった小さな目標を設定し、それを達成することで成功体験を積ませましょう。
② 得意な科目から伸ばす
苦手な科目ばかりに目を向けるのではなく、得意な科目から伸ばすことで、「自分はできる!」という気持ちを持たせます。例えば、「算数が好きな子には計算問題を増やす」「読書が好きな子には国語の文章題を強化する」といった方法が効果的です。
③ 努力を認める
テストの点数だけでなく、日々の努力を認めてあげることも大切です。「昨日よりも計算が速くなったね」「ノートのまとめ方が上手になったね」など、プロセスを褒めることで子供の自信につながります。
2. 環境を整える
① 勉強に適した場所を用意する
リビング学習が向いている子供もいれば、自分の部屋で集中できる子供もいます。子供に合った学習環境を整えましょう。また、机の上を整理し、集中しやすい空間を作ることも大切です。
② 学習習慣を作る
毎日決まった時間に勉強する習慣をつけることで、勉強が「当たり前の行動」になります。例えば、「夕食前の30分は必ず勉強する」といったルールを作るのも有効です。
③ スマホやゲームの使用時間を管理する
スマホやゲームが勉強の妨げになることが多いため、ルールを決めて使用時間を管理しましょう。例えば、「宿題が終わったら30分だけゲームOK」といったルールを設けることで、勉強とのバランスを取ることができます。
3. 親の関わり方を変える
① 強制ではなく、興味を引き出す
「勉強しなさい!」と命令口調で言われると、子供は反発しやすくなります。代わりに、「今日の算数、どんな問題が出たの?」と興味を持って話しかけると、子供も自然と学習内容を話すようになります。
② 一緒に学ぶ
子供と一緒に勉強することで、学習に対する抵抗感を減らせます。親が「難しいね」と共感しながら取り組むことで、子供のやる気も引き出せるでしょう。
③ 成功体験を共有する
「お母さんも昔、計算が苦手だったけど、毎日少しずつ練習してできるようになったんだよ」といった体験談を伝えることで、子供は「自分も頑張ればできる」と思えるようになります。
まとめ
自分から勉強する子供と、そうでない子供の違いは「自己イメージ」「成功体験」「環境」の3つが大きく関係しています。
親ができることは、子供の自己イメージを高め、小さな成功体験を積ませ、勉強しやすい環境を整えることです。
「勉強しなさい!」と叱るのではなく、子供の努力を認め、小さな成功を積み重ねることで、勉強に対する前向きな姿勢を育てていきましょう。
今日から少しずつ、できることから取り入れてみてください。きっと、お子さんの学習態度に変化が現れるはずです!
以上、佐々木(@kateikyo_megumi)でした!
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