こんにちは。横浜・鎌倉のプロ家庭教師 佐々木(@kateikyo_megumi)です。
新年度。新しいお友達ができることにワクワクしている人もいれば、不安な人もいると思います。
「自分がいじめに遭ったらどうしよう」という不安です。
もちろん、いじめは絶対に許すべきことではありません。
しかし、人が複数集まる場所では、いじめが起こる可能性を0%にすることは難しいのです。
だからこそ、いじめに遭わないよう、自分自身が普段から気をつけておくことも大事なのです。
これまで400人以上の小中学生を指導してきましたが、いじめに遭いやすい子どもには共通する特徴がありました。そこで、本記事では、いじめに遭う子どもの共通点と、いじめに遭わないように、普段から気をつけておきたいことをまとめました。
・優しすぎるから舐められている
たくさんのお子さんを見てきて思うのですが、
人間関係で悩んでしまう子には共通した特徴があるんですよね。
優しすぎるのです。
優しすぎて、お友達の誘いを断れない、悪事を受け入れてしまう。だから、どんどんエスカレートして、苦しくなる。でも、学校教育では、「誰にでも優しくしましょう」みたいな教育をするわけで。
優しすぎる子には、断る力を持ってほしいです。
なぜそんなことを言うかって?
それは、私が優しすぎるからですね。気持ちがよくわかるんです←
・・・失礼いたしました。
人とWIN-WINで付き合っていくためには、自己犠牲を払いすぎてはいけないです。
・損切りラインを決めておく
その際に有効なのは、「損切り」という考え方。
損切りとは、投資などで商品の額が「ここまで下がったら諦める」というラインを決めておき売買することです。
人間関係も同じように、「これをされたら友達じゃない」を自分の中に持っておけばいいと思うんですよ。
・悪口を言う子は友達じゃない
・人のものを盗る子は友達じゃない
・言葉使いの汚い子は友達じゃない
等々、自分にとって「どうしてもこれは許せない」ラインを決めておく。そして、それをどこかに書き出して、持ち歩きましょう。
反対に、そのラインに触れないことは、笑顔で許してあげてください。
私にも損切りのラインがあります。
・子どもの愚痴がすぎる人とは付き合わない。
・いくら勉強熱心とはいえ夜中まで子どもに勉強させたり夜中に電話してくる家には訪問しない。
・どんな理由であれ当日キャンセル3回続いたらもうその家は訪問しない。
・支払いの遅延が2回続いたらもうその家は訪問しない。
逆に、それ以外のことは笑って許しちゃいます。自分が幸せじゃなければ、人を幸せになんてできないです。いい人間関係を続けられないですから。
・断る力を身に付ける
損切りラインを超えてきたら、しっかり断ること。
ラインに触れてきたら、「この子は友達じゃない」と思って接する。無理な注文は、断ってしまう。それでいいと思います。
優しすぎる人は、断るのが下手くそです。「断ったら嫌われる」と思い込んでいます。
確かに、断ったら嫌われます。
しかしそれは、「いつもやってくれることをいきなり断ったら、嫌われる」「なんでもかんでも断ったら、嫌われる」のです。これをやったら恨まれるのも無理はありません。できるだけ早いうちに「これは無理」を決めて、表明しておく必要があるのです。
これをするためには、意志の力が必要。だからこそ、紙に書いて持ち歩き、常に意識するのです。
無理なラインを超えてきたら、きっちり断ること!
・大人の味方をつけておく
とはいえ、優しい人は断るのが大の苦手。それなら大人の力を借りましょう。
「親がダメって言ってるから、ごめんね!」
「うちの親厳しいから。それは無理なんだ~」
大人でなくても、第三者を出して、「あの人がこういっているから無理なの」と言ってさらりと交わすのも大事な手。「あの子は大人の言いなり」と思われたって、悪いことに巻き込まれるくらいならそのほうがいいですよね。
私の生徒さんにも断るのが苦手な子がいます。友人からの遊びの誘いを断れないそうです。その子には、「家庭教師の先生が怖すぎて、勉強しないと何されるかわからないから遊びに行けない!」と言わせるようにしています。(本当はそんなことないんですけどね!)
・自分の後ろには怖い人がいるアピール
そしてもう一つ。普段から「自分をいじめるとヤバイから」というオーラを出しておくこと。
例えば、親御さんがものすごく怖い人だとか、学校で一番怖い先輩と仲がいいとか。
「虎の威を借る狐」という言葉があります。キツネが、トラの権力を利用して偉そうにするということわざなのですが、自分の身を守るためには多少のしたたかさも必要ではないかと思うのです。
・勉強する!!
いじめられたくない、過去にいじめられて辛かった…
そういう人こそ、一生懸命勉強してください!!!
いじめっ子って、人の痛みを理解できないし、いやなことがあったら言葉ではなく力で解決しようとする人たちです。つまり国語力が低い。国語力は全ての勉強のベースですから、国語力が低いということは、勉強も得意ではないでしょう。
いじめっ子には2パターンいて、ひとつは上のような「人の痛みを理解できない、勉強もできないから力に頼る」いじめっ子。このタイプが9割。もう一つは、「人の痛みを分かっているから、人が痛む方法でいじめてくる頭のいい」いじめっ子。このタイプが残りの1割です。でもこちらは少数派。大半が勉強できない方のいじめっ子です。
そういう子と関わりたくないのなら、一生懸命勉強してください。
一生懸命勉強して、いじめが少ない、つまりいじめっ子が寄り付かない進学先を選んでください。
そのためには、学校を選べるだけの学力が必要なんです。
厳しいかもしれないけれど、「いじめに遭いたくない。勉強もしたくない。」と思うなら、それは単なる甘えですよ。
いじめられないためには、強さが必要なんです。自分の意思を主張する、つまり損切りをしっかりもって断る力。それが無理なら、周りの人の力を借りるしたたかさ。そして、自分の道を切り開く力。今の世の中、綺麗事抜きで言えば、学力があればどうにかなります。
いじめから身を守りたいなら、強くなるしかありません。強くなるとは、力をつけることです。
どんな力でもいい。意志力、体力、コミュニケーション力、学力。自分に付けられそうな力をまずはつけたらいいです。
いじめから身を守るためには、力をつけ、強くなること。
覚えておいてください。
しんどい人はいつでも相談してください。
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