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幸福優位7つの法則 仕事も人生も充実させるハーバード式最新成功理論 ショーン・エイカー

「幸せになりたい」人間なら誰もが願いますよね。

でも、幸せって漠然としています。

そもそも幸せって何なのだろう?
どうやったらなれるのだろう?

幸せとはいったい何か。幸せになる方法はあるのか?
人間なら誰しもが知りたいその命題。
(もちろん、私も知りたいです・・・!)
答えが、この本には書いてありました。

幸せになるためには、幸福優位性を高めることが重要なのですが、そのための7つの法則が書かれています。

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概要は以下の通り。

1 ハピネス・アドバンテージ

「幸福感は人間の脳と組織に競争優位をもたらす」

多くの人は、「成功」の後に「幸福」がやって来るものだと考えていますが、実はその順番ではない。

実は、幸福だから成功するという、逆の順番なのです。
つまり、幸福優位性を持っている人は、より成功しやすいのですね。
本書では、幸福優位性を高める方法をいくつか紹介しています。

・瞑想する
・何かを楽しみにする
・意識して人に親切にする
・お金を使う
・運動する
・ポジティブな感情が生じやすい環境をつくる
・固有の強みを発揮する

2 心のレバレッジ化

自分はできるという感情(筆者はこれを「マインドセット」と呼んでいる)が重要。

これは、てこのようなものです。
てこの長さは、自分の持っている可能性、潜在能力。
支点は変化を起こす力を生じさせるマインドセット。てこの長さを長くして、強固な支点をもてば、どんなものでも持ち上げられるというわけです。

3 テトリス効果

テトリスをやったことはありますか?

テトリスって、面白いですよね。私も大好きでした。

テトリス中毒になると、身の回りのすべてがテトリスのブロックに見えてくる・・・・のだそうです。

テトリスの目をインストールしてしまうと、すべてがテトリスブロックに見えてくる。
実は人間の幸と不幸も同じなのだそうです。
幸福を見ようと思うと、すべてが幸福に見えるし、ネガティブを探すと、すべてがネガティブに見えてしまう。
前者と後者、どちらが幸せでしょうか?
どちらか選べるなら、幸福をたくさん見つけられた方が幸せですよね。
幸せのテトリスを見つけるためには、「今日起こった三つのいいこと」をメモする習慣をつけることがポイントだと筆者は書いています。

4 再起力

失敗したときに、立ち上がる力です。

何かつらい出来事があったとき、そこから回復した人は、精神的に大きく成長するそうです。一方で、つらい出来事をトラウマにしてしまう人もいます。

つらい出来事があったときに、トラウマ化してしまう人と、そこから大きく成長する人の差とは?それは前述のマインドセットにあります。

自分はそこから成長できるというマインドセットを持っていることが失敗から立ち上がる上で重要です。

5 ゾロ・サークル

幸福になる上で大切なのは「コントロール感」。

物事を自分でコントロールできているという感覚です。
人は、目標が高すぎると達成の意欲をなくしてしまいます。大きな目標を達成できなかったら、無力感に駆られてしまい、自信をなくすでしょう。
テストで30点の学生が100点を目指すとなると、相当な努力が必要なので、折れてしまう可能性が高い。
でも、少し難しい程度なら、なんとかなります。
30点から50点くらいなら、努力すれば達成できそうですね。
このように、いきなり大きな獲物をねらっていくのではなく、小さなことを積み上げて、大きな成果を得るのです。

6 20秒ルール

何か良い習慣を身につけたいと思うとき、あるいは悪い習慣を取り除きたいとき、意志の力に頼って、がんばろうとすると、リバウンドします。

やめたいことは、障壁を高く。やりたいことは、障壁を低く設定する。

スマホ依存をやめたいなら、スマホを物理的に遠ざけ、触るのに20秒以上かかる場所に置いてしまいましょう。

反対に、単語を覚えるという習慣を身につけたいのなら、普段から手の届く場所に単語帳を置いておき、いつでも手に取れるようにしておくのです。

何かを始めるときは、あれこれと考えてしまうと進みません。結局「やーめた」となりがち。
そうならないために、考えたり判断する時間を減らすのがコツ。

 

7 ソーシャルへの投資

孤独は、病気と同じくらい健康を害します。

本書では、心的外傷があったとき、感情面での支えが得られた人は、回復が早かったという実験結果が示されています。

普段から周囲の人との関係性をつくり、手をつなぐことが幸福につながるのです。

 

・・・・・・・

この本を読んだとき、精神的に結構落ち込んでおりました。

落ち込んで、「幸せって何だろう?どうすれば幸せになれるのだろう?」と、暗い迷路から光明を見いだすために、この本を手に取ったのです。

一番響いたのは、法則4の「再起力」でした。

私がどん底だと思っていましたが、再起のための道は必ずあるというメッセージ。
そして、それを乗り越えられたら、ニンゲンとして大きく成長できるという可能性。

困難を乗り越えれば乗り越えるほど、私は幸せになれるんだ!と気がついたとき、心の霧が晴れました。
そしてもう一つ重要なのは、困難にたいする考え方です。

幸せな人は、困難を困難として認識していないのです。困難を困難と思っているひとは、苦しくてつらい人生でしょう。
困難や挫折を「自分を成長させる好機」ととらえると、困難はその瞬間に困難ではなくなるのです。

「あーそっか。成長の機会ね」
こう思えた瞬間、とても気持ちが楽になりました。

今、困難に立ち向かっている人、挫折に打ちひしがれている人に、是非知っていただきたいエッセンスが満載の一冊でした。

この本をよんで、みんなで幸せになりましょう。

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