こんにちは。横浜・鎌倉で活動するプロ家庭教師 佐々木(@kateikyo_megumi)です。

最近、娘の中学受験の勉強を見ているのですが、塾の解説を読んでも内容がつかめず困っています。
授業を受けていない私には前提が分からず、「なぜこの式になるのか」「どうやって考えたのか」を読み取れません。
子どもに質問されても答えられず、結局イライラしてしまうこともあります。
私が理解できないせいで娘の足を引っ張っている気がして、不安が募っています。
親として何を支えればいいのか、どこまで関わればいいのか分からなくなってきました。
「塾の解説を読んでも頭に入ってこない」
「そもそも何を言っているのか理解できない」
中学受験において、この悩みは決して珍しくありません。
そして、この状態になるのは親御さんの能力不足ではなく、構造的に“わかりにくくて当たり前”の環境がそろっているからです。
この記事では、
・なぜ解説を読んでも理解しにくいのか
・親が無理に教えなくてもよい合理的な理由
・家庭でできる“解説いらず”のサポート
について整理します。
必要以上に自分を責めず、まずは状況の全体像を見ていただけると安心です。
なぜ「解説を読んでもわからない」状態になるのか
1 解説が“専門家の前提”で書かれているから
塾の教材は「すでに授業を受けた子ども」が読むことを前提に作られています。
そのため、
・途中の思考が省略されている
・前提知識が説明されていない
・“飛躍”した書き方が多い
といった特徴があります。
親御さんからすると「なぜこの式が出てくるの?」と感じても、解説側には一切触れられていないことがよくあります。
2 中学受験は“大人の直感”とロジックがズレやすいから
大人は経験ベースで物事を考えます。
一方、受験問題は「テキストで学んだロジック」を忠実に使うことが求められます。
たとえば、算数では“大人の感覚では当たり前にわかる部分”を、子ども向けには図式化したり式に落とし込んだりする必要があります。
この“直感とのズレ”が理解をさらに難しくしています。
3 カリキュラムの流れを知らないと筋道がつかみにくいから
「この問題はどの単元とつながっているのか」という背景を知らないと、理解に時間がかかります。
塾では既習の用語や考え方を前提に解説を書くため、親御さんが初見で読んでも情報が不足しがちです。
親が理解しようとしても難しいのは自然なことです
中学受験の教材は、情報が凝縮されています。
大人は処理能力が高い分、逆に「飛ばして読む癖」があって、論理の細部を追う作業が負担になることがあります。
また、
・焦り
・「教えてあげないと」というプレッシャー
・時間的余裕のなさ
これらが重なると、認知処理が鈍ります。
理解できないのは“能力が低いから”ではなく、構造的に無理がある状態だからです。
子ども側にも事情があります
1 説明の途中が抜け落ちやすい
子どもは「頭の中で処理したこと」をそのまま説明できるとは限りません。
当たり前に飛ばしている部分が多いため、親からすると“謎の省略”に見えることがあります。
2 親子だと感情が動きやすく、説明が成立しにくい
親御さんは「早く理解してほしい」という気持ちが自然と生まれます。
子どもは「怒られたくない」「間違えたくない」という意識が働きます。
この状態では、お互い冷静に論理を追うことが難しく、問題の内容以前にコミュニケーションの難易度が上がります。
親が“教えようとしなくていい”合理的な理由
1 塾の授業レベルの説明は家庭で再現するのが難しい
教材の設計・授業の流れ・板書の構造を知らないまま同じ説明を試みるのは、どうしても無理があります。
これは親の努力では埋まりません。
2 親が説明できるかどうかが、学力に直結するわけではない
重要なのは、
「子どもがどこで止まっているか」
「どう再スタートさせるか」
であって、親御さん自身が高度な問題を理解する必要はありません。
3 親が担うべきは“理解そのもの”ではなく“理解の前段階”
たとえば、
・どこが読めていないのか
・図が描けていないのか
・式の立て方が不安なのか
こうした“つまずきの入口”だけ特定してあげれば、それで十分役割を果たしています。
家庭でできる“解説いらず”のサポート3つ
1 「どこで止まったの?」を一緒に特定する
解説する必要はなく、「手が止まったポイント」を聞き出すだけでOKです。
問題の構造が浮き上がり、次の一手が見えやすくなります。
2 やることの“順番”だけ整理する
「まず図を描くよ」
「表にしてみよう」
こうした“行動のガイドライン”だけ示すと、子どもは自然と進みやすくなります。
3 理解ではなく“進める環境”を作る
短めの時間設定や、机の整理だけでも効果があります。
理解の深掘りは専門家に任せた方が、時間効率が良くなります。
外部を使った方がいいケース
・親子で取り組むと必ず険悪になる
・解説の意味を追っているうちに勉強が遅れる
・つまずき単元が広範囲に広がっている
こうした場合は、図解・言語化・段階説明を得意とする第三者に任せた方が成果は出やすくなります。
まとめ:親御さんは「理解の伴走者」であれば十分です
すべてを教える必要はありません。
子どもの理解の前段階を整えてあげるだけで、学習は大きく進みます。
もし、
「どこから手をつければいいのかわからない」
「家庭で見ても混乱してしまう」
という状況であれば、お気軽にご相談ください。
必要なステップを整理し、負担の少ない形で再スタートを設計します。
■質問対応、24時間365日いつでも可能です
中学受験では、疑問が出た瞬間に解決できるかどうかで理解の深さが大きく変わります。
そのため、私は生徒さんからの質問や相談を24時間いつでも・どの科目でも受けられる 体制にしています。
「どこが分からないのか分からない」という状態でも大丈夫です。
途中式でも、思考のメモでも構いません。
受け取った内容から、お子さんが言語化できていない部分を整理し、どこからつかえているのかを短時間で見つけて次に進むための最短ルートを提示します。
親御さんがすべてを教えようとする必要はありません。
行き詰まりそうなタイミングでプロが介入できることが、安定した学習につながります。
お困りの方は、ぜひご相談くださいね。
以上、佐々木(@kateikyo_megumi)でした!
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