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勉強しない子どもは親のせい?自己嫌悪から抜け出すための5つのヒント

勉強嫌い

こんにちは。横浜・鎌倉で活動するプロ家庭教師 佐々木(@kateikyo_megumi)です。

親御さんからこんな質問が届いています。

はじめまして。私は中学生の子どもを持つ母親です。最近、子どもが勉強に全く興味を示さず、勉強をしない日々が続いています。勉強するよう言っても、スマホやゲームばかりに夢中で、なかなか勉強に取り組みません。

周りの友人や親戚の子どもたちは、みんな頑張って勉強している様子を見て、ついつい自分の育て方が間違っていたのではないかと不安になります。もしかして、私がしつけをしっかりできていないせいで、子どもが勉強しないのかもしれない…と思うこともしばしばです。

でも、勉強を強制しすぎるのも良くないと感じて、どうやって子どもと向き合っていけばよいのかが分からなくなっています。何かアドバイスをいただけたらと思います。

「どうしてうちの子は、勉強しようとしないんだろう」
「私の関わり方が悪かったのかな…」

そんなふうに思い悩んでいませんか?
子どもが机に向かわない姿を見るたびに、胸がキュッとなって、つい自分を責めてしまう。
一生懸命育ててきたからこそ、勉強のことが気になって仕方ないんですよね。

でも、まずお伝えしたいのは――
子どもが勉強しないこと、それだけで“親のせい”とは言えないということです。

この記事では、子どもが勉強に向かわない背景や、親としてできる関わり方について、やさしくお話ししていきます。
今、「私が悪いんじゃないか」と心が疲れてしまっているお母さんが、少しでも安心できる時間になりますように。

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子どもが勉強しないのは“親のせい”だけじゃない理由

子どもが勉強しない姿を見ていると、「私の育て方に問題があったのかな」と思ってしまうことってありますよね。でも実は、勉強しない理由って親だけにあるわけじゃないんです。

たとえば、こんな理由が考えられます。

  • 好きなことが他にある(ゲーム、スマホ、部活、友達との時間など)
  • 勉強が難しくなってきてつまずいている
  • 「どうせやってもムダ」と思い込んでいる
  • そもそも“やる気スイッチ”がまだ入っていない

これって全部、子ども自身の感じ方や、成長段階によるものなんですよね。

私たち大人でも、気が乗らない仕事や、やり方が分からない作業には手がつきません。子どもも同じです。
「やらなきゃ」とは思っていても、どう始めたらいいのか分からなかったり、「できない自分」を見たくなくて避けてしまっているケースもあります。

そして、思春期特有の「反抗期」や「自立の芽生え」も関係しています。親から何か言われると、つい反発したくなってしまう。そんな時期に入っている子も多いんです。

だからこそ、「子どもが勉強しない=親の責任」と決めつけてしまうのは早すぎます。
むしろ、「何が原因なのかな?」「どんな気持ちでいるのかな?」と、一歩引いて見守る視点がとても大事になってきます。

よくある「親の関わり方」と子どもの反応

子どもが勉強しないと、親としてはつい声をかけたくなりますよね。
「早く宿題やっちゃいなさい」
「このままだと成績が下がっちゃうよ」
「スマホばかりじゃなくて勉強もしなさい」

……これ、すべて子どもを心配してるからこその言葉です。
でも、その“正しさ”が、時に子どもを追い詰めてしまうことがあるんです。

子どもは親の言葉にとても敏感です。
たとえば、こんな反応をしていませんか?

  • 「うるさい!」と怒る
  • 無視する
  • 部屋にこもる
  • ため息をつく、嫌そうな顔をする

これは、「反抗している」のではなく、「どう返していいか分からない」「責められてる気がする」といった、心の防御反応かもしれません。

特に思春期の子どもは、自分を否定されることにとても敏感です。
親の「良かれと思って」の言葉が、「ダメな自分を見透かされた」「もっと頑張らなきゃいけないのに…」と感じさせてしまうこともあります。

じゃあ、どう声をかければいいのかというと、
**「評価」や「指示」ではなく、「気持ちに寄り添う言葉」**が効果的です。

たとえば、

  • 「最近、学校どう?疲れてない?」
  • 「もし勉強のことで困ってることがあったら、いつでも言ってね」
  • 「ちょっとずつでもいいよ。応援してるからね」

そんなふうに、“見守ってるよ”という安心感を伝えるだけで、子どもの心は少しずつほぐれていきます。

4. 親ができる“ちょうどいい”サポートとは?

「干渉しすぎず、でも放っておきすぎない」
この“ちょうどいい距離感”って、ほんとうにむずかしいですよね。

でも、実はこのバランスこそが、子どもが安心して勉強に向かえる環境づくりのカギになるんです。

たとえば、こんな関わり方はいかがでしょうか?


「やるかやらないか」は子どもに委ねる

「今日の宿題やったの?」と確認するのではなく、
「何か手伝えることある?」と聞いてみる。

すると、責められている感じではなく、「見守ってくれてるんだ」と受け取ってもらえることが多いです。


小さな“できた”を一緒に喜ぶ

たった5分でも机に向かえたら、それは大きな一歩です。

「ちゃんとやった?」ではなく、「おつかれさま、がんばったね」
このひとことが、次の“もうちょっと”につながります。


勉強以外の話も大切にする

勉強の話題ばかりになってしまうと、子どもも心を閉ざしがちです。
「今日のおやつおいしかったね」「あのテレビおもしろかったね」
そんな何気ない会話が、心の距離をぐっと縮めてくれます。


子どもにとって、親が安心できる存在であることがいちばん大事。
勉強のことだけに注目するのではなく、**「あなたのこと、全部含めて大切に思ってるよ」**というメッセージを伝えられる関わり方が、子どもにとって大きな力になります。

焦らなくて大丈夫です。
ちょっとした言葉、ちょっとしたしぐさが、ちゃんと子どもに届いていきますよ。

5. 完璧な親じゃなくていい。今できることを大切に

「もっと上手に声をかけられたらよかったのに」
「怒らずに見守れたらいいのに」
そう思いながら、自分を責めてしまうことってありませんか?

でもね、子育てって正解がひとつじゃないし、誰だって手探りなんです。
それに、子どもにとって必要なのは**“完璧な親”ではなく、“安心できる親”**です。

あなたがそばにいてくれて、ちゃんと気にかけてくれて、応援してくれる。
それだけで、子どもの中にはちゃんと“愛されてる”という感覚が育っていきます。


「親としてこれでいいのかな…」と悩むことも、愛情の証

親って、どうしても「もっとちゃんとしなきゃ」って思っちゃいますよね。
でも、そうやって悩むこと自体が、子どもを思っているからこそなんです。
だから、まずは「私、がんばってるなぁ」って、自分を認めてあげてくださいね。


子どもは“今”のあなたの気持ちを感じ取っている

子どもって、大人が思っている以上に敏感です。
お母さんがイライラしていればその空気を感じ取るし、笑顔でいてくれると、それだけで安心します。

だからこそ、まずはあなた自身が少しでも穏やかにいられる時間を増やしてみてください。

  • ひとりでコーヒーを飲む時間をつくる
  • 好きな音楽を流す
  • 誰かに愚痴をこぼす

それだけでも、少し心に余裕ができて、子どもへのまなざしが柔らかくなることってありますよ。


子どもと一緒に、親も育っていくものです。
「これからも迷いながら、でもちゃんと向き合っていこう」
そう思えたら、それだけで十分です。

6. まとめ:子どもと一緒に、ゆっくり育っていけばいい

勉強に向き合えるようになるタイミングって、本当に人それぞれです。
ある日ふとスイッチが入る子もいれば、時間をかけて少しずつ変わっていく子もいます。
今はまだその時期じゃないだけ、かもしれません。

でも、そんなときにお母さんがそばにいてくれること
それが、子どもにとって何よりの安心材料なんです。

怒ってしまった日があっても大丈夫。
うまく声をかけられなかった日があっても大丈夫。

子育てって、いつだってやり直せるし、積み重ねていけるものです。
今日できなかったら、また明日少しだけやってみればいい。
子どもと一緒に、親だって少しずつ成長していけたら、それで充分だと思うのです。

焦らなくていいんです。
がんばりすぎなくていいんです。

今、あなたが「気にしている」というその気持ちが、
もうすでに、子どもにとって大きな愛情のかたちになっていますよ。

以上、佐々木(@kateikyo_megumi)でした!

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