こんにちは。横浜・鎌倉で活動するプロ家庭教師 佐々木(@kateikyo_megumi)です。
今日は中学生の息子さんの社会の勉強についての相談が届いています。

中学2年生の息子がいる母親です。
最近、社会科の成績が伸び悩んでいて、とても心配しています。私自身、「社会は暗記科目だから、勉強すればできるはず」と思っているのですが、息子は勉強してもなかなか結果が出ません。
息子は、歴史や地理の用語や年号、場所を覚えるのが苦手なようで、何度も繰り返して勉強しているのに、テストの点数は思ったように上がりません。それでも、私は「社会は暗記すればできる」と思っているので、ついつい「もっと覚えなさい!」と言ってしまいます。ですが、効果がなくて、息子はますます社会を嫌いになっているようです。
そこで、どうしたら息子に社会をもっと好きになってもらい、成績も上がるのか悩んでいます。私の考えでは、社会は「覚えればできる」と思っているので、勉強方法に何か工夫が足りないのでしょうか?それとも、社会科は暗記だけではダメで、もっと理解を深めることが大切なのでしょうか?どちらの方法が息子に合っているのか、アドバイスをいただけたら嬉しいです。
はじめに:なぜ社会は暗記科目ではないのか?
お子さんが中学生だと、社会の勉強に悩んでいる方も多いのではないでしょうか?「社会って覚えることが多くて大変!」と感じているお母さんもいらっしゃると思います。
確かに、社会科は歴史や地理、政治経済など覚えることが多くて、「暗記科目」という印象を持たれがちです。でも、社会って単なる暗記科目ではないんです。
「社会って暗記科目じゃないの?」と感じている方もいるかもしれませんが、実は社会科の学びにはもっと大切な要素があるんです。お子さんが社会科を勉強する際に、ただ覚えるだけではなく、深く理解し、考えることがとても重要なんですよ!この記事では、その理由をお伝えし、社会科の本当の学び方についてお話ししたいと思います。
社会は暗記科目ではなく、理解が必要な科目
社会科は、覚えることが多い科目であることは確かですが、それだけで成績が上がるわけではありません。実は、社会科を勉強する中で最も大切なのは「理解力」なんです。
例えば、歴史の授業では、ただ年号や出来事を覚えるだけでなく、その出来事がどのように社会や人々に影響を与えたのかを考えることが重要です。地理では、ただ場所を覚えるだけではなく、その地域がどんな特徴を持っているのか、その土地でどんな人々がどんな生活をしているのかを理解することが大切です。
覚えるだけではなく、理解することで、知識がもっと深く、長く記憶に残ります。理解を深めることで、学んだことを実生活に活かす力も育てることができるんです。
覚えることと理解することの違い
「覚えること」と「理解すること」って、実はとても大きな違いがありますよ。社会科の勉強をしていると、どうしても覚えることに重点を置いてしまいがちですが、それだけでは成績を上げることはできません。覚えることができても、それをどう使うか、どう活かすかが重要です。
例えば、歴史の出来事を覚えるとき、その出来事がなぜ起きたのか、その背景や理由を考えることが大切です。それによって、「ああ、こういう原因があって、このような結果になったのか」と理解できるようになり、覚えたことがより深い知識として身に付きます。
「理解」を深めるためには、ただ覚えるのではなく、「どうして?」と考え、物事を関連づけてみることが重要です。これによって、記憶に残りやすくなり、試験での応用力もつきます。
中学生が社会を得意科目にするために必要な学習法
では、どうすれば社会科を得意科目にできるのでしょうか?ここでは、実際に試してみると効果的な学習方法をご紹介します。
1. 覚えるだけでなく、実生活と結びつける学習法
社会科で学ぶことは、実生活に結びつけることで、より覚えやすく、楽しくなります。
例えば、歴史を学んでいるときに、「この出来事が今の社会にどう影響を与えているのか?」と考えると、より興味が湧いてきますよね。地理も、例えばその土地の特産品や観光地、文化などに触れながら学ぶと、より身近に感じることができます。
実際に旅行に行くときに、その場所の歴史や特徴を調べてから訪れるのも、社会科を学ぶ上で楽しい方法です。こうした実生活と関連づけて学ぶことで、社会科がぐっと身近になり、理解も深まります。
2. 質問しながら学ぶ「アクティブ・ラーニング」の取り入れ方
アクティブ・ラーニングとは、受け身で学ぶのではなく、自分から積極的に学びに関わる学習法です。社会科でも、この方法はとても効果的です。例えば、授業で学んだ内容をお子さんと一緒に振り返り、「どうしてその出来事が起こったのか?」や「その出来事がどんな影響を与えたのか?」を話し合うことで、理解が深まります。
また、お子さんが自分で調べたり、意見を述べたりすることで、思考力が養われます。思考を深めることで、社会科の知識がただの記憶から、深い理解へと変わります。
社会を勉強する楽しさを感じさせるためのアプローチ
社会科の学びが楽しいものだと感じてもらうことが、お子さんの学習モチベーションを高める鍵です。社会科を楽しく学ぶ方法について、いくつかのアプローチを紹介しますね。
1. 身近な例を使って社会科を楽しく学ぶ方法
社会科の学びを楽しくするためには、身近な例を使うことが効果的です。例えば、地元の歴史を調べてみたり、地域の名産物や観光スポットを学んでみたりすることで、社会科がもっと面白く感じられます。また、ニュースを見て、社会問題についてお子さんと話し合ってみるのも良い方法です。
身近なテーマから始めることで、社会科の学びが現実と繋がり、より関心が高まりますよ!
2. 実際の問題解決に活かす社会科の学び
社会科の学びは、実際の社会問題に対する理解を深めることにも繋がります。例えば、政治や経済の授業で学んだことを、家族で話し合ったり、ニュースを見ながら意見を交換したりすることで、学んだ知識を実生活に活かすことができます。
お子さんが社会科を学びながら、現実の問題について考える力を育むことは、とても重要です。学びを実生活に役立てることで、社会科がますます身近に感じられ、学ぶ楽しさが増すでしょう。
まとめ:社会は「暗記科目」ではなく「思考と理解を深める科目」
社会は単に暗記して終わりの科目ではありません。むしろ、理解と考える力を深めるための科目です。お子さんが社会科を得意科目にするためには、覚えるだけでなく、その背景や関連を理解することが大切です。
また、実生活に関連づけて学ぶことで、社会科はもっと楽しくなり、モチベーションもアップします。お子さんと一緒に社会の面白さを発見し、学びを深めていくことが、お子さんの成績アップにも繋がります。
社会科の学びを通して、お子さんが将来の社会で活躍できる力を身につけていけることを願っています。社会科を楽しんで学ぶことが、学習の大きな支えになりますよ!
以上、佐々木(@kateikyo_megumi)でした!
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