こんにちは。横浜・鎌倉のプロ家庭教師 佐々木(@kateikyo_megumi)です。
勉強しないといけないのに、やる気が出ない時ってありますよね。勉強が嫌いだと、なかなかやる気が出ないのも無理はありません…。
あるいは、勉強しない子どもに手を焼いている人もいるかもしれません。
どうすれば、勉強のやる気が出るのか?
そのポイントは、二つのやる気を使いこなすことです。
実は、やる気には2種類あります。勉強上手な人は、この2種類のやる気をうまく使い分けています。
今日はそのやる気について紹介しますね!
2種類のやる気
やる気には2種類あります。
「外発的動機づけ」と「内発的動機づけ」です。
外発的動機づけ
誰かに強制されてやる。人からほめてもらうため、報酬をもらうためにやるやる気。
効果は強いが、短期的で長続きしない。
内発的動機づけ
好きだから、楽しいから、自分のためになるからやるというように、自分のためにするやる気。
効果は強くないが、安定的にやる気が続く。
内発的動機づけと外発的動機づけ、どちらが大事か
この2つをみると、「内発的動機づけ」で勉強するのが理想なように見えますよね。ですが、それは少し違います。内発的動機付け100%だけでも勉強はできません。
働いたことがある人ならわかると思うのですが、どんなに好きな仕事だとしても、お給料なしでやれと言われれば厳しいものがありますよね。
どんなに勉強が好きでも、人間には承認欲求があるので、たまには誰かに認められたいし、成果が出た時に誰も何も言ってくれなかったら、挫折感を味わうことになります。誰かに認められるのは必要なこと。
それに、「好きだから」といって数学ばかり勉強している子も、ちょっと困りものですよね。進学するなら他の科目の勉強も必要です。勉強には、外部からの条件や制約も多少は必要なのです。
とはいえ、外発的動機づけだけで勉強を続けるのも、つまらないので挫折します。
褒められること、ご褒美が目的になっている子は、それが目的になっている状態は理想的ではありません。褒められなくなったら勉強をしなくなります。
勉強のやる気が出ない人はどうすればいい?
勉強が嫌いということは、勉強に対する興味がないということ。つまり、内発的動機づけがない状態ですね。
その状態で、「内発的動機づけ」で勉強するなんて無理難題です。現実的ではありません。
つまらない!と言っている人に「面白さを見いだせ!」なんて無理強いしたら余計に嫌いになること間違いなし。
では、どうするかというと、この二つのやる気を順番に、うまく利用するのがコツです。
外発的動機づけは短期的ですが強力です。勉強に対してやる気がない人には、まずは「外発的動機づけ」できっかけを与えるのがポイント。
勉強してみたら結構できた、勉強してみたらほめてもらえた、みんなから尊敬された、ごほうびがもらえた…など。
で、やっていくうちに面白さに気づくのが典型的なパターンです。
最初から勉強が大好きだった人はあまり多くない
勉強が嫌いな人は、
①まずは外発的動機づけできっかけを
②徐々に内発的動機づけができるようにする
というのが現実的な方法。
勉強のやる気が出ない人はこうする
勉強が終わったら好きなスイーツを食べようとか、成績が伸びたらアレを買ってもらおうとか。
ごほうびのためでも、そのために一生懸命勉強して「勉強って面白いかも?」と気付ければラッキー。
子どもが勉強しない時は?
子どもが勉強しない時は、「頑張ったらごほうび」作戦も有効です。ただし、特効薬なので、多用すると効果が薄くなります。
勉強のきっかけを与えるために、ごほうびで勉強させるのは1回限りがいいですね。
あるアイドルがインタビューでこんなことを言っていました。「最初は母親を喜ばせるために勉強していました。でも、だんだん勉強そのものの面白さに気づいて、自分から勉強するようになりました。」
子どもはみんな親を喜ばせたいと思っているので、結構こういう人は多いはず。
勉強にやる気を出す方法 まとめ
- やる気は「内発的動機づけ」と「外発的動機づけ」がある
- 内発的動機づけと外発的動機付けのバランスが重要
- やる気の出ない人は「外発的動機づけ」できっかけづくり、→「内発的動機づけ」で継続する、の2ステップを目指す
勉強の二つのやる気は「どちらがいい」というわけではなく、状況によって賢く使い分けるのがミソ。
やる気の出ない人は、ごほうびのために取り組むのもありです。やる気の仕組みを知って上手にモチベーションを上げていきましょう!
以上、横浜プロ家庭教師佐々木(@kateikyo_megumi)でした!
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