こんにちは。苦手克服・推薦対策が得意なオンライン家庭教師の佐々木です。
今日は高校生の生徒さんから質問をいただきました。

試験前の土日、1日休みの日って全然勉強がはかどらないんです。
平日帰ってきて16時から23時まで勉強するのと、土日に一日家で勉強するのと比べると、平日の時間が短いほうがはかどってる気がします。土日はたっぷり時間があるのに、なぜか平日と同じくらいの量の勉強しかできないというか・・・。
この現象なんなんですかね?時間を有効活用したいのですが、何か方法はありますか?
土日、1日休みでたっぷり時間があるはずなのに「勉強がはかどらない!なぜだ!」ということです。
これって結構あるあるなんですよね。同じような悩みをよく聞きます。そして私もちょこちょこ検定試験などを受けているので、経験があります。
時間がたっぷりあるからこそ、なんかダラっとしてしまう・・部活だ行事だと忙しい時の方が逆にはかどる、というのはよくある現象です。
この生徒さんの場合は、おそらく「1日家で勉強している」ことが原因かな、という感じですね。
そこで今回は、土日などの1日休みの勉強で、ダラダラせずに効率よく進める方法を紹介します!
ダラダラ勉強の原因
1日休みがあると「たっぷり勉強できる」「一日勉強に集中できる」と考えがちです。
ですが、なぜか1日休みって勉強が進みません。
それには色々な理由があります。
①1日あるからという安心感でだらけてしまう
②時間を区切らず惰性で勉強している
③脳が疲れてしまう・飽きてしまう
こんな感じです。人間って気がつくと同じことを繰り返そうというか、一度机に座ったらなかなか立ち上がることができなくて、ダラダラと勉強しがちです。
なんとかそれを打破するには、区切りを設けることと、変化をつけることが得策です!
時間を区切る
1日家にいると、変化が少ないのでだらけてしまいます。
人間の集中力は3の倍数といわれていて、最小単位で15分、頑張って30分とか60分、もって90分です。それを過ぎてしまうと集中力が切れ、脳が疲れてダラダラしてしまいます。
なので、1日勉強できる日は、1日のスケジュールをなんとなく決めましょう。
8:00〜8:50 数学
9:00〜9:50 英語
10:00〜10:50 歴史
このように、学校の時間割のように50分で区切って10分休憩を取る、という方法にして、8時ちょうど、9時ちょうどなどの区切り目にチャイムを鳴らしてあげると強制的に勉強時間を区切れていい感じです。
もちろん、50分だと長くてしんどい人は45分、30分とかでもいいと思います。自分が集中して勉強できるのは何分か、研究してみてください。
ちなみに私の場合、がっつり集中したい時は15分タイマーで測って問題を解いて、5分休憩する・・みたいなサイクルを回しています。集中できて達成感あっていい感じですよ。すごく難しい問題を解くときは短く区切るのもありです。
内容や方法を変える
ずっと同じことをしていると、脳は疲れてくるし、同時に飽きてしまいます。なので内容や方法などを変えて、脳を飽きさせない工夫をしてみましょう。
科目を変える
「今日は1日休みだから、1日数学を集中して勉強する!数学の課題を全部終わらせるぞ!」みたいなプランを立てる人がいますが、1日一教科集中というのは結構難しいです。なんせ疲れるし飽きるんで。
1科目だけやっていると脳は飽きてしまいます。そりゃあめちゃくちゃ数学が大好きで1日やっても疲れないよ!という人は話が別ですが、それなら「1日ダラダラ勉強しちゃって」なんて言わないでしょうね。
なので、1日休みにはできるだけ多くの科目に取り組みましょう。
数学の勉強で疲れてきたときも、英語をやるとリフレッシュして復活できたりします。
方法を変える
ずっと机に向かって、ペンを握る勉強をしていても、やっぱり頭は疲れるし飽きてしまいます。
そこで、書き殴って疲れたら、書くのをやめて「リスニングの勉強をする」とか「音読する」、「講義動画を見る」とか。
このように、勉強方法を変えてみるとリフレッシュできます。
道具を変える
あるいは、ずっとシャーペンで書いているのをボールペンにしてみたり、いつも黒を使うなら青にしてみるのもいいですね。昔、青は記憶に残りやすいからと勉強用のペンを青にするのが流行りました。もちろん私もやっていました。効果の程は謎ですが。
太いサインペンに変えてみるのもちょっとした気分転換になります。特にサインペンは太いせいで主張が強く、細いペンより記憶に残りやすいらしいです。
姿勢を変える
ずっと座っているのもだらけるし、眠くなります。ちょっと立ち上がって、立ったまま勉強してみてください。目が覚めますよ〜。疲れて眠たくなる午後におすすめ。
部屋をうろうろしながら参考書読むのもいいですね。
場所を変える
家って落ち着きますが、やっぱり同じ場所にずっといるのも飽きます。予備校生の方でも、1日自習室にいるとだらけてしまう・・という話を聞きます。
塾に通っているなら午前だけ自習室に行くみたいに区切るといいですね。
近くに図書館があるなら1時間だけそこに移動するとか。
悪天候だとか、どうしても自宅で勉強したい人は、自室からリビングに移動してみるのも一手です。一旦シャワーを浴びてみるのもいいですね。
朝に計画を立てよう
ここまで、①時間を区切ること と②内容や方法を変える ことについて書いてきました。とにかく同じことを続けると疲れたり飽きたりするので効率が悪くなってしまいます。
土日など、一日勉強ができる日は、一日の始まりに「ざっと計画を立てる」ようにしてはどうでしょうか。
学校みたいに時間割を作ってもいいですし、12時に食事をする、14時〜15時は図書館に行く、みたいに区切りと変化をあらかじめ用意しておくわけです。
生徒さんへの解答
質問をくださった生徒さんは、土日には1日自室でこもって勉強していたそうです。ずっとお家にいて、同じ場所で勉強していたら脳が飽きちゃいます。
計画も立てていたけれど、「数学の課題100ページまで終わらせる」みたいな感じでタスクリストを作っていたようです。これだと100ページが終わるまで延々と時間を使ってしまいそうですね。
そこで、
「終わらせる場所」ではなく、「何時に何をする」みたいな形で時間割を組む(区切る)
眠たくなっちゃう時間帯に近所の図書館に行く、リビングで勉強する(場所を変える)
書く勉強の合間に音読などを取り入れる(方法を変える)
こんな方法がおすすめです。
まとめ
1日お休みがあるときに「やった!今日はたっぷり勉強するぞ!」と意気込むのは素晴らしいことです。
せっかく貴重な休日を投じて勉強するのですから、成果を最大にしてほしい!
1日休みになぜか勉強がはかどらないのは、同じことをずっとやることによる脳の疲れや飽きが原因です。
そのためには、一日の始まりになんとなく計画を立てて、意識的に時間を区切って、やる方法をあれこれ変えるのが良いです。
せっかくのお休み。効率よく、充実した勉強時間を取れますように!
以上、プロ家庭教師佐々木でした!
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