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学びを止めない!不登校の中学生におすすめの勉強法

不登校
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こんにちは。横浜・鎌倉で活動するプロ家庭教師 佐々木(@kateikyo_megumi)です。

今日は不登校のお子さんの勉強についての相談です。

中学2年の娘が、2学期から学校に行けなくなりました。
最初は体調不良だったのですが、今は朝になると「行きたくない」と布団から出られず、無理に行かせようとすると涙を流すようになってしまって…。

それ以来、本人の気持ちを優先しようと決めて、今は家でゆっくり過ごさせています。
でも、親としてはやっぱり「勉強のこと」が心配で仕方ありません

このまま何もしなかったら、授業についていけなくなるんじゃないか。
高校には行けるのか・・言い出したらキリがありません。

本人も「勉強しなきゃ」とは思っているようですが、何をどう始めたらいいか分からないみたいで、机にも向かえずにいます。

家でできる勉強法って、どんなものがあるのでしょうか?
子どもに無理をさせずに、少しでも「学び」を続けさせてあげたいんです。

中学生の子が学校に行けなくなったとき、心配になるのはやっぱり「勉強どうしよう…」ということではないでしょうか。

「このまま授業に追いつけなくなったら?」
「高校受験、大丈夫なのかな?」

そんな不安を抱えながらも、どう声をかければいいのか分からず、戸惑っている親御さんも多いと思います。

でも実は、学校に行けなくても、学びの機会を完全に失うわけではありません!今はオンライン教材や個別指導など、本人に合った方法で少しずつ学びを進められる環境が整ってきています。

この記事では、不登校の中学生でも無理なく取り組める勉強法や、家庭でできる学習サポートの方法をご紹介します。
「どう進めたらいいか分からない…」と悩む親御さんのヒントになれたら嬉しいです!

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1.家庭でできる!不登校の子に合った勉強スタイルの選び方

学校に行けていない状態が続くと、「どこから何を始めたらいいのか分からない」という親御さんの声をよく聞きます。

でも、まず大事にしたいのは「その子にとってやりやすい形」を見つけることです。最初から学校と同じペースで勉強を取り戻そうとすると、プレッシャーになってしまうこともあります。だからこそ、“その子らしいスタート”を大切にしてみてください。

たとえば、こんなパターンがあります:

◎子どものタイプ別・合いやすい勉強スタイル

① ひとりでじっくり進めたいタイプ

  • 向いているのは:紙のワーク・問題集、プリント学習
  • 特徴:自分のペースで静かに取り組むのが好き。集中力がある子が多い
  • ポイント:途中でつまずいても「答え見ていいよ」と伝えてOK。できたという達成感を大事に

② 動きがある方が集中しやすいタイプ

  • 向いているのは:タブレット教材、クイズ形式のアプリ、タイマーを使った勉強
  • 特徴:手を動かしたり、短時間で区切ったりするとやりやすい。飽きやすさもある
  • ポイント:15分1セットなどの短時間集中を基本にして、「できたね!」を積み重ねる

③ 誰かと関わる中でやる気が出るタイプ

  • 向いているのは:オンライン家庭教師、家族との勉強タイム、学習支援ボランティアなど
  • 特徴:「ひとりでやるのはさみしい」「わかってもらいたい」気持ちが強め
  • ポイント:関わる人の存在が「がんばろう」のスイッチになる。相性の良い大人との出会いが力になることも

◎スタイル選びで親ができるサポート

  1. 「選ばせる」ことを大切に
     子どもに「どれがいい?」と選ばせるだけでも、自分で決めた感覚が生まれて前向きになれます。
     選択肢は2〜3個にしぼってあげると選びやすいです。
  2. 体験してから決めてもOKにする
     「まず1週間だけ試してみようか」と声をかけると、子どもも気楽にスタートできます。
     「合わなかったら変えていい」と伝えることも大事な安心材料になります。
  3. 勉強スタイルは変わっていっていいもの
     最初はタブレット学習だった子が、途中から紙のワークにハマることもあります。
     今の状態に合わせて柔軟に切り替えていくのが自然です。

2.おすすめの勉強法①:オンライン教材・映像授業の活用

不登校の子にとって、オンライン教材や映像授業は、自分のペースで無理なく取り組みやすいです。

教室の空気やクラスメイトの視線に気を取られることなく、「わからない」をじっくり向き合える時間が持てるのも、オンラインならではのメリットですね!

◎どう選ぶ?オンライン教材のタイプと特徴

  1. 講義型の動画教材(塾形式)
     例:スタディサプリ、Try IT、YouTube学習チャンネルなど
     →先生の解説を聞きながら理解を深めたい子におすすめ。学校に近い雰囲気があるので、授業っぽい安心感を求める子にも◎。
  2. アニメ調・ゲーム感覚で進む教材
     例:すらら、RISU算数、デキタス など
     →勉強に苦手意識がある子、反復練習が必要な子に合いやすいです。「楽しいから続けられる」がポイント。
  3. AI型個別最適化教材
     例:Qubena(キュビナ)、atama+(アタマプラス)など
     →「どこでつまずいているか」をAIが分析して、最適な内容を出してくれる仕組み。理解がバラついている子に効果的。

◎こんなふうに使うと効果アップ!

ただ動画を“眺めるだけ”にならないように、ひと工夫すると定着がぐっとよくなります。

  • 見る前に「今日見る動画のテーマ」を一言でメモ
  • 見終わったあと、「わかったこと」「気になったこと」をノートにまとめる
  • 「1日1動画だけ見る」と決めて、少しずつルーティン化する

また、親御さんが「今日はどんな動画だったの?」と聞いてあげるだけでも、子どもは自分の学びを人に伝えることで頭が整理されます!

◎つまずきやすいポイントとその対処法

  • 途中で集中力が切れてしまう
     →動画の時間が長すぎる可能性があります。5〜10分の短めの動画から試してみましょう。倍速再生も活用できます。
  • 「見ただけ」で満足してしまう
     →終わったあとに簡単なクイズやミニ問題を解く習慣をつけると、理解度がグッと深まります。
  • 自分に合ったレベルが分からない
     →まずは「学年」ではなく「内容」で選びましょう。子どもが「ちょっとがんばればわかる」レベルから始めるのがコツです。

動画学習は、「自分で選んで、自分で進められる」スタイルだからこそ、成功体験が積みやすく、自信につながりやすい方法です。

最初は1日1つから。
「これならできそう」と思えるところから始めてみてくださいね。

3.おすすめの勉強法②:家庭教師や個別指導との相性

「誰かと一緒に取り組んだほうがやる気が出る」
「わからないところは、その場で教えてほしい」

そんなタイプの子には、家庭教師や個別指導がとても相性のよい学習法になります。

特に不登校の子にとっては、勉強だけでなく「信頼できる大人」と定期的に関わることで、安心感や日々のリズムを取り戻すきっかけにもなるんです。


◎家庭教師ってどんな感じ?

家庭教師は基本的に「マンツーマン」。
子どもの理解度やペースに合わせて、じっくり進めてくれます。

  • 「今日はここがよくできてたね」など、小さな変化にも気づいてくれる
  • テキストや進度は柔軟に調整してもらえる
  • 場合によっては勉強以外の話もできる、安心できる存在に

学校や塾とは違って「評価される場」ではないので、子どもが自分らしく過ごせる時間にもなりやすいのです。


◎オンライン家庭教師なら、もっと気軽に

最近は、ZoomやLINEを使って画面越しに学ぶオンライン家庭教師も人気です。

  • 自宅から出なくてOK(外出のストレスがない)
  • カメラOFFも可能な場合があり、顔を見せなくても学べる
  • 全国から相性の良い先生を選べる

「人と話すのは苦手だけど、ひとりは寂しい…」そんな子にはぴったりの選択肢です。


◎どんな子に合いやすい?逆に合いにくい?

向いている子の特徴

  • わからないところはすぐに聞きたいタイプ
  • 人と関わることで安心感を得られるタイプ
  • やる気があっても、ひとりではなかなか始められない子

合いにくいケース

  • 人との関わりに強い不安を感じている場合
  • 指導を「プレッシャー」と感じてしまうタイプの子
  • 自分のペースを乱されると不安になる傾向が強い子

こういった子には、最初はオンラインで短時間だけ関わるなど、少しずつ距離を縮める工夫が必要かもしれません。


◎「先生との相性」は本当に大事

家庭教師は「合う・合わない」がとても大きいです。
だからこそ、体験授業やお試し期間をしっかり活用して、「この先生なら安心して話せそう」と思えるかどうかを確認してみてください。

相性が合うと、子どもの表情が変わってきます。
「この先生に会える日が楽しみ」「勉強がちょっと楽しみになった」そんな変化が出てくることもよくあります。


家庭教師や個別指導は、ただ勉強を教えるだけでなく、「子どもの安心基地」のような存在になってくれることもあります。

もし気になるようなら、まずは短時間、短期間から試してみるのもひとつの方法です。

4.おすすめの勉強法③:スモールステップの復習学習

不登校の子どもにとって、今の学年の勉強をいきなり始めるのは、ハードルが高いことがあります。
「どこがわからないのか自分でもわからない」
「教科書を開くのもこわい」
そんな気持ちを抱えている子も少なくありません。

だからこそ、ほんの少し前に戻る勇気と、少しだけ進める工夫がとても大事になってきます。


◎「戻る=負け」じゃない。むしろ前に進む準備

復習をするというのは、今できないことを責めるためではなく、未来の自分を助けるための行動です。

たとえば、

  • 中2の子が中1の内容をやり直す
  • 中1の子が小6の算数から復習する
    これ、全然OKなんです。

むしろ「この内容はわかる!」と自信を持てることで、「もっとやってみようかな」という気持ちが自然と湧いてくるんです。


◎どんなふうに進めたらいい?

  1. 一番得意そうな教科からスタート
     英語が好きなら単語カード、算数が好きなら計算ドリルなど、「ここならできそう」から始めてOKです。
  2. 1日1ページ、または1問でもOK
     「これだけでいいの?」と思うくらいがちょうどいいスタートラインです。
     毎日5分でも続ければ、1ヶ月後には大きな差になります。
  3. 学習記録やカレンダーで見える化
     やった内容を記録したり、できた日にシールを貼るだけでもモチベーションが上がります。

◎使いやすい復習アイテム

  • 市販の復習ドリル(学年別・教科別)
  • 「ちびむすドリル」などの無料プリントサイト
  • 100マス計算・漢字練習・英単語アプリなど反復系教材
  • 解答解説が丁寧な中学準備ワーク(基礎に特化)

内容よりも、「やったら終わる」「自分で完結できる」ことがポイントです。
正解不正解にこだわりすぎず、進めること自体に価値を置いてあげましょう。


◎家庭での声かけでやる気を支えるには?

  • 「前より早く解けてたね!」
  • 「今日も少しできたね、すごいよ」
  • 「昨日より集中してたの、気づいたよ」

こうした行動そのものに目を向けた言葉かけが、自信につながっていきます。
点数や量ではなく、取り組んだ事実をしっかり認めてあげてください。


小さな「できた」の積み重ねが、「もっとやってみようかな」に変わる瞬間は、ある日ふっと訪れます。

焦らず、比べず、スモールステップで「前に進んでる実感」を親子で味わっていけたら素敵ですね。

5.勉強を習慣づけるコツと親のサポート

勉強が続かない理由のひとつに、「そもそも毎日の生活に“勉強”という時間が定着していない」ことがあります。

特に不登校の子は、生活リズムが学校とは異なっていることも多く、勉強を始めるタイミングをつかみにくいものです。
でも逆に言えば、生活の中に「ちょこっと勉強」をうまく組み込めば、自然と習慣にすることも可能です


◎時間を決めすぎない「ゆるいルール」が効く

「毎日○時から1時間やる」と決めるのもいいのですが、最初からガチガチにすると疲れてしまうことも。
「ごはんのあとに10分だけ」「朝の支度が終わったら英単語カード3枚」くらいの**“ついで勉強”**から始めてみてください。

最初は短時間でも、毎日続くことで「やるのが当たり前」になっていきます。


◎勉強をがんばった日の「見える化」が大事

シールを貼るカレンダー、色を塗るチェック表など、努力の積み重ねが見えるようにしてあげると、子ども自身が「ちゃんとやってる」と実感できます。

「昨日より今日、1分多くやってたね!」というちょっとした声かけも、自信の積み重ねにつながります。


◎親の関わり方で変わる「やる気の持ち方」

ついつい「もっとやってほしい」と思ってしまうかもしれませんが、最初は**「やった時間」より「やった気持ち」に目を向ける**のがコツです。

たとえばこんな言葉がけが効果的です:

  • 「今日も取り組めたね、えらいよ」
  • 「昨日より難しいとこ挑戦してたね」
  • 「見てたよ、集中してたね」

評価ではなく、観察と共感を大事にした声かけが、やる気をそっと支えてくれます。


勉強を習慣にするには時間がかかることもありますが、焦らず、そして比べずに、「昨日より一歩」を一緒に見守っていくことが大切です。

6.進路が心配…親ができる現実的な備え

「このまま不登校が続いたら、高校には行けるのかな」
「内申点もテストの成績もなくて、大丈夫なんだろうか」
子どもが不登校になると、将来の進路について不安になるのは当然のことだと思います。

でも、今は昔と違って、学校に行けなかった子にも選べる進路が増えてきています
無理に元の学校に戻さなくても、学び続けていける道はちゃんとあるんです。


◎通信制高校やサポート校という選択肢

通学の負担が少なく、自分のペースで学べる通信制高校は、不登校を経験した中学生にとって安心できる進路のひとつです。

さらに最近では、通信制高校と連携してサポートしてくれる「サポート校」や「フリースクール」も充実してきており、先生との距離が近い環境で学べることもあります。


◎「高卒認定試験」という道もある

高校に在籍せずに「高校卒業程度の学力がある」と認定してもらえる「高認」(高等学校卒業程度認定試験)も、選択肢のひとつです。

高認を活用すれば、大学進学や専門学校への進学も可能になります。


◎勉強を続けていれば、道は開ける

どの進路を選ぶにしても、ベースとなるのは「基礎的な学力」です。
今の段階で、教科書の内容を少しずつでも復習しておけば、将来どの道を選んでも選択肢が広がります。

「今の時点で完璧じゃなくていい」
「少しずつでも、学び続けていることが一番の強み」
そんなふうに考えて、焦らずに前を向いていけたらいいですね。

まとめ:ゆっくりでOK!!

不登校になった子どものことを思うと、つい「このままで大丈夫かな」「勉強が遅れてしまわないかな」と心配になりますよね。

でも、勉強って、学校だけでやるものではありません。
家庭の中でも、オンラインでも、本人に合った方法でちゃんと学び続けることができます。

今回ご紹介した勉強法やサポートの方法は、どれもすぐに完璧にできる必要はありません。
子どものペースに合わせて、少しずつ、少しずつ。
「今日は5分だけでもやれたね」そんな小さな一歩の積み重ねが、未来につながっていきます。

大切なのは、「この子にはちゃんと道がある」と信じてあげること。
そして、親御さん自身も無理をしすぎず、「私も大丈夫かな」と思える時間を持ってくださいね。

こんにちは。横浜・鎌倉で活動するプロ家庭教師 佐々木(@kateikyo_megumi)です。

ゆっくりでいい。
一緒に進んでいけば、きっと光は見えてきますよ!

以上、佐々木(@kateikyo_megumi)でした!

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