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テストになるとできない子。その原因とは?

試験・テスト

こんにちは。横浜・鎌倉のプロ家庭教師 佐々木(@kateikyo_megumi)です。

先日、メルマガ読者様からこんなご質問をいただきました。

 

現在中学校1年生の娘ですが、テストになるとできなくなります。

塾で過去問をやるとそれなりの点数を取ってきます。家でもテストと同じ決められた時間でテストをすると80点から90点以上は取れています。

 

ですが、いざ学校で、塾で、本番のテストになると驚くほど取れなくなります。理由も解決方法もわかりません。アドバイスよろしくお願いいたします。

普段からきちんと勉強していて、きちんと成果を出している。それなのに、試験になるとできないというご相談ですね。

普段はできるのに、試験になるととたんに成果を発揮できなくなる。そういうご相談はとても多いです。

これには色々な原因が考えられるのですが、大きく分けると「①勉強法の問題」と「②性格的な特徴」があげられます。これを知っておけばずいぶん変わるはず。

そこで、この記事では、「試験になると点が取れない」人の対処法について書いてみます。

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テストになると点が取れない原因 ①勉強法編

まずはテストになると点が取れない人がやりがちな「間違った勉強法」について解説します。

教材選択が間違っている

めっちゃ勉強してるのに、成績が上がらないんですよ

めっちゃ勉強してるの偉いしそれだけで素敵なんだけど、
普段はどんな勉強をしているの?

塾の問題集を解いています

それってもしかして「左側に解説、右側が問題」みたいなやつだったりする?

そうですね・・

なるほど、それを見ながら解いちゃってるのね

 

 

それなりに勉強しているのに点が取れない人は、勉強の仕方を間違えているかもしれません。特に気を付けたいのは、普段使っている問題集です。

多くの問題集は、見開きの左ページがその単元の簡単な解説、右ページが問題演習という形になっていると思います。

 

テストになると得点できない方は、右ページの解説を理解する力があるので、解説を見ながらスラスラ解いているはず。実は、ここが落とし穴。スラスラ解いているからと、「もう理解できているな」と油断してしまいます。

解説を見て解けていると、試験で「何も見ずに解け」に対処しきれないですよね。

学びの段階を意識していない

そこで意識してもらいたいのが、「学びの4段階」です。学びには段階があり、自分がどの段階にいて、結果を出すためにはどの段階まで進むべきかを考える上で参考になるかとおもいます。


自転車を例にとって「学びの4段階」についてみてみましょう。

自転車に乗れるようになるまで
  • STEP1
    意識なし、能力なし
    自転車に乗れない、自転車という乗り物があることも知らない。
  • STEP2
    意識あり、能力なし
    自転車という乗り物は知っているが、乗れない。
  • STEP3
    意識あり、能力あり
    神経を集中して、乗り方に気を付けていれば自転車に乗れる。
  • STEP4
    意識なし、能力あり
    乗り方を考えなくても、自転車に乗れる。

こんな感じで上達して、自転車に無意識で乗れるようになるんですよね。この上達ステップは勉強にも当てはまります。そこで気にしないといけないのが、第三段階と第四段階

勉強を教えたときに、元気よく「わかった!」という子は多いですが、それなのに、テストの得点が上がらない。そういう子、すごく多いです。

彼らはだいたい第三段階で止まっていて、そこで満足してしまっているので、第四段階まで到達できていないんですよ。

授業ではわかるのに、次の日には忘れちゃうあの現象って・・・・

そうなの。「わかった」と「できる」は全然違うんだよね。

 

では、どうするか。

自転車の例を取ると、自転車に神経を集中しないと乗れなかった段階から、意識しないで乗れる段階に行くためには、どうするか。

答えはひとつで、ひたすら反復練習することです。

授業では勉強の仕方や新しいことを教えて、宿題で、簡単な計算を大量にあげます。そこに難しい問題はありません。とにかく、なんどもなんども繰り返してもらうことが大切です。

もし解説が書いてあるものばかりを使っている人は、そのページに解説が載っていないものを選んでみてください。

答えが書いていない問題集で練習した方がいいんですね

そうそう。何も見ずに解けるようにすることが大事だよ!

テスト形式で練習していない

試験になるとめっちゃ焦るんですよ

勉強の時に時間をはかってる?

え・・・はかってない

それなら、1ページ10分で解くとか、制限時間を決めてやるといいよ。

当たり前ですが、テストには制限時間があります。

普段時間を意識しないで解いて、テストで急に時間通りに解けるわけ・・・ないですよね。だから、普段の勉強から時間を意識した勉強をしておかないといけません。

普段から、「これは10分で終わらせよう」とか、「目標時間20分って書いてあるからそれでやってみよう」みたいに意識しておくといいですね。

テスト形式で解いていない

また、テストで得点できない方は、基本の解き方は理解できているのですが、テスト形式で解いていなかったりします。

 

たとえば、「これは方程式の問題」と言われれば解けるけれど、「方程式と比例をごちゃ混ぜ」にされると何が何だかわからなくなる、みたいな。

なので、各単元のまとめを何も見ずにといてみる。できなかったものは、何度もやり直して、やり方を理解する。

そういうプロセスをぜひ実施してみてください。

また、そのようなまとめの問題には、各設問に点数がついており、「目標時間」と「目標得点」が表記されています。

それを参考に、ぜひ、テスト形式で、何も見ずに問題を解いてみてください。

テストで得点できない方は、プレッシャーや本番に弱いことも多いので、
本番さながらの緊張感をもって取り組むことも、テストのみならず、今後の学習にとても役立ちます。

見直しをしていない

テストで点が取れない大きな原因の一つとして「見直していない」ことが挙げられます。人間は誰しも間違うものですから、いくら自分としては完璧なものを書いたとしても、間違っていることだってあります。だから見直しましょう。大抵の人は試験の緊張感にやられてとんでもないミスをやらかしています!

もし時間がなくて見直せないのなら練習不足なので、時間を意識した対策が必要です。

見直しのやり方がわからない人は、見直しについてまとめた記事があるのでぜひ読んでみてください。

https://www.katekyo-sakura.com/entrance/20170918/

■テストになるとできない子の共通点 性格編

さて次は、性格的な特徴について考えてみましょう。
試験になるととたんにできなくなってしまう人には性格的な共通点があります。

・緊張しやすい人

緊張しやすい人は、試験でプレッシャーを感じすぎてしまい、上手く成果を発揮することができなくなってしいます。

・ネガティブな考え方をする人

試験前に良くないことばかり考えてしまう人も「ダメだったらどうしよう」「できなかったらどうしよう」と思いすぎて、萎縮して実力が発揮できません。

・自信のない人

  • 自分に対して自信のない人
  • 勉強に対して自信のない人、

いずれかに当てはまる人は要注意。
ネガティブな人同様、悪い想像ばかりが頭のなかを埋め尽くして、勉強が嫌になります。

ちなみに、質問をくださった方の娘さんは、「緊張しやすく自分に自信がなく、ネガティブ」とのこと。ドンピシャでした。

テストで結果を出すために、周囲ができること

さて、テストで結果を出すために、周りの大人ができることを書きたいと思います。

励ます

・「こんなに頑張ったんだから大丈夫」と励ます
→「できない自分」を想像して不安に思っているかもしれません。
安心させてあげてください。


・「できなくてもいいんだよ」と言ってあげる
→真面目で頑張り屋な人は完璧主義で苦しんでいるので、
「できなくてもいい」と言ってあげるだけで気持ちが和らぎます。

・自信をつける

完璧主義タイプの子は、どれだけ勉強しても「私はだめ」「まだまだ足りない」と思っている傾向にあります。「たくさん勉強しているから大丈夫」という言葉をかけてあげるといいですね。

・試験勉強に使ったノートや参考書、教科書など全部積み上げて見る
→あえて積み上げることで「こんなに頑張ったんだから大丈夫」と思える効果があります。


・試験当日、まずは問題を見渡して、絶対に解ける簡単なものから解くようにする
→いきなり問題を解いて、最初の問題が難しかったりするとパニックになります。

簡単なものから解くことでエンジンがかかりますので、まずは簡単なものばかり解きましょう。

・リラックスする

リラックスできるように工夫をすることも、とっても大事です。

・いつも使っている文房具を使う
→試験の時だけ違うものを使ったりすると緊張が増します。慣れ親しんだものを使いましょう

・試験直前に深呼吸と手を動かす
→深呼吸と手指を動かすことで緊張感を和らげることができます。

・試験直前に耳をマッサージする
→顔~頭周りの血行がよくなります。手を動かすので緊張もやわらぎます

使えそうなものがありましたら実践してみてください。

女の子の場合、男の子よりも危険察知能力があり、前もって準備してコツコツやろうという意識を持っている子が多いように思います。

悪い状況を想像して、準備しようとするのですよね。普段から真面目な子は特にそうです。心配で仕方がないのです。

そういう子は、自分で自分にプレッシャーをかけていますので、
周りの人間は、リラックスさせることに徹しましょう。

「こんなにやっているんだから大丈夫だよ」

一番近くの家族の言葉は、安心しますよね。

質問者さんとのやりとり

佐々木の返答は、以下の通り。

 

過去問ではできるのに、試験ではできないということは、「試験で結果を出さなければ!」というプレッシャーに負けてしまっているのかもしれませんね。

 

過去問や自宅でのテストにはプレッシャーはありませんが、本番は一発勝負なので…。

 

お話を伺ったうえでの想像ですが、娘様はとても勉強家で真面目で一生懸命で、少し完璧主義というか、失敗を恐れすぎているところはありませんか?

 

「こんなに頑張ったんだから大丈夫」とか「できなくても大丈夫」みたいに、安心できる言葉をかけてあげるといいかもしれません。

 

 

娘を知っているかのようでビックリです。

娘は頑張り屋で、真面目で、一生懸命で、負けず嫌いですが。。とっても不器用で応用がききません。

 

・「こんなに頑張ったんだから大丈夫。」

・「できなくてもいいんだよ」

 

この2つを試してみたいと思います。

今日から最スタートの気持ちで焦らず、頑張り過ぎず、結果ばかりを気にせずに、コツコツと諦めずに肩の力を抜いてやっていこうと思います。

 

今、思えば私は娘に相当なプレッシャーをかけていたのかもしれません。
昨日は娘に「明日のテストは頑張らないでね。今まで頑張り過ぎたね。」
と伝えました。「ママもプレッシャーかけすぎてごめんね」とも伝えました。

なんて素敵な親子愛!感動ですね・・・

さらにその後、数学のテストの点数が上がったと連絡をいただきました。やっぱり相当なプレッシャーを感じていたみたいです。

質問者さんの娘さんが、試験で良い点を取れるよう
私も応援していきたいと思います!!

テストになるとできない原因と対策

・原因は勉強法によるものと性格によるもの
・勉強の仕方がまずい場合は、学習の段階を意識して「テスト形式の勉強」を
・緊張しやすい性格なら「ハードルを下げる」

これらが効きます。テストでうまく実力を発揮できない子はとってもまじめで頑張り屋さんが多く、緊張しやすいです。もしお子さんがそうなら過度にプレッシャーをかけないように、もしあなたがそういうタイプなら「いい加減」で臨むのも一手です。

だから、深呼吸して、大丈夫大丈夫と言い聞かせながら、臨んでください。

応援しています!

以上、佐々木(@kateikyo_megumi)でした!

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都内・横浜で活動するプロの家庭教師です。
「わかりやすい説明」と、勉強がニガテな子どもの気持ちにとことん寄り添う「共感力」の指導に定評あり。趣味は歌うこと。
おかげさまで歴6年、合格率は97%超。著書5冊。取材・寄稿多数。●詳しいプロフィールはこちら
現在、オンライン指導も行なっております。

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