横浜・川崎 勉強嫌い専門プロ家庭教師 佐々木恵

子どもが志望校を決められない理由と対策

 
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都内・横浜で活動するプロの家庭教師です。 理論を駆使した「わかりやすい説明」と、勉強がニガテな子どもの気持ちにとことん寄り添う「共感力」の指導に定評あり。趣味は歌うこととやる気が上がる方法を考えることです。 おかげさまで歴6年、合格率は97%超。勉強法を書き続けて気づけば著書5冊。取材・寄稿多数。
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こんにちは。ココアが大好きな佐々木です。寒くなってきたので喫茶店でココアを注文しました。数学の勉強の合間に飲んでみたら、なんだかすごく幸せな気持ちになりました。

やっぱり勉強の合間はココアですね!

 

さて、親御さんから相談がありました。

子どもの意思を尊重した子育てをしたいと思っています。子どもには自分で進路を決めてほしいのですが、いつもぼんやりしているというか、「なんでもいい」「どうでもいい」と連呼しています。進路はある程度親が指針を示した方がいいのでしょうか。

お母様

とのこと。

 

自分で決められる人になってほしい。

子どもの意思を尊重したい。

素晴らしい親御さんですね。

しかし、尊重しようにも、お子さんに意志がない場合はどうしたらいいのでしょうか。

私には子どもがいないので、子育てに関するアドバイス等はできないのですが、心理学、教育学の観点からアドバイスしたいと思います。

 

自己決定の重要性

自分のことは自分で決めること、これを自己決定といいます。

自己決定できるように支援してあげることで、子どもは自分の選択に自信を持ちます。「自分で決めた」という実感を持つことで、決めたことをやり遂げようという意識が生まれるのですね。

お子さんが何歳であれ、自分で決めること、それをやりとげることを教えるのはとても大切なことです。

 

決められないのが人間

とはいえ、子どもが自分で決めるのは至難の業です。

正直、大人だって、選択は非常に難しいものです。

たとえば、いまから転職しようと思ったら、

・どんな職につけばいいのか、

・本当に今の仕事をやめていいのか

・給料とやりがいのどちらを優先するか

 

すごく悩みますよね。

特に子どもは視野が狭いので、見えている世界は大人のそれに比べてすごく小さいです。

大人からすると「たいしたことではない」ことでも、子どもにとっては重要視することもあるでしょう。

お子さんの年齢が幼ければ幼いほど、自己決定は難しいのもです。

 

進学先が決められなかった女子生徒の例

一例を話しましょう。ある中学生の生徒さんの話です。

公立中学校の生徒さんなので、高校を受験しないといけないわけですが、なかなか志望校が決まりませんでした。あまりにも決まらないので親御さんから相談を受けたのです。

そこで、その生徒さんと一緒に学校を見に行くことにしました。

私としては、その生徒さんにはA高校が合っているだろうと思いましたが、本人が気に入るかどうかはわかりません。そこで、A高校とはタイプの違うB高校とC高校を勧め、一緒に見に行きました。

彼女は迷っていましたが、最終的にA高校を選択しました。

 

決められない理由

彼女が志望校を決められなかった理由の一つは、情報が少なすぎたためです。

 

受験制度をほぼ知らないうちに受験について考えるのは無謀ですし、進学先の情報をほとんど知らないのに、進学先を決めるのは至難の業です。

そこで、授業の合間の時間に受験制度について説明する時間を設け、休日に学校見学に行きました。

しかし、意外とここに気が付かずに、子どもの自己決定に任せてしまっている人が意外と多いのです。

情報が少ない中で「どこの学校にする?私はあなたの決定を応援するからね」と告げても、決めるのは無理でしょう。

子どもに自分で決めてほしいのであれば、まずは情報を与えるべきです。

子どもが決められないときは、

・選択肢が少なすぎる

・選択肢が多すぎる

 

上記のどちらかである可能性が高いです。

選択肢が多すぎて決められない理由と対処法につていはコチラをご覧ください。

 

まずは情報を与える

人間は、未知のものに対して恐怖心を抱きます。

子どもがなかなか決められない場合、躊躇している場合は、対象について情報が少なすぎて、恐れている場合がほとんどです。先の生徒さんも、必要以上に受験を恐れ、根拠もなく「私には無理だ!」と決めつけていたところがありました。

受験制度を知り、実際に学校に行ってみることで、少しずつ意識が変わっていくのがわかりました。

あの学校はここがいいけれど、自分には合わないだろうとか、ここの学校はここがいいけれど、自分に入れるのだろうかとか。

今までは食わず嫌いだったわけです。

どんどん情報を与えてみましょう。

 

選択肢を与えてみる

いきなり「どこに行きたい?」と聞いても、何も出てこないのです。それは仕方のないことです。

子どもが消極的なら、大人が情報を与えましょう。

 

その際に、まずは選択肢を与えて選ぶことから始めてみてください。

「AとBならどちらがいいか?」を選択し、その理由も聞きましょう。

理由を聞くと、本人がどこに惹かれ、何を重視しているのか、反対に何が嫌なのか、見えなかった価値観が見えてきます。

こうして、選択肢から選ぶことで、自分で選んで決める練習を重ねるのです。

そのうちに自分の意見を持てるようになります。

こんなことをしてみたいとか、こんな学校はないのかとか。今の学力で足りるのか、等。

このくらいになれば、お子さんも主体的に考え、自分で決められるようになります。

 

「自分で決めてほしい」のであれば、そのまえに子どもに十分に与えているかを確認してみてください。

自分で決める、自ら積極的に動くことを教えたいなら、まずは情報を与え、選択肢を与え、選ぶ練習から始めてみてください。

これを繰り返すことで、進学に消極的なお子さんも、意見を持つようになりますよ。

 

学校選び、志望校の決め方について、ご不明点がある方はぜひご相談ください。

性格、状況、学力にあった受験対策が可能です。

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都内・横浜で活動するプロの家庭教師です。 理論を駆使した「わかりやすい説明」と、勉強がニガテな子どもの気持ちにとことん寄り添う「共感力」の指導に定評あり。趣味は歌うこととやる気が上がる方法を考えることです。 おかげさまで歴6年、合格率は97%超。勉強法を書き続けて気づけば著書5冊。取材・寄稿多数。
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