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やりたいことが見つからない中学生・高校生の方へ。やりたいことの探し方

進路相談室

こんにちは。横浜・鎌倉のプロ家庭教師 佐々木(@kateikyo_megumi)です。

ある生徒さんから相談(嘆き?)のLINEが届きました。話を聞くと、自分の進路について迷っているようでした。

そろそろ進路について考えないといけないんですけど、、やりたいことが見つからないんです…

高校生には、自分の将来について考えさせられるイベントが複数用意されています。

そのなかで、一定数いるのが「やりたいことが見つからない」と訴える人たちです。やりたいことが見つからないから、将来の夢ができないし、志望校も決められない、ということでしょう。

たしかに、やりたいことをすでに持っているのは素晴らしいことなのですが、やりたいことがないから無理して探すのもなんだか変な話のように思います。

では、やりたいことがない人はどうしたらいいのでしょうか?この記事では、やりたいことが見つからない人向けに、やりたいことが見つからない理由と、どうすればヒントが得られるかを解説したいと思います。

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■やりたいことが見つからない理由

まずはやりたいことが見つからない理由ですが、これは視野が狭いから仕方がないことだと思います。私は、「やりたいことなんか探さなくていい」と考えています。

狭い視野

やりたいことが見つからない大きな原因は、視野の狭さですね。

やりたいことを探すのはとても大切なことです。でも、私はこれは最適解だと思っていません。残念なことですが、やりたいことを探したって見つからないと思うのです。

中高生はどう頑張ったって視野が狭いです。例えば、世の中に職業が10万個くらいあったとしたら、学生が知っているのはそのうちせいぜい5くらい。教師と、親の仕事と、プラスアルファくらいでしょう。中には親の仕事さえよくわかっていない子もいます。

そのくらい、学生が知っている職業は少ないでしょう。社会経験が少ないのだから仕方のないことですね。

その知っている5個の中から「やりたいことを探そう」と言われて見つかるんでしょうか?あるいは、10万(これはただの例えなので、実際はきっともっと多い)のなかから一つずつ調べて選択することが可能でしょうか?

だから私は、やりたいことなんて、きっと一生見つからないし、自分に合う職業なんて、わかるはずがないと思っています。

世の中には無数の職業があって、生き方だって、十人十色なんです。

やりたいことなんて、大人ですらわからない

あなたの周りにいる教師、親などの大人だって、世の中の職業をすべて把握しているわけではないです。

どんな生き方があっているのかなんて、だれにもわからないです。肉親はおろか、自分自身にだってわかりません。大人だって常に迷っています。

だから、「やりたいこと」を意識して、それに向かって走っている人なんて少数派です。多分、「やりたいこと」がわからないまま生きている人の方が多いしそれが普通だから、まずは「やりたいこと探し」に焦ることをやめましょう。

やりたいことを見つける上で大切なこと

そんなわけで「やりたいこと」探しはとても大変なのですが、その中でもヒントになる考え方をご紹介します。

「やりたくないこと」を知る

では、どうしたらいいか。やりたいことなんか探さなくていい。反対に、「やりたくないこと」をはっきりさせましょう。

「これはしたくないな」
「こんな生き方はしたくないな」

こういう類のアイデアなら、きっと誰でも、いくつか持っていると思います。それをヒントにしたらいいです。

「やりたくないこと」には本音が出る

なぜ、「やりたくないこと」を明確にすべきなのか?答えは、「やりたくないこと」には、その人の価値観がはっきりと表れるからです。

 

「一人ぼっちで生きていくのは嫌」だと考える人は、周りに人がいる生き方をしたいのでしょう。

「もう勉強したくない」あなたは、なぜ勉強したくないのでしょうか?人と比べられるから?それとも、強制されて学ぶことではなく、自分の好きなことだけを学びたいから?

「お金がないのは嫌」と考えるのはなぜでしょうか?お金がなくてつらい思いをしたことがあるから?好きなものを好きなだけ買いたいから?そのためにはいくら必要なのでしょうか?

そういうことを本音ベースで考えてみてください。

「やりたいこと」には建前が出る

反対に、「やりたいこと」にはその人の価値観があらわれないことが多いです。

「人の役に立つ仕事をすべきだから」とか「安定した職に就きたいから」とか、すごく美しいし素敵だと思います。ですが、それってあなたの本心なのでしょうか?

世間体だったり周りの意見だったり常識にとらわれて、「これがやりたい」になっている可能性があることを忘れてはいけません。

つまり、やりたいことは不純なんです。「やりたくないこと」は、不純なように見えて、すごく純粋にその人の考えが現れます。

例:デザイナー志望の中学生の話

ここで一つ例を取り上げてみます。

以前、「デザイナーになりたい」と話す中学生に会ったことがあります。しかし、その顔には覇気がないというか、本心から言っているようには見えませんでした。デザイナーの仕事内容をよく知らないようですし、デザイナーになりたい理由を聞いても「安心だから」「腕を身につける」とか、なんとも歯切れの悪い答えばかりで「デザインが好きだから」とかそういう人間らしい答えが一つも出てきません。

そこで突っ込んで聞いてみたところ、答えはこうでした。

本当はデザイナーなんて目指していません。親がデザイナーになれと言っているだけです。自分は漫画家になりたいんですが、漫画家はダメだと言われ、デザイナーなら許してやると言われました。

要するに、「デザイナー」という将来の夢は、本人の夢ではないと。彼女の「やりたいこと」っていったい何なんでしょうね。考えさせられる一件でした。

このように、やりたいことが本人の本音ではないことが往々にしてあります。

わがままを言え、というわけではない

話を元に戻しましょう。

「やりたくないことを明確にしましょう」というと、あれは嫌だ、これは嫌だと選り好みを始める人がいますが、そういうことではありません!!!!!

「やりたくないことを思い浮かべて、その理由を考えよう」という意味です。

「ブラック企業に勤めたくない!」と主張しろという意味ではありません。重要なのは、その理由が何なのかを考えることです。

そりゃ誰だってブラック企業には勤めたくないでしょうが、その理由は人によって異なります。

  • 長時間労働が嫌なのか?
  • コマのように使われるのが嫌なのか?
  • 給料が安いのが嫌なのか?
  • 自分の意見が通らないのが嫌なのか?
  • 休みが取れないのが嫌なのか?
  • 転勤が嫌なのか?

どれなのでしょうか?

それがあなたの本音です。やりたくないことを挙げる目的はあくまで「あなたの本音を知る」ことにあります。

本音から考える

このように考えて、ブラック企業の特に「長時間労働が嫌だ」とわかったら、そこで止まってはいけません。さらになぜ「長時間労働が嫌なのか」を考える必要があります。

「自分の時間がないから」だとしたら、自分の時間を確保してあなたは何をしたいのでしょうか

絵を描きたいのでしょうか?

映画を見たいのでしょうか?

家族と過ごしたいのでしょうか?

 

・・・

家族と過ごしたい?それがあなたの「やりたいこと」ではないですか?

それなら、家族を大切にするライフスタイルってどんなものなのか、考えてみることが「やりたいこと」を見つける近道です。

休日に好きなだけ映画を見たい?それなら映画館の近くに住むのか、それともホームシアター的な感じで自宅の環境を整えたいのか。そんな感じでどんな暮らしが理想なのか、考えてみると面白いですよ。

立派なものでなくてもいい、些細なことでいいから、「こんな暮らしがいいな」というものを見つけてみてください。

「やりたいことがない人」の進学について

とはいえ、進路面談やら進路調査に「やりたくないこと」を書くわけにはいかないし、「大学か専門学校か」「国立大学か私立大学か」みたいな具体的なことも考えておかないといけません。

これについてですが、「やりたいことがないからこそ、進学する」というのも私は一つの選択肢だと思います。

先ほど書いたように、やりたいことが見つからない原因として大きいのは「視野が狭い」ことと「自分の本音がわからない」ことがあると私は思います。

それなら、進学してもっとたくさんの人と会って話して視野を広げた方がいいだろうし、自分のことを考える時間を作るのも一手です。大学は中学、高校とは違って日本中から人がきますし、学部によっては年上の人もいたりします。教えてくれる人は先生ではなく「教授」です。学校の先生と教授って全然違うので話してみると発見があるかもしれません。

だから、やりたいことが見つからないからこそ、もう少し勉強してそれを探してみる、というのもいいと思います。

まずは近隣の大学や、名前を知っている大学について調べたり訪問してみて「ここはアリ」「ここはナシ」と点数づけをしてみてください。「ナシ」ならその理由をじっくり考えてみてください(「行きたくない」には本音が含まれていますから)。

学校の先生には「まだやりたいことが決まっていないので、もう少し視野を広げるべきだと思います。だから今は進学を考えています」みたいに言えば大丈夫です。

迷っても大丈夫

迷うこと自体は全く悪いことだと思いません。

好きなだけ迷ったらいいと思います。学生のうちはどうしても視野が狭く、知っている道も少ない。
職業選択だって、学生が知っている職業はすごく少ない。

せいぜい、サービス業と、学校関係と、両親の職業くらいではないでしょうか。
その少ない選択肢の中で、自分の将来を決めて猛進していくことの方が私は危険だと思ってしまいます。

軸が一本しかなかったら、その一本が折れてしまったら、終了。

それなら、選択肢は多い方がいいのです。迷ったら、とことん迷ってみたらいい。迷ったら、それはきっとタイミングなのでしょう。別の道も考えてみたらいいかもしれませんね。

やりたいことの見つけ方 まとめ

  • 学生の視野は狭い。「やりたいこと」を考えたって見つかるはずがない
  • 「やりたくないこと」は何かを考えると、自分の本音が見つかる
  • 「やりたいことがない」人ほど進学を考えた方がいい

 

やりたいことは見つかりません。もちろん、やりたいことを見つけてそれに向けて頑張っている人は素晴らしいので、ぜひ自信を持ってください。でも、そう簡単に「やりたいこと」を見つけることはできないし、見つけたとしても「本当にこれでいいの?」と迷ったりします。

でも、人間なんてそんなものだと思います。

だから、もし「やりたいこと」が見つからない人は、「やりたくないこと」をまず考えてみてください。そこには建前を取り除いた本音が出ます。自分の本音がわかれば、考えるヒントにもなります。

まずは、やりたくないことを書き出して、どうしてそれをやりたくないか、考えてみましょう。これを続けていくと、自分のことがわかります。

まずはしっかり自分の本音を知ってから、やりたいことを探す、それで全然大丈夫です。迷っている方の励みになれば嬉しいです。

 

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都内・横浜で活動するプロの家庭教師です。
「わかりやすい説明」と、勉強がニガテな子どもの気持ちにとことん寄り添う「共感力」の指導に定評あり。趣味は歌うこと。
おかげさまで歴6年、合格率は97%超。著書5冊。取材・寄稿多数。●詳しいプロフィールはこちら
現在、オンライン指導も行なっております。

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