こんにちは。横浜・鎌倉で活動するプロ家庭教師 佐々木(@kateikyo_megumi)です。

こんにちは。私は中学生で、どうしても勉強したくないんです。毎日、宿題やテスト勉強があるのはわかっているけど、全然やる気が出ません。家に帰ると、ゲームやYouTubeを見てしまって、勉強に向かう気が全く起きないんです。
親や先生から「勉強しないと将来困るよ」って言われるけど、正直、その言葉も今の私にはあまり響かなくて…。それで余計に自分をダメだなと思ってしまいます。
どうしても勉強したくなくて、逃げたくて仕方ないんです。どうすれば、勉強に向かう気持ちになれるんでしょうか?
「やらなきゃ」と思うほど、体が動かなくなる。
親御さんや先生からの言葉に焦ってしまって、どんどん苦しくなる。
そんなお気持ちで、ここにたどり着いてくださったのだと思います。
無理もありません。
今のあなたは、決して怠けているわけではないんです。
ちゃんと、そうなってしまう理由があるのだと思います。
この記事では、
「どうしても勉強したくない」という気持ちを、いっしょに整理しながら、
少しでも心が軽くなるヒントをお届けしたいと思っています。
よかったら、ゆっくり読んでみてくださいね。
1. 勉強したくない気持ちは「甘え」ではありません
まず、最初にお伝えしたいことがあります。
それは、「勉強したくない」と感じるのは、決して甘えではないということです。
今のあなたは、きっと、
「こんな自分はダメだ」
「怠けているだけかもしれない」
そんなふうに、自分を責めてしまっているかもしれません。
でも、本当にそうでしょうか。
人は、心や体が疲れたとき、自然と動けなくなるものです。
どれだけ「やらなきゃ」と頭ではわかっていても、
心が「もう無理だよ」と叫んでいるときには、頑張ろうとするほど苦しくなってしまうのです。
ましてや、中学生という多感な時期は、
学校生活、友達関係、家族との関わり、部活動、将来への不安…。
たくさんのことに向き合いながら、毎日を一生懸命生きています。
そんな中で、「勉強だけ」がうまくいかないときがあったとしても、
それは自然なことです。
恥ずかしいことでも、弱いことでもありません。
今、うまく勉強に向かえない自分を、どうか少しだけでも認めてあげてください。
「自分は今、がんばりすぎているのかもしれないな」って、
そっと心の中でつぶやくだけでも大丈夫です。
ここから、あなたがまた少しずつ前を向けるように、
一緒に考えていきましょ!
2. どうしても勉強したくない5つの理由
「どうしてもやる気が出ない」
「勉強しなきゃいけないのに、動けない」
そんなふうに感じているのには、必ず理由があります。
ここでは、よくある5つのパターンをご紹介しますね。
もし「これ、自分かも」と思えるものがあれば、そっと心に留めてあげてください。
① 心が疲れきっているから
毎日の学校生活、テスト、部活、友達づきあい、家のこと…。
中学生の日常には、たくさんのプレッシャーやストレスがあります。
それが少しずつ積み重なっていくと、心が知らないうちに疲れてしまうのです。
体がだるく感じたり、何をするにもやる気が起きなかったりするのは、
疲れのサインかもしれません。
② 勉強=イヤなものと結びついてしまったから
以前に、テストで失敗したり、誰かに怒られたりした経験があると、
勉強そのものが「怖いもの」「嫌なもの」と感じるようになることがあります。
たとえその記憶を忘れているつもりでも、心の奥底には残っていて、
「勉強したくない」という感情となって現れることがあるのです。
③ 本当は別の悩みを抱えているから
勉強が手につかない理由が、
実は勉強とは関係ない悩みにある場合もあります。
友達関係のトラブル、家庭の問題、自分でもうまく言葉にできない不安…。
こうした心のモヤモヤが大きくなっているとき、
自然と勉強にも集中できなくなってしまうのです。
④ 「やらなきゃ」のプレッシャーに押しつぶされているから
「勉強しなきゃ」
「頑張らなきゃ」
そんなふうに思えば思うほど、心が苦しくなっていませんか?
誰かに言われる前に自分でもわかっているからこそ、
そのプレッシャーに押しつぶされて、余計に動けなくなってしまうことがあります。
義務感だけで動こうとすると、心が反発してしまうのは、
ごく自然なことなのです。
⑤ 成績や未来への不安で、動けなくなっているから
「頑張ってもどうせダメなんじゃないか」
「このままじゃ将来困るかもしれない」
そんなふうに、不安でいっぱいになっているときは、
目の前の勉強に手をつけるエネルギーが湧いてこないものです。
未来に対する怖さやプレッシャーで、心が固まってしまっているのかもしれません。
どれか一つだけが理由とは限りません。
いくつかが重なって、心が「もう無理」と悲鳴をあげていることもあります。
まずは、「自分にはちゃんと理由があるんだな」と、
やさしく受けとめてあげてくださいね。
3. 無理に動かなくても大丈夫。まずは「立ち止まる」ことから
ここまで読んでくださったあなたは、
「それでもやっぱり、何とかしなきゃ」と思っているかもしれません。
でも、今のあなたに一番大切なのは、
無理に動こうとすることではありません。
まずは、立ち止まることです。
焦って「とりあえず机に向かわなきゃ」と思う必要はありません。
動けない自分を責める必要も、ありません。
深く深呼吸をして、心を落ち着けてみましょう。
もしできそうなら、今の自分の気持ちを、ノートやメモに書き出してみるのもおすすめです。
たとえば、
- 「今日は、なんだか気分が重い」
- 「勉強のことを考えると、苦しくなる」
- 「ただ、休みたい」
どんな小さなことでもかまいません。
思ったことをそのまま、言葉にしてみてください。
気持ちを外に出すだけでも、心の中のモヤモヤが少し整理されて、
今よりもほんの少し、呼吸がしやすくなるかもしれません。
「休む」というのは、怠けることではありません。
未来に向かって、また歩き出すための大切な準備です。
まずは、立ち止まっても大丈夫だということを、
心のどこかにそっと置いておいてくださいね。
4. 少し元気が出たら試してほしい、小さな一歩
もし、すぐには無理でも、
少しだけ気持ちが落ち着いてきたときには、
ほんの小さな一歩を踏み出してみてもよいかもしれません。
ここで大事なのは、「完璧」を目指さないことです。
たくさん勉強する必要はありませんし、成果を出す必要もありません。
本当に、小さなことでいいのです。
たとえば、
- 教科書を1ページだけ開いてみる
- 好きな科目のワークを、1問だけ解いてみる
- 興味のあることを、スマホで調べてみる
- 図やイラストを見るだけでもOK
「これなら、なんとかできそう」
そう思えるくらいの、小さな行動で大丈夫です。
そして、できたら自分にこう言ってあげてください。
「よくやったね」
どんなに小さなことでも、自分を認めてあげること。
それが、次の一歩へのエネルギーになります。
動ける日もあれば、動けない日もあると思います。
でも、動けない日があってもいいのです。
あなたは、あなたのペースで進んでいけば大丈夫。
小さな一歩を、どうか大切にしてくださいね。
5. あなたを支える3つの大切なこと
5-1. 比べるのをやめたら、少しラクになれる
どうしても、周りと比べてしまうことってありますよね。
「友達はちゃんとやっているのに、自分は…」
「兄弟はできているのに、自分は…」
そんなふうに落ち込んでしまうのは、とても自然なことです。
でも、本当は、人それぞれペースもタイミングも違うんです。
誰かと同じスピードで進まなければいけないわけではありません。
あなたには、あなたにしかない歩幅があります。
比べるのを少しお休みしてみると、
今よりもほんの少しだけ、心が軽くなるかもしれません。
あなたのペースで大丈夫ですよ。
5-2. 小さな成功体験を積み重ねていこう
「頑張ろう」と思ったときに、つい
「たくさんやらなきゃ」
「完璧にしなきゃ」
と考えてしまうことはありませんか?
でも、本当に大切なのは、小さな「できた」を積み重ねることです。
たとえば、
- 教科書を1ページ開けた
- 問題を1問だけ解いた
- 5分だけ机に向かえた
そんな小さなことでも、ちゃんと「できた」ことです。
できた自分を、少しだけでも認めてあげてください。
そうしていくうちに、少しずつ自信が育っていきます。
焦らなくていいのです。
小さな一歩が、やがて大きな変化につながっていきます。
5-3. 「休む」のも、前に進むための大切な時間
勉強をお休みすると、
「こんなことしていていいのかな」
「さぼっているだけじゃないかな」
と不安になるかもしれません。
でも、どうか覚えていてください。
休むことは、さぼることではありません。
人は、ずっと走り続けることはできません。
エネルギーが足りなくなったら、しっかり充電することが必要です。
今は、次に進むための大切な準備の時間かもしれません。
焦らなくても大丈夫です。
心と体が元気になるのを、ゆっくり待ってあげてくださいね。
6. まとめ|大丈夫。あなたは、あなたのペースで進めばいい
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございます。
「どうしても勉強したくない」
そんなふうに感じているとき、
自分を責めたり、未来が不安になったりするのは、自然なことだと思います。
でも、忘れないでください。
今、うまく動けないのは、
怠けているからではありません。
たくさん頑張ってきた心や体が、「ちょっと休みたい」と伝えているだけなんです。
立ち止まってもいいし、比べなくてもいい。
完璧を目指さなくても大丈夫です。
小さな一歩でも、何かをやろうとした自分を認めてあげること。
そして、疲れたときは、思いきって休むこと。
それは、ちゃんと未来につながっています。
焦らなくて大丈夫。
あなたは、あなたのペースで進んでいけます。
どうか今日だけは、自分にやさしい言葉をかけてあげてくださいね。
あなたは、今日も、ちゃんと頑張っています。
以上、佐々木(@kateikyo_megumi)でした!
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