勉強の苦手意識を克服する方法 脳科学に基づく苦手の克服方法

勉強嫌い・苦手克服
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こんにちは。佐々木です。

私のお客様は、「学校の勉強についていきたいのに、うまくいかない」とお悩みのお子さん、その保護者さんが大半です。

彼らの特徴は、「勉強に対して、過剰に苦手意識を持っている」ことです。

 

脳科学によると、勉強の苦手意識は脳の働きによる部分が大きく、一度つくと引きずる可能性があり、非常に厄介なんですよね~。

 

いちど「苦手だな」と思ってしまうと、何をやっても苦手な気がしてしんどいもの(´・ω・`)

 

苦手を長期化させないためには、「苦手だな」と思ったときに対処することが望ましいです。

 

今日は、なぜ勉強に対して苦手意識を持ってしまうのか、苦手意識の原因と、苦手意識を持った時にどうすればいいかを解説します。

勉強の苦手意識ができる原因

本当はすごくシンプルなことなのに、なかなか飲み込めないのは、その人の理解力に問題があるわけではありません。

問題は、頭の中に壁ができてしまっていることにあります。

脳神経外科医の林成之先生の著書「脳に悪い7つの習慣」にはこう書かれています。

脳には、入り口にゲートがあります。

脳にすっと入るものもあれば、道を通れず、ブロックされてしまうものもある。

 

その違いは何かというと、実にシンプル。「好き」か「嫌いか」です。

 

脳は好き嫌いで判断する!?

脳のA10神経は、脳の入り口で情報にレッテル(ラベルのようなもの)を貼ります。

 

ある情報に対して「好き」などのポジティブな感情を抱くと、その情報についてもっと知ろうとし、情報をよく吸収します。

 

一方、「難しい、わからない、嫌い」などのネガティブな感情を抱いてしまうと、脳の中でフィルターがかかって、思考停止してしまいます。

 

あなたにも経験がありませんか?

好きなことはどんどん頭に入る!

 

でも、嫌いなことはどんなに頑張っても覚えられない…

 

「興味がある、楽しい、好き」と思っている事柄は、スポンジのように頭に入っていくし、努力しなくても覚えられますよね。

 

しかし、苦手な勉強になると、その記憶力はどこへやら、全く覚えられなくなってしまう。好きなことに関してはいくらでも覚えられるのに、こと勉強になると、とたんに覚えられなくなった経験が、きっと誰にでもあると思います。

 

一度無理と思うと、もうダメ

 

あーこれ無理だわ、難しすぎる

いちど「難しい」スイッチが入ると、シャッターが閉じるように、その問題を解くことができなくなります。

いちど「英語は難しい」と思ってしまう(レッテルを貼ってしまう)と、英語に関するどの情報も難しく感じ、思考停止を起こします。

 

それがたとえどんなに簡単な問題であっても、うまく理解ができなくなったり、覚えるのが大変になってしまうのですね…。

 

失敗体験にトドメを刺される

一度「嫌だな」と思ってしまうと、レッテルが付いて脳に入りにくくなってしまいます。

 

その状態のまま放置すると、「分からないまま」「嫌だな」と思って知識が入らないまま進むことになりますね。

 

そうすると、その後高い確率で学校での授業についていけなくなったり、試験でよくない点を取ってしまうことになります。つまり失敗体験です。

 

 

それらの失敗体験によって「やっぱりだめだ」「やっぱり英語は苦手だ」という思い込みが確信に変わり、本格的に苦手意識が定着することになります。

勉強の苦手意識を作っているのは自分自身?

勉強に対して苦手意識を感じてしまうのは、もちろんその問題自体が難しいということもあるのでしょうが、それだけではありません。

 

例えば、中学数学では未知数をx(エックス)とおいて式を立てます。

エックスという謎のローマ字を見て、「なんだか難しそうだな」と思ってしまう人が少なからずいるのですが、そのネガティブ感情を放置しておくと「数学難しそう」になって、数学が嫌いになります。

そこで計算に失敗したり、理解不十分なまま放置すればますます苦手になるでしょうね。

 

確かに初学者にとってエックスは得体のしれないものですし、概念を理解するのはやや難しいですが、計算そのものがめちゃくちゃ難しいというわけではありませんよね。概念がわからなくても計算することは可能です。

 

一度「難しい」「無理」「嫌い」などのネガティブ感情を持つと、その内容が頭に入らなくなるだけでなく、簡単なものまで解けなくなります。

 

問題文にxが登場するだけで「嫌だ無理」と言い出す生徒さんがいるのですが、このためですね。エックスに対する苦手意識が強すぎて、壁を作りすぎているのでしょう。

 

問題をよく読んでみたらエックスはほとんど使わない問題で、楽に解けたりするものです。

 

このように、苦手意識は「カン違い」「思い込み」のせいであることも大いにあります。

勉強の苦手意識を作らないために

苦手意識を作らないためには、「嫌だな」と思ったタイミングで、できるだけ早く手を打つことが大切です。

学生さんへ

あなたが学生さんなら、「げ、なにこれ」と思ったものを放置しないでください。

簡単な入門書を読んだり、調べたりして「なんだ、大したことないな」と思えるくらいまで調べておくことを強くお勧めします。

一度苦手意識を作ってしまうと、記憶の吸収率が悪くなって後々苦労するのは先ほど書いた通り。そうならないように、早めの対策を。

親御さんへ

もしあなたのお子さんが勉強に苦手意識を持ち始めているなら、どこでつまづいたのかを確認してあげてください。

分数でつまずいてしまったとか、ローマ字が無理とか、理科社会で出てきた難しい言葉の理解ができなかったとか、そういうところから苦手意識が始まります。そのあたりを一度一緒に勉強してみて、「簡単そう」「できそう」と思わせてあげれば大丈夫です。

勉強に苦手意識ができてしまったら

すでに苦手意識がこびりついてしまっている人の場合は、一度できた苦手意識を克服するのは大変ではありますが、できることはあります。

できるだけ早く対処しましょう。

①つまずいたところまで戻る

中学数学のエックスでつまずいた場合、その後ずっとエックスを使い続けなければならないので、早めに苦手意識を何とかする必要があります。

その人が今何年生だとしても、まずエックスとは何なのかを調べたり、先生に聞いたりしてエックスの理解をしましょう。

 

こういうときに入門書や、学習マンガを読むと、難しい概念でもキャラクターがマンガで分かりやすく解説してくれたりするので重宝します

 

②できることから始める

苦手意識がついてしまった科目の中にも、様々な内容があると思います。

たとえば、英語のスペリングに苦手意識があると、英語を書くのは至難の業。

でも、身の回りにある英単語を「読むこと」なら、書くよりも難易度が低いです。まずは読むことや、どういう意味なのかを調べることだけに特化してみてもいいですね。

 

まずは、もっと簡単なことから始めて、徐々にステップアップするのがいいですね。

できることが増えると自信がつきます。自信が付けば、その内容に対するネガティブ感情も少しずつポジティブに変わっていくでしょう。

③信頼できる指導者をつける

これらのことが自分あるいはご家庭でできれば一番いいのですが、そうもいかない事情もあるかと思います。親御さんがどう教えたらいいかわからなかったり、学校の先生の説明の仕方がお子さんに合っていなかったり…。

その際は、わかりやすく教えてくれる指導者をつけることもぜひ視野に入れてみてください。ひとつひとつ解決できるのはアドバンテージですし、苦手意識からつまずいてしまったときに励ましてくれる人が一人いるだけでも、勉強が苦手な子が変わるきっかけになります。

反対に、人が何かを苦手になるメカニズムを理解していない指導者や素人さんにあたってしまうと、余計に苦手意識が強くなる危険性もあるので、要注意です

手前味噌ですが、私はお子さんの苦手意識を放置せず、言葉や図、例示を使ってわかるまで説明しますので、苦手克服には定評があります。

 

まとめ

  • 脳のA10神経は情報を「好き」「嫌い」に判別する
  • 一度嫌いになると思考停止し、理解や覚えが悪くなり、そのまま苦手意識になる
  • 苦手だと思ったらとことん調べたりしてすぐに対処を
  • 苦手意識を克服するならつまずいたところまで戻るか、できることから始める

 

一度、勉強が苦手だと思ってしまうと、後まで引きずってしまうことが多いもの。

ぜひ「あれ?」「これ嫌だな」と思ったときに、面倒だと思わずとことん調べて理解し「大丈夫そう」と思えることが大切です。

 

もし勉強を苦手になってしまっても、できることから始めたり、つまずきをなくしたりして克服することは可能です。

 

勉強は本来「新しいことを知る」機会なので、面白いもののはずです。誰にだって好奇心がありますからね。

その楽しい機会を逃してしまうのは、とてももったいないことだと思います。

 

もし何かお困りのことがありましたら、遠慮なくご相談くださいね。

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都内・横浜で活動するプロの家庭教師です。
「わかりやすい説明」と、勉強がニガテな子どもの気持ちにとことん寄り添う「共感力」の指導に定評あり。趣味は歌うこと。
おかげさまで歴6年、合格率は97%超。著書5冊。取材・寄稿多数。●詳しいプロフィールはこちら

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