こんにちは。横浜・鎌倉のプロ家庭教師 佐々木(@kateikyo_megumi)です。
中学生の生徒さんから質問をいただきました。
勉強をしようと思って机に向かってみるのですが、なぜか勉強がはかどらないです。スマホが気になるし、なんか片付けとかしていたら、気づいたら夜になっていたりして・・・。
すんなり勉強を始めるためのコツとかありますか?
勉強前に机の片付け。試験前あるあるですね〜!私もよくやります。
で、なんか全然違うことをしているうちに時間が過ぎ去っていくんですよね。
そんなあなたのために、勉強しようと決意した時にダラダラせず、スッと勉強に入れるコツを教えちゃいます。
ぜひやってみてくださいね。
ダラダラしない!スッと勉強に入るコツ
勉強道具を机に出しておく
勉強を始めるって面倒ですよね。
人間が「面倒くさいな」4と思うとき、それは「アクション数が多いとき」だと言われています。
例えば、テレビをつけようと思ったときに、リモコンが目の前にあれば「①リモコンを手に取る」「②電源ボタンを押す」の2アクションでテレビがつきます。
一方、テレビのリモコンが引き出しの中に入っていると、「①引き出しを開ける」「②リモコンを手に取る」「③引き出しを閉める」「④電源ボタンを押す」の4アクションになります。
2アクションくらいなら耐えられても、4アクションくらいになると「ちょっと面倒くさい」と思ってしまうのが人間。
ただでさえ勉強が嫌いなのに、勉強を始める前に4アクションも5アクションもあったら、普通の人は耐えられないんですよ。
試しに勉強をする際のアクションを数えてみましょう。
①バッグを持ってくる
②バッグから筆箱を取り出す
③バッグからワークを取り出す出す
④本棚から問題解く用のノートを出す
⑤筆箱からシャープペン取り出す
通学バッグから勉強道具を取り出して勉強しようとすると、こんな感じで5アクションあります。これが面倒くささの原因です。
なので、ダラダラせずにすっと勉強を始めたいなら、とにかくアクション数を減らしましょう。
勉強道具を机に出しっぱなしにして、ワークやノートなんかも開いたままにしておけば
「①机の上のシャープペンを持つ」
の1アクションだけで勉強を始められちゃいます。これなら楽です。
勉強前にダラダラしてしまう人は、勉強道具を机に開いたまま、ペンもそのまま置いておきましょう。アクションを減らせば面倒な気持ちも減っていきます。
この件については「やる気が出る勉強机の作り方」という記事に詳しく書いていますので、興味のある方はぜひご覧ください。
勉強前のルーティーンを決めておく
ある生徒さんのお話です。
私が訪問して椅子に座ると、必ずメガネをふき、目薬をさしています。
彼女いわく、それが「勉強前の儀式」だそうです。
このように、勉強の前にちょっとした儀式をすると、
すぐに机に向かう体制が整ったり、集中力が増すことが、心理学でも証明されています。
実は私も似たようなことをやっていて、勉強の前には、耳栓代わりにイヤフォンを耳に入れ、曲を聞きながら始めます。
このように、「勉強前に絶対にやること」を決めていると、その行動に入りやすくなります。あなたなりの行動を一つ決めてみてください。
例を挙げると
- 軽い運動:ストレッチやヨガで体をほぐす。
- 瞑想:短い瞑想をして心を落ち着ける。
- 整理整頓:勉強スペースをきれいにする。
- 計画立て:今日の勉強内容と目標を確認する。
- 水分補給:水やお茶を飲む。
- 軽食をとる:エネルギー補給のためにフルーツやナッツを食べる。
- 深呼吸:数回の深呼吸でリラックスする。
- デジタルデトックス:スマホやSNSをオフにする。
- ポモドーロ・テクニックの準備:25分勉強、5分休憩のサイクルを準備する。
- 好きな音楽を聴く:モチベーションを高めるために音楽を聴く。
- 文房具を揃える:必要な文房具を手元に揃える。
- 過去のノートを見返す:前回の復習をする。
- リマインダーをセット:タイマーやアラームを設定する。
- アファーメーション:ポジティブな自己暗示をする。
- 目標の視覚化:達成したい目標をイメージする。
- 姿勢を正す:正しい姿勢で座ることを意識する。
- 室温調整:勉強に適した温度に調整する。
- 空気の入れ替え:部屋の換気をする。
- アロマテラピー:リラックス効果のあるアロマオイルを使う。
- 手書きのToDoリスト作成:今日やるべきことを手書きでリスト化する。
- モチベーション動画を見る:勉強や目標達成に関する動画を観る。
- 冷たいシャワーを浴びる:目を覚ますためにシャワーを浴びる。
- 目を温める:温かいタオルで目をリラックスさせる。
などなど、自分に合いそうなものを見つけてみてください。
えっ、アクション数が増える?そう思ったあなたは賢いですね。その件に関しては大変すみません。まずはアクション数を極限まで減らして、その上でルーティーン作ってみてね。そうすれば2アクションで勉強できるから!
5分だけやる
勉強を始めるのはどうしてもハードルが高いです。そこでおすすめなのが「5分だけ勉強やるわ」と宣言して勉強を始めることです。
勉強って、1時間〜2時間とか長い時間やった方がいいみたいな思い込みがあるじゃないですか。そのせいで面倒くささやハードルの高さを感じてダラダラしてしまう人もいると思います。
だから、そもそも「長くやろう」なんて考えず、ハードルを極限まで下げて、とりあえずちょっとだけでもいいからやってみましょう。
5分だけならまあやってもいいかな、みたいに思えますよね。5分が無理なら3分でも。
そして、勉強って初めてみると意外と続けられたりします。5分だけって思っていたら、いつの間にか集中して1時間勉強できてたとか。
このように、勉強は始めた者勝ち。ハードルを極限まで下げて、まずはやってみましょう。
5分だけ勉強法についてはこちらに詳細があります。
まとめ
勉強を始める前にダラダラしてしまうのは、とにかくハードルが高すぎたり、気持ちが切り替えられなかったり、という原因があります。
そこで面倒と思われる原因を取り除いて、ハードルを下げて、気持ちを切り替えるルーティンを作ることで取り組みやすくすることができます。
あなたに合いそうな方法はありましたか?
ぜひ実践してみてくださいね!
参考記事