こんにちは。佐々木です。
今日は生徒さんから相談をもらいました。
勉強が嫌いなんです。でも勉強はしないといけないと思っていて。せめて勉強がもう少し面白くなったらいいな・・なんて思うんですけど、勉強を楽しくすることって可能なんですかね?
勉強が苦手だと、勉強楽しくないですよね。
勉強が嫌い、そんな気持ちを抱えるのはあなただけではありません。特に苦手な教科や成績のプレッシャーがあると、机に向かうのが一層つらく感じるものです。
しかし、勉強は工夫次第で楽しいものに変えられる可能性があります。本記事では、勉強嫌いの原因を解明し、それを克服するための実践的な方法を紹介します。これをきっかけに、新しい学びの楽しさを見つけましょう!
1. 中学生の勉強嫌いの原因を探る
勉強嫌い、勉強が楽しくない理由を知ろう
中学生になると、大量の勉強嫌いさんが発生します。
多くの人が「勉強が嫌い」と感じる理由は、単なる苦手意識以上のものがあります。具体的にはこんな理由が考えられます。
- 科目数が増えてしんどい
特に中学や高校になると、一気に教科数が増えて内容も難しくなりますよね。この変化についていけず、勉強に苦手意識を持つことがあります。 - 成功体験が足りない
頑張っても成果が見えにくい場合、無力感を覚えやすくなります。
例えば、テストで良い結果が出なかったり、周囲と比較されることで自信を失うことが原因です。 - 比べられるのがキツイ
勉強はどうしてもその成果が数字で出るので、人と比べてしまいがちです。自分の点数が平均点より低かったらなかなか平常心ではいられないし、そりゃあ嫌にもなりますよね。
2. 中学生向け 楽しく勉強するための基本的な考え方
勉強の「定義」を変えてみる
「勉強=つらい」と思い込んでいる限り、ポジティブな感情を抱くのは難しいです。
そこで、「勉強は未来の自分を助ける力」や「新しいことを知るワクワク」と定義を変えることで、意識が大きく変わります。
目標を明確にする
明確な目標があると、勉強が「目的を達成する手段」として意味を持つようになります。例えば、「英語を学んで海外旅行をもっと楽しむ」「数学を学んでゲームプログラミングに挑戦する」といった具体的なゴールがあると効果的です。勉強して、何を達成したいですか?ぜひ考えてみてください♪
3. ゲーム感覚で勉強を進める方法
「小ボス」「中ボス」「大ボス」を設定する
学びのステップを明確に区切ることで、達成感を積み重ねることができます。ゲームみたいに考えるといいですね。簡単な問題を「小ボス」、少し難しい問題を「中ボス」、かなり難しい課題を「大ボス」と設定し、これらをクリアしていくことでモチベーションが高まります。
小さな成功体験を積み重ねる
ゲームでレベルアップするとモチベーションが上がります。「もっとレベルアップしたい!」と、もっともっとやりたくなりますよね。
同じように、勉強においても「今日の目標は10問解く」「昨日より5分長く集中する」など、小さな目標を設定し達成することが、長期的な学習意欲を引き出します。
友達を勝手にライバルにする
ゲームにも色々あると思うのですが、友達と競うのが好きなら、自分と同じくらいかちょっと成績がいいくらいの子を「ライバル」に設定して勝手に競うのもいいですね。ライバル心をむき出しにしすぎないように気をつけましょう。
4. 環境を整えて集中力を高める
整理整頓が集中力を引き出す
勉強する環境が整っていないと、気が散りやすくなります。部屋や机を掃除してシンプルな空間を作ることは、集中力を高める基本です。さらに、図書館やカフェといった整備された場所で学習するのも効果的です。
5. 仲間と学んで楽しむ
友人と競い合うことの効果
勉強を「孤独な作業」から「仲間と楽しむ活動」に変えることで、大きく意識が変わります。たとえば、SNSを活用して勉強記録を共有したり、友人とオンラインで問題を出し合ったりする方法が効果的です。
6. 実践!今日から試せる勉強が楽しくなる工夫
好きな教科から始める
得意分野を軸に学習を進めると、「できた!」という感覚が増え、勉強に対する抵抗感が薄れます。あなたは何が好きですか?数学が好きならとりあえず簡単な計算ドリルとかから始めましょう。漢字は書けるぞ!という人は漢字練習をウォームアップがわりに。英語が得意なら洋楽を聴きながら歌詞を訳してから勉強するとか。世界地図を眺めてから勉強するのもアリ。
体育でいきなり全力ダッシュしたら怪我しますよね。勉強もウォームアップから始めてじわじわ他のことに取り組んでもいいんですよ!
好きなことと絡める
英語が苦手な子って、ローマ字の並びを見ただけで嫌がるのですが…「好きな曲はなに?」と質問すると、返ってくる答えは必ずJ-popなんですよね。しかも、タイトルや歌詞に英語が入っています。
英語は嫌い。でも、英語の曲は好き。それなら、歌詞の英語の意味を知ることから勉強を始めたらいいと思うんですよね。英語に対して興味をもつでしょうし、音楽を聴くことももっと楽しくなると思います。これも、立派な勉強なんです。
できたこと、やったことを書き出す
「今日はワーク3ページといた!」「苦手だった計算ができた!」みたいに、やったこと、できたことを書き出してみて下さい。人間はもともと、成長したい生き物なのです。だから、できなかったことができるようになるのは嬉しいし、楽しいことなんです。
皆さんにも、ありますよね?弾けなかった楽器が弾けるようになって、曲を演奏できたとき。できなかった技ができるようになったとき。試合でシュートが決まったとき。どんな小さなことでも、成長は嬉しいですし、やる気につながります。勉強だって同じです。小さなことでも、思い出したり、書き出してみて下さい。勉強が苦手でも、毎日少しずつ、何かしらの進歩をしているはずですよ。
さあ、適当に余っているノートを引っ張り出して、レッツトライ!
セルフごほうびを導入する
「1時間勉強したら好きな音楽を聴く」「達成したらお気に入りのスイーツを食べる」など、努力に対する報酬を用意しておくと、だんだん勉強がポジティブになります。
勉強する→好きなことが待っている→楽しい。
これを繰り返すと、
勉強→楽しい
に変わるから不思議。いや本当ですよ?嘘みたいだけど本当の話です。さあ今日のごほうび何にする?
自分で自分をほめる
勉強して、成績が上がったら、誰かがほめてくれるかもしれません。ほめられたら、うれしいですよね。でも、、もしかしたら、誰もほめてくれないかもしれない。
その時に、がっかりして、やる気をなくして、もう勉強しない!と思うのなら、それは何かがおかしい気がしませんか。まるで、他の人のために勉強しているみたいです。
そうじゃなくて、勉強って、自分のためにすることなんですよ。自分が幸せになるために、勉強するのです。勉強は自分の幸せのため。たった5分でも、勉強したらえらい!自分を褒めましょう!
まとめ:勉強が楽しくなる習慣を作る秘訣
勉強大変ですよね。でも、せっかくやるなら辛いよりも楽しい方がいいに決まっています。
だから、まずは一つでいいので、何かできそうなことをやってみてください。
勉強嫌いを克服するには、小さな工夫を積み重ねることが大切です。原因を理解し、環境や取り組み方を変えることで、少しずつ「楽しい」と思える瞬間が増えていきます。本記事を参考に、自分に合った方法を見つけ、毎日の学びをより充実したものに変えてみてください!
[amazonjs asin=”4344981448″ locale=”JP” title=”脳に悪い7つの習慣 (幻冬舎新書 は 5-1)”]