教えるときにイライラする原因と対処法2つ

こんにちは。佐々木です。

勉強の教え方セミナーに来てくださった方から、こんな相談を受けたことがあるんです。

「娘に勉強を教えていると、イライラして仕方がないんです。で、ついつい叱ってしまって、お互いに嫌になる…の繰り返しなんです。」

すごくわかります。それ。

勉強を教えていて、すんなり伝わることばかりならいいですけれど、そうもいかない。

だって、人間同士ですからね。分からないことだって、分かり合えないことだって多々あります。

そこで今日は、人にものを教えるときにイライラする原因と、

イライラの正体とは

教える際にやってくるイライラ感には理由があります。大きな理由は2つです。

 

期待値が高すぎる

まずはマインドのお話です。

伝わらないと、イライラしますよね。なんでこんなこともわからないんだろうって。関係性が深くなればなるほど、相手への期待値も上がってしまうもの。

怒りは、期待とセットで起こります。

100を期待していたのに、80が出てきたら「期待を裏切られた」ことから怒りを感じる。

50を期待して80なら、期待以上のものが出てきたということだから、怒らない。

その期待の気持ちの種類は様々で、「わかってほしい」であることもありますし、「この子はもっとできるはず」であることもあるでしょう。

その期待する気持ちを手放すことができると、楽になります。

 

臨戦態勢になっている

次は物理的なお話です。

イライラするというのは、アドレナリンが出ている状態ですよね。つまり、「これから戦います」という状態に体がなっているわけです。だから、臨戦態勢に入らないことが重要。

対面に座ることは「これからあなたと戦いますよ」という意思表示です。目を見ると緊張するのは、戦いを仕掛けられる気がするからですね。

では、臨戦態勢とは何かというと、「目をあわせる」こと。人と目があうとドキドキしたり緊張したりしますよね。本来、動物同士が目を合わせるということは、戦いが始まるサインです。

「人と話すときは目を見ろ」といいますね。それは目を見ることで自信があると伝えることができるからです。

教える側はスピーカーズ・ハイ(話しながらだんだん気分が盛り上がる現象)になることがあるので気が付きにくいのですが、教わる側は対面で目を見られながらああしろ、こうしろと言われるの、結構きついです。

もちろん目を見るのは大切ですが、教えるときに目を見すぎないこと。自分も臨戦態勢になりイライラしますし、相手に相当なプレッシャーをかけてしまうことになります。

対策

 

・期待しない

相手に過度な期待をしないことが一つです。決して、馬鹿にしろということではありません。

50の相手に対して60を望んだら、お互いに苦しくなるでしょう。相手にはすでに50が備わっているのに、その良さに気が付くことができないのです。

相手に期待をしすぎない。「これくらいはできるはず」という気持ちを捨てる。

「1回言えば伝わるはず」。いいえ、伝わりません。そんな簡単に理解してもらえるなんてまれだし、「わかった」と言われても、おそらく口だけで分かっていません。

相手をゼロの状態にだと考えておけば、1できるようになったら純粋に喜べるようになるでしょう。わからなくて当然で、できなくて当然なんです。情けなくもないし、あなたの力不足でもないんですよ。

 

・対面しない

とにかく対面して座らないこと。教えるときに対面すると臨戦態勢に入るためアドレナリンが出て、イライラしやすくなるでしょう。

何かを教える時は、対面ではなく、横に座ったり、90°になるように座るのがオススメ。

これなら目をまっすぐ見る必要なく、適度に目をそらすことができるから、気が楽になります。

横、90°で座れば、資料の向きも同じなので、向きが違うと混乱しなくて済みますし、一つの資料を一緒に見ることもできます。親近感upです。

イライラするときは座り方を変えてみましょう。

 

実際にやってみた!

相談者さんから話を聞いてみたところ・・

案の定、娘さんに強い期待感を抱いていたうえに、お母様とお嬢さんが対面で座っているとのこと。早速横に座ってもらうことにしたら、それだけでお互いのストレスが減ったのか、娘さんは勉強に集中でき、お母様は優しい気持ちになり、成績がアップしたそうです。

教えていただいた事をやってみました。不思議と今まで敵(?)のように感じていた娘が仲間のように思えるようになりました。私の気持ちに余裕が生まれたのでしょうか?今日とてもよかったのでこのまましばらく続けてみたいと思います。

また、今まで娘の苦手な科目ばかりが気になって得意な科目に目を向けることが無かったのですが、先生とお話しする中で社会が得意という事に気が付きました。娘に、今度のテストは「社会頑張ろうね」と声をかけたところその場ではどうでもいいというような態度でしたが、一晩過ぎると「社会の勉強しなくちゃね」と口にするようになりました。

 

相手に対してゼロの気持ちで接することと、横あるいは90°で座ることで、イライラを軽減できるはず。ぜひ実践してみてください。

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