的確なアドバイスをするコツ 上手な相談の乗り方とは?

こんにちは。佐々木です。

私はなぜか昔から、恋愛相談を受けることが多々ありました。男女問わず。そのたびに思うんです。相談にアドバイスをするのってすごく難しい。

アドバイスを求められたからアドバイスしたのに、「うーん…」みたいな反応をされたことや、せっかくのアドバイスを実践してもらえなかったりすること、あなたにもありませんか?

生徒さんに対してもそうです。アドバイスを求められたので伝えても、やってくれる人と、やってくれない人がいます。

良かれと思ってアドバイスしても、相手の心に響いていかず「この人に相談するのはやめよう…」と思われてしまったら、指導者としての威厳も損なわれます。

ひどい時には「余計なお世話!」と言われてしまうこともある。悲しいですね。

しかし、この問題は「心のしくみ」を知ることで解決できます。

「誰でもまねできる人気講師のすごい教え方」に、面白いアドバイスの方法が載っていましたのでご紹介します。

的確にアドバイスできる!「知情意モデル」

 

人間の心には、3つの要素があります。

  • 知:判断、理解
  • 情:人間感情
  • 意:行動する意思

 

どの要素が働いているのかは、その人によって、また状況によって異なります。

本書では、「知」が優位の人を知性優位型、「情」が優位の人を感情優位型、「意」が優位に働く人を「行動優位型」と呼んでおり、相手がどの状況、どのタイプかによって対応を変えるとよいそうです。

 

知性優位型にはコーチング的対応がよい。

知性優位型の人は、知識をえて、それに基づいて自分が理解し、自分自身で判断することを重視します。

アドバイスをしながらも、相手の自主性を奪わず、判断は相手にさせるという対応が効果的です。

 

「ケアレスミスで20点落としました…どうしたらいいんですかね」

と相談されたら、

「どうしたらいいと思います?」「今はどんな方法をしていて、どんな点が問題だと思う?」

「指さし確認や、他人の答案作戦があります。どちらがいいですか?」

意見を言いつつ、判断は自分でしてもらう。

 

感情優位型にはカウンセラー的対応

感情優位型の人から相談されたら、まずは相手の感情を受け止め、肯定しましょう。このタイプの人は、アドバイスより先に自分の気持ちに共感してほしい気持ちが強いので、まずは気持ちを聞くことから。

「テストでケアレスミスをして20点も落としてしまったんです…ショックで…」

 

「そうなんだね。ケアレスミス多かったんだね、つらかったね…」

オウム返ししつつ感情をしっかり拾って共感する。感情を聞かない限りやる気を出さない。一方で、感情をしっかり受け止めるとやる気を出すことも多いのがこのタイプです。

 

行動優位型にはティーチング的対応

行動優位型の人から相談されたら、具体的な行動を求めていますので、具体的に「こうするといいよ!」を提示します。

「ケアレスミスを減らすにはどうしたらいいですか?!コツを教えてください」

「指さし確認をするといいよ!」

このタイプには、判断や共感よりも具体的なアドバイスを与えます。そうでないと「この人は実力不足」というレッテルを張りかねません。

 

男性と女性で違う?

これは私の経験則ですが、男性はコーチング的対応を好む知性優位型の人が、女性ではカウンセラー的対応を好む感情優位型の人が多いように思います。

 

女性の悩み相談は「どうしたらいいか」を問うというよりも、私の気持ちをまずは聞いてほしい!という方が多いので、話をじっくり聞いて感情に共感するだけで、解決策を自分で見つけてしまう人も少なくありません。なので、まず最初に言うべきことは解決策ではなく、「大変だったね」「つらかったね…」などの共感を示す言葉です。

 

一方、男性の場合は、感情の共感というより、「どうしたらいいかを示してもらいたい」人が多い。つまり、具体的な方策を求めている人が多いように感じます。

ですが「じゃあこれをしてください」とティーチング的対応をしてしまうと、自主性を奪われたようでやる気をなくしてしまう人もいるので、「こんな方法やこんな方法がありますが、どうですか?」と判断を自分でしてもらえるように促すことが重要だと思います。

段階によっても違う

ティーチング的対応か、コーチング的対応かは、相手の段階にも左右されます。

知識のない人に、理解と判断を必要とするコーチング的対応をしてもうまくいきません。何も知らない人に「どうしたらいいと思う?」と問うても、いいアイデアは浮かばないでしょう。浮かばないから相談しているんだという声も聞こえてきそうですね。

初心者にはまず知識を与えないといけないので、ティーチング的対応が必要です。

 

一方で、ある程度知識のある人、中級レベル以上の人からの相談には、自分で考えて結論を出してもらうためにも、コーチング的対応が向きます。

 

まとめ

人があなたに相談をしてくるとき、相手はあなたに何かを求めています。

その「なにか」を的確に読み取って、それに沿った回答ができたら、相手から尊敬されること間違いなし。

「なにか」とは、知識なのか、共感なのか、具体的な行動なのか。その3つの判断軸を持っているだけでも、的外れなアドバイスをするリスクを減らせるはずです。

 

参考文献

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