先生病という病

こんにちは。佐々木です。

人にものを教えるのって、楽しくて、テンションの上がる仕事なんですよ。
なぜなら、教えるという関係においては、教える人が上で、教わる人が下。無言のうちに上下関係ができるからです。

先生として登壇すれば、生徒たちは黙って話を聞きます。「俺は先生だ!」と権威を振りかざせば、言うことを聞かせ、思い通りに動かすことだってできます。
そのうちに、「自分はすごいんだ!」と錯覚してくるのです。

この錯覚状態を、私は「先生病」と読んでいます。

人間には誰かに認められたいという欲求があります。自分が自分でありたい、すごい自分だと思われたい。先生という仕事は、その肩書きだけで、承認欲求をみたせるのです。

先生という肩書きのおかげて得ている権威や権力を、自分のモノと錯覚してしまうのですよね。これってすごく危険なことです。

気が付いたら、周囲から嫌われている可能性があるのです。

周りの人達は、あなたを先生として慕ってくれるでしょう。
ですが、本当は「先生だから、文句があっても言えない」だけのかもしれません。

怖いのです。先生病って。気が付いたら突然孤立しているかもしれません。

一度得た教える快感は、なかなか手放せません。周囲の信頼を失っても、権力にものを言わせれば、どうにかできると信じ、傲慢な態度を取ってしまう。

自覚症状はありません。
自覚症状が出てくる頃には、症状が相当進行していることでしょう。
人にアドバイスすることも同じです。
アドバイスをするというのは、無意識にそこに上下関係を作ってしまいます。

もし相手が、あなたのことを上に見ていなければ、嫌われてしまうでしょう。
あなたの知らないところで「あいつは偉そうに。上から目線でものを言ってくる」と言われて、知らないうちに孤立してしまうのです。

先生になること。人にアドバイスやダメ出しをすること。これは承認欲求を満たすことができる、とても気分のいいことです。

だからこそ、上に立つ人は気を付けないといけません。

承認欲求を満たすための仕事は、自分のための仕事です。己の欲求を満たすために働く先生が、周囲から認められ、生徒をやる気にし、生徒に物事を教え、伸ばすことができるのでしょうか?

ベクトルは、自分に向いていてはいけません。相手の方を向いていなければなりません。

人にものを教える仕事は、難しそうに見えて、簡単で、やはり難しいのです。

私も気をつけたいところです。

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