1日5分「よい習慣」を無理なく身につける できたことノート(永谷研一)書評

こんにちは。冷房が効きすぎて寒いから、5月も末なのにホットコーヒーを嗜んでいる佐々木です。お砂糖とミルクたっぷり。

私のテーマは勉強を教えることですが、勉強を教えるだけでなく、生徒さんには自分に自信を持ってもらいたいと思って日々考えています。とにかくみんな、勉強に自信がなさすぎる。勉強ができないくらいで自信を失ってほしくないし、勉強ってやればやるほどできるようになるはずなのに。

勉強って面白い。自分って結構できるかも。やればできるじゃん!そんな気持ちになってもらうためには、いったいどうしたらいいのだろう。何か方法はないだろうか?

そう思いながら本屋さんをぶらぶらしていたら、なんだかよさそうな本を発見!

できたことノート!

たしかにできたことをどこかに書いていったら、なんだか楽しそうかも…!というわけで、本書を手に取って読んでみました。

本の要点まとめ

本書のメッセージを簡単に書くと、

・1日5分、手帳やノートに「できたこと」を書こう
・そうすると自信がつく、前向きになる、行動の習慣化ができる

という内容です。非常にシンプルで分かりやすいメッセージです。

すごいのはその内容。個人的な体験に終始せず、脳科学や心理学の見地での根拠が書かれているので、納得感がありました。以下、内容の概略を紹介します。

人間は欠けているところに目がいくもの

どうしても人は、人の欠けている部分に目がいくものです。
たとえば、テストが返されて、90点だったとしましょう。大体の人はこう言います。

「あと10点だったのにね」

と、ダメなところに注目してしまうのです。

これを続けていけば、人の悪いところ探しの達人になれるでしょう。悪いところに注目して、直そうとすることも、もちろん大事なのですが、やりすぎると、自分に自信のない人になります。すぐに自分のあらを探して、あれがダメ、これがダメだと言い出すでしょう。

実は、欠けているところに注目してしまうのは脳の働きのせいです。脳の視覚野の働きで、欠けているところに目が行き、補おうとする働きが起こります。だから、欠点に目が行くのはとても自然なこと。

仕方のないことではあるのですが、これでは、自信のある人を育てることはできません。

自分に自信をもつためにも、良いところに目を向けられるようになりたいですよね。

できたことをノートに書く

そこで、1日5分ほどで、その日できたことをノートに書くのです。

ノートに書くことで、

・自信がつく(自己肯定感アップ)

・不安がなくなり前向きになる(やる気アップ)

・行動の習慣化(行動力アップ)

このような利点があります。

人間は放っておけば悪いところや欠点ばかり見つめるもの。毎日書こうと意識することで、自分のできたことや良かったことを敏感に感じ取ることができるでしょう。

書くことはアウトプット。感情や行動を言語化することで、自分を客観視することもできます

 

できたことの探し方3つ

しかし、できたことを探すのは結構難しい…。

 

そこで、本書では「3つのめがね」をかけること、つまり3つの視点で見ることを勧めています。

1.Happyのめがね スッキリ、ワクワク、ハツラツとしたこと

2.Numberのめがね 時間、数値、習慣化 数値が上がったこと

3.Personのめがね 感謝、表情、行動など人が喜んでくれたこと

 

この3つのめがねをかけて、その日良かったこと、できたことを探してみましょう。

 

勉強には「できたこと」いっぱい!

実はこれ、私の授業でも実践しています。その授業でできたこと、学んだことを最後の5分で書いてもらっています。
やったこと、できたことが明確になるので、成長に気が付きやすいのです。1ヶ月分たまると、こんなにできるようになったんだ~!と喜び合うこともできます(^^)

特に勉強は自分との戦いの連続。できていないことと向き合い続けないといけないこともある。できないことを責めていたら、勉強なんて好きになれない。嫌いになる一方です。

でも、考えてほしいんですよ。

今やっている計算、3ヵ月前はできましたか?

その漢字、半年前には書けましたか?

受験生じゃなかった去年、そんなにたくさん勉強していましたか?

他人との比較ではなく、過去の自分と比較したら…気が付くはずです。勉強って成長と向上しかないことに。

だから、勉強で自信をつけたい人は、1日たった5分。できたことを書き出してみてください。

できたことに目を向けて、勉強を楽しみましょう!

勉強法の教科書

[無料]勉強法の教科書

中学生の勉強のやり方をまとめて、無料で配布しています。 総ページ100ページ以上のガイドブックです。

「勉強のやり方がわからない」 「やり方さえわかればできるのに」とお悩みの方はぜひご覧いただき、勉強に役立てて下さい。