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子どもの成績が下がった!そのとき親がとるべき対応とは

指摘,苦手 勉強のやる気

こんにちは。横浜・鎌倉のプロ家庭教師 佐々木(@kateikyo_megumi)です。

 

いよいよ夏休みですね。
3期制の学校の方は、成績表が返されたことと思います。お子さんの成績はどうでしたか?

子どもが悪い成績表やら悪いテストやらを持ち帰ってきたとき、あなたはどうしていますか?

落ち込んだり、怒りたくなることもあるかもしれません…。

 

子どもの成績が悪いときに、どう対応すればいいのか迷う親御さんもきっと多いと思います。

 

そんな時どうしたらいいでしょう?

 

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子どもの成績が下がったら

育児・教育ジャーナリストのおおたとしまささんの記事が
素晴らしかったので、シェアします。

■子供の成績にガッカリした時に親がとるべき態度とは?

 

要約すると、

・いきなり全否定は自信をなくすからダメ
・まずは子どもの意見、考えを聞く。その成績に満足しているのか、思ったよりも低くて落ち込んでいるのか?
・危機感が足りていないなら、指摘する
・悔しがっているなら共感する
・今後どうすればいいのか一緒に考える

このような対応が大切だと書かれていました。

 

成績に関するすれ違い

たとえば、お子さんの成績表を見たときに、英語が5で、数学が3だったとしましょう。

あなたなら何を言いますか?

第一声で、こんなことを言ってしまっていませんか?

「数学、もうすこし頑張らないとねぇ~」

親御さんとしては、どうしても「下がった科目」や「上がっていない科目」、「ほかの科目に比べて低い科目」に目が行きがちです。

たとえ英語が5だとしても、
数学が2とか3だと、そこが気になってしまうし、もったいないと思うのも無理ないですよね。

ですが、お子さんの方はというと、
「やった、英語が5だ!」と思ってウキウキわくわくよっしゃーな感じで通知表を持ってきたかもしれないわけです。

お父さんお母さんに褒めてもらえることを期待して、成績表を見せたら褒められるどころか、がっかりされてしまった。

これ、子ども側からすると結構悲しいものです。

 

この場合、誰も悪くないんです。
どうしても、できていない場所に目が行くことな仕方のないことですよね。
成績が下がっていたら、なおのこと。

成績が下がったときに一番やってはいけないこと

成績が下がったときに一番やってはいけないのは、頭ごなしに叱ることです。

 

もしかしたら、親御さんから見たらお子さんは気にしていないように見えるかもしれません。こっちがイライラしたり不安になったりしているのに、全く危機感がないようにふるまわれたら、正直イラっとしますよね。

 

ですが、子どもたちは何も考えないように見えますが、成績が下がると結構落ち込んでいます。

頭ごなしに叱れば、反抗的な子は反抗心をむき出しにしてきます。まじめな子は「自分はダメなやつだ…」と落ち込んで自信をなくします。

結果的に、勉強に対して億劫になり、最終的には自信をなくしてしまう可能性があります。

 

つまり、一つもいいことがありません…。

 

真っ先に悪い点に目が行くのも、わかります。お子さんも、下がったところを気にしているはずです。

 

勉強嫌いにさせないような対応を

いちばん重要なのは、
「こんなに頑張ったのになんで?」
「私(ぼく)ってアタマが悪いのかも…」


「自分なんて、何をやったってダメだ」

と、自信をなくしてしまわないよう、ケアすることです。

学習性無力感ですね。

学習性無力感についてはコチラをご覧ください。

勉強嫌いになる理由とは?

 

成績が良くなかったら、親御さんもショックですよね。

でも、それがきっかけで勉強が大っ嫌いになってしまったら、
直すのは大変です。

お子さんが勉強嫌いにならないよう、お子さんの気持ちを聞いてあげてくださいね。

 

まず最初に質問

そこで、このすれ違いを避けるために、成績表をじっくり見る前にこの質問をすることをおすすめします。

 

「これを見てどう思った?」

 

この質問をするメリットは複数あります。

①すれ違いを避ける

成績に対して、お子さんと親御さんでは見方に違いがあるかもしれません。さきにどう思っているかを確認することで、認識のずれを避けることができるでしょう。

②ポイントがわかる

これを聞くと、「英語が上がった!」とか「数学が下がった(´;ω;`)」とか、本人が最も気にかけているポイントがわかります。

「英語が上がった!」と真っ先に言う子はその成績をポジティブにみているので、そこを褒めてほしい可能性が高いですね。

「数学が下がった」と言う子は数学の成績を気にしているでしょうから、そこを責めすぎない方がいいでしょう。

③子どもに気付かせる

成績表をもらって、ちゃんと見もしないでカバンに入れている子が一定数存在します。

見たとしても、「ふーん」で終わっている子もいます。

質問を投げかけることで、成績について考えるきっかけを作ることができます。成績表をきちんと見ていない子でも、とりあえず成績表を見直し、真剣に考えるはず。

真剣に考えれば、この数か月でどれだけ勉強したか、自分の取り組みを振り返ることにつながります。

 

これから伸びる子の特徴

もしお子さんが勉強に対してやる気がなく、成績表を見て奮起してもらいたいと思うなら、成績についてどう思っているかを聞き、本人が認識できるようにしてあげることが大切です。

とくに、今は振るわなくても、これから伸びる子にはある特徴があります。

成績にたいして「悔しい」と言う子です。

自分から勉強をする子は、たとえ99点であろうと悔しがります。あと1点取りたかったと。

勉強に対して関心のない子は、20点でも悔しがりません。

もし、成績表に対してどう思っているのか聞いて「悔しい」という言葉が一つでも出てきたら、見逃してはいけません。

悔しいのは、現状に満足していない証拠。向上心の表れです。つまり、このタイミングで何か策を取ればさらに伸びる可能性があります。

この言葉が出たときには、勉強のやり方、環境を見直すなど、積極的な対策をとってみてください。

 

比べるのは過去

「ほかの家の子はオール5で…」「妹はいい成績だったのに…」

きょうだいやほかの子の状況が気になるその気持ち、わかります。

でも、それを言いたくなる気持ちをぐーっとこらえて…

比べる対象は、他の子や自身の子ども時代ではありません。その子の過去の成績です。以前と比べてよくなっている点はありますか?

平均点や目標より低かったとしても、以前より進歩している点があるならそこは喜んでいいと思うのです。

できていなかったことがあるなら、理由と対策を一緒に考えてみる。

そんな問いかけや取り組みが、子どもの勉強の興味を伸ばします。

前回の成績表を見て、変わった点はどこでしょうか?

成績表は、勉強について振り返り、考え直すいい機会です。ぜひ一緒に考えてみてください。

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